House > Journal > Archives > 2010年 > 9月

Journal -坂口恭平の毎日-

2010年9月30日(木)

午前中、アオが咳き込んでいるので、病院へ連れて行き、昼飯を食べて外出。午後2時に浅草駅へ。太田出版の梅山くんとテレビ局の河井さん他2名と待ち合わせ。喫茶店で打ち合わせをする。都市型狩猟採集民をテレビで捉える場合、誤解を与えてしまう可能性も高いので、とにかく綿密に構成を確認させてもらいながら。その後、鈴木さんの家へ。明日、朝一から鈴木さんを撮影させてもらうことに。僕が出した本に共鳴をしてくれている鈴木さんが、取材に協力してくれているわけで、これはちゃんとやらねばいけない。その後、多摩川、六郷土手駅へ。大ちゃんに撮影依頼。大ちゃん、今日の稼ぎが19万円になったといってはしゃいでいた。どこのエリートサラリーマンだよ。一堂ビビる。その後、多摩川周辺を歩きながら、撮影プランを考える。一応方向性が決まり、ロケハン終了。この企画が実現すれば、またまたちょっと有り得ない展開が待ち受けているので、楽しみといったら楽しみだが、同時に不安はなくならない。その後、家に帰って来る。神奈川大学の曽我部さんから電話。7日の建築学科での講義について。久々の大学なので、楽しみ。来年開催される、奈良のフォーラムのポスターを確認。このフォーラムも楽しみである。先日の茂木さんとの対談のときも話題に上がった建築家の隈研吾さんが「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」の書評を共同通信で書いてくれた。26日に全国8紙に掲載されてたとのこと。これが、とても素晴らしく、感動する。建築家が僕の本について書くのは、かなり危険なことでもあるはずだが、隈さんは冷静に、かつ僕と同じ問題意識を持っているということまで表明してくれた。茂木さんとの対談で失望してしまったが、この書評には救われた。自分の道を信じてもっともっとやらなくてはいけないと改めて思った。ちゃんと本で書いたことは伝わっている。まあ、しかし、今、とんでもないところに足を踏み入れようとしているのだろう。冷静に、粘り強くやっていこうと気を引き締める。

2010年9月29日(水)

午前中、家で仕事。翼の王国のレイアウトが送られて来る。もう少し修正したいとの依頼。幻冬舎の竹村さんからメール。製作中の映画「多摩川文明」を上映したときの感想、そして、それを元に多摩川文明の書籍を作ろうとの依頼。竹村さんには、多摩川のロビンソンクルーソーについて原稿用紙300枚書いて送っているのだが、今現在、方向性が定まらずストップしている。多摩川文明を撮ったことをきっかけにそのつっかえが取れるかもしれない。こうやって、時間を置いて、寝かしておくというのはいつも不思議な作用を起こす。年末までには書き上げませんか、とのこと。できるかわかりませんが、前向きに検討する。その後、外出。エクセシオールにて原稿。少し書いて、吉祥寺へ。すばる「モバイルハウスのつくりかた」第4回目の構想をしながら、駐車場周辺をロケハンする。場所は見つかったのだが、それがすぐ許可されるとは思えない。なので、まずは家を先に作ってしまおうと考えているのだが、それではその家はどこで作る?などと、毎回毎回この連載は頭が痛い。しかし、こういう時こそ肝心で、切羽詰まっている時ほどいいものを作らないといけない。とにかく、スゴい家を作らないと。自分の作品として、これからもずっと残せるような家を作ることに集中しようと決める。来月の20日が原稿の締め切りだけど、その前に、余裕を持ってやっておいたほうがいい。などと考えながら。夜、家に帰って来る。家で、筑摩書房「異色住」の原稿。先日取材した車上生活者について。とりあえず10枚書いてみた。さらに議実もうちょっと取材してもう10枚書こう。こちらの単行本も少しずつ進める気になってきた。

2010年9月28日(火)

午前中、散歩し、外出。広尾駅へ。都立中央図書館。今日は土地所有についての書籍のための資料集め。菅直人氏の「国会論争・土地政策」という本を読み始める。彼は台湾の土地政策に関心を抱き、その話を中心にして土地政策を提言している。土地基本法の成立に深く関わっている。元々、政治家になる前の市民活動を始めた時から彼のテーマは土地であった。自分が家を買う時に感じた矛盾が発端だったらしい。ますます、話をしたくなってくる。これはちゃんと本と、自分が考えていることを手紙にでも書いて送ったほうがいいかもしれない。僕としてはDOMMUNEに呼びたいという妄想がよぎる。それと同時に、国有地の面積や、空き家の数なんかも調べる。日本全国に5759万戸、家があるのだが、そのうち756万戸は空き家なのである。しかも、過去最高の数なんだという。つまり、過去最高に家は余っているのだ。この日本に。東京だけでも、70万戸あるそうだ。エンゲルスが「住宅問題」で言ったことそのまんまである。これはどうにかならんもんか。その後、渡辺洋三「地価はなぜ暴騰するのか」岩波ブックレット。これがまだドストライクでびっくり。彼が言っていることに、僕が考えていることは近いかもしれない。もう亡くなられていて、話すことはできない。日本民法が、紀元前に作られたローマ法をそのまま踏襲しており、土地所有権中心の法体系を固めたために、土地を利用する人たちの権利は始めから弱いということを訴えている。そして、土地所有権から土地利用権へと変わらなくてはいけない。土地利用を個人の自由に任せるのではなく、土地利用の社会化をすすめなくてはいけないと法学者として説いている。住宅政策を担っているのが、建設省であるのはおかしいという指摘には同意する。住宅というのが、ただ建てるという視点からしか見られていないのだ。定住権というものに対する考え方など、色々得るもの多かった。その後、ヨーロッパの土地所有の歴史を一通り調べる。やはり面白い。しかし、この面白さを僕がどう伝えていけばいいのかは、結構難しい。アオの調子が悪くなったと連絡があり、早めに切り上げ、家に帰って来る。先日のトークショーを聞いてくれた人からの感想などが届く。感謝です。自由大学の0円ハウス学で、出世払い制度を導入しているのだが、その応募者があったらしく、応募原稿を読む。こちらも、かなりいいペースで人が集まっているとのこと。楽しみである。

2010年9月27日(月)

朝、帰って来る。昼過ぎまで寝る。昨日ハードな一日だったので、今日は家でゆっくり過ごす。読書。しかし、気持ちは落ち着かない。

2010年9月26日(日)

朝、朝日新聞の日曜版書評を読む。ゼロから始める都市型狩猟採集生活について書いてくれていたが、その内容が、ちょっと皮肉的なものであり、しかも、既存のシステムの中にいる方が楽であるというような趣旨のもので、読んでいてかなり微妙だった。もちろんそういう意見もあることはよく分かるのだが、それが新聞というメディアから出てしまうということに考えさせられる。当然、逆にチャンスであるとも言えるのだが。しかし、その批評が無記名で書かれていることだけがまずい。これでは書いた人間には責任が全くないので、書いた意味がなくなってしまっている。というわけで朝から何やら騒がしい。その後、お昼過ぎに外出。清澄白河へ。駅近くにあるアートスペース「SNAC」へ。太田出版の北尾さん、梅山くんと、今日のゲストである批評家の杉田俊介さんと四人で近所の喫茶店で打ち合わせ。杉田さんからその時点でかなり興味深い話が飛び出る。午後3時からトークショーを開始。障害者介護の仕事をしながら執筆している杉田さんは70年代に起きた障害者たちによる、障害を積極的に肯定した障害者文明と呼ぶ考え方について話してくれた。デカルトについての話も僕の仕事を見直すよいきっかけに。など、様々な興味深い話が飛び出て、かなり充実したトークショーであった。その後、多摩川文明の上映会。終了後、また少し話して、トークショーは終了。杉田さんとはもっと話していきたい。その後、みんなで渋谷へ移動。桑原茂一さんが主宰しているディクショナリーが運営している学校、ディクショナリー倶楽部というスペースへ。脳科学者の茂木健一郎さんとのトークショーのため。茂木さん、僕の前に担当編集者と新刊について話しているのだが、その時点でかなり酔っぱらっており、二階の控え室で聞きながら、ちゃんとトークショーが成立するのだろうかとかなり不安になる。前のトークが終了後も、茂木さん完全に酔っぱらっているため打ち合わせをしたかったのだがそれも出来ずに、午後7時半トークショースタート。今回、僕の本を桑原茂一さんが読んでくれ、興味を持ったとのことでトークショーに参加したのだが、ホストの茂木健一郎さんは明らかに本を読んでおらず、なかなか噛み合わない。久々に体験する展開。オマエと言われながらのトークは正直堪え難かった。ほとんど建設的な議論は出来なかった。杉田さんとのトークとは対照的な結果に。今度またぜひ僕の本を読んでもらって、話をしたいと思う。茂木さんには質問にちゃんと答えてほしかった。そして、既存のシステムに疑問を感じていないことも衝撃だった。茂木さんが掲げてあったテーマが「脱藩するとは何か」ということだったので、なおさらであった。まあ、しかし、僕としてはやはり自分が疑問を感じている建築や土地についての問題についてはゼロから考えていかなくてはいけないと再び強く思った。その後、北尾さんと本田さんとライターの村井くんと四人で居酒屋をはしごして、朝まで飲む。

2010年9月25日(土)

昼まで寝てた。焼うどんを食べて、外出。再び埼玉へ。大宮駅。そこからバスで芝川という川へ。ここに車上生活者がいるらしいとの情報を受けたので、歩いてみる。なんだかのどかな風景。しかし、どこにも見当たらない。もうちょっと歩く。すると、ありえないことに、目の前に鶏が20羽以上、河川敷を歩いている。訳も分からず、そこへ向かっていくと、今度は野犬が吠え始め、陰鬱な雰囲気に。しかし、歩みを止めずに進むと、親父が出てきてこんにちは。鶏の話から少しずつ、懐にもぐり込んでいく。しかも、烏骨鶏だった。26羽いるという、しかも、今日3羽、タイ人に売れたという。しかも、ここで絞めたという。なんじゃここは。しかも、噂通り、車に住んでいる。廃車であった。その後、重鎮が登場し、取材をさえてもらうことに。彼は12年、この車の中で暮らしていた。こちらは筑摩書房で「異色住」という本にする予定の取材。もう一度、足を運ぼう。夜、帰宅。真とはんなちゃんが来訪。カレーの夕食会。二人が注文している、フーの結婚指輪はまだ届かず。色々話して、帰っていった。夜、TBSラジオで宇多丸さんが「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」のことを紹介してくれたらしい。ありがたい。しかも、明日の朝日新聞の朝刊に書評が掲載されるとの情報がホームページにアップされている。こちらもありがたい。そして、明日は杉田俊介さん、茂木健一郎さん、ダブルヘッダートークショー。なんだか、第2波が襲ってきているような予感。明日も頑張ろう。午後7時からはUSTREAMで茂木さんとのトークショーが放送されます。遠方の方はこちらで。

2010年9月24日(金)

午前10時に帰宅。その後、30分ほどだけ寝て、外出。フーアオ、フー母と四人で三鷹へ。フー姉と待ち合わせして、車に乗って、和食屋へ。親戚8人で95歳のおばあちゃんの敬老の日的会合に参加。ここでもカツ丼を食べる。その後、吉祥寺へ。バサラブックスへ行き、セキネと会って、話す。セキネが今、僕のトークショー&上映会のようなものを企画してくれているのだが、その話も。是非、実現させてください。とにかく眠い。その後、蒲田へ行き、マンボーで一時間熟睡し、駅前でフリー編集者の中矢くんと岡澤さんと待ち合わせ。雑誌サイゾーの仕事。東京工科大学へ行き、準教授、美術評論家である暮沢剛己さんと対談。お題は村上隆氏について。一時間半ほど話す。何の話をすればいいのか、少し戸惑ったのだが、まあなんとか終了。その後、皆で蒲田と言えば、羽根つき餃子ということで、中華料理屋にて、打ち上げ。その後、中矢くんと帰って来る。このままSLACKのニューアルバム発売記念ライブに行くというので、こちら涎が出るも、もう眠くて限界だったので、帰って来る。母校、熊本高校の卒業生たちの東京江原会から会報誌でのインタビューの依頼。僕は全く参加していないので気が引けるも、快諾。しかし、ありがたいことである。みかんぐみ、神奈川大学教授の曽我部昌史さんから連絡。10月に、神奈川大学にて講義をしてくれとの依頼。いつも、曽我部さんには色々と声をかけてもらって、お世話になっている。こちらも快諾。テレビ制作会社から、番組の構成が送られてくる。撮影を受けることにした。

2010年9月23日(木)

朝起きて、原稿を書き、外出。午前11時に原宿へ。twiggyでくみちゃんに髪を切ってもらう。その後、電車で川口駅へ。駅前の喫茶店にて原稿。すばる「モバイルハウスのつくりかた」ゲラ直し、追加分。無事終了し、送信。ぎりぎり間に合う。そして、駅前にある中央図書館へ。その上のメディアセブンへ。今日は、ここでトークショー。久々のソロ。深澤さんと会う。あと、数年前にみかんぐみの曽我部さんの依頼で、東京芸術大学先端学科で講義をしたとき学生だった人もスタッフとして働いていた。しかし、あれから大分時間が経ったなあ。親戚のようなフーの幼なじみのあっちゃんと旦那さんとお母さんまで来てくれて、午後4時にトークショースタート。おそらくほとんど僕のことを知らない人だったので、始めは堅くなったが、徐々に、場が和み、質問などもかなり飛んで、とても有意義な時間になった。40名弱ほどのお客さん。トーク終了後も、色々と質問やら話をする。民主党のサポーターのおじさんまでいて興味深かった。その後、スタッフとみんなで居酒屋で打ち上げ。午後7時半ごろ僕だけ抜けて、六本木へ。小学館の「路上力」担当の豆さんと待ち合わせ。地鶏屋で書籍化へ向けての打ち合わせ。路上力も連載14回、ウェブ上のカリスマホームレスに訊けも全15回が終わったので、そろそろなのである。その後、豆さんお得意の六本木ツアーに連れていってもらう。終電3分乗り遅れてしまい、再び豆さん呼び出して朝まで付き合ってもらう。六本木黒人コミュニティへ。いやいやこれは面白い。路上力の後は、このアフリカンビレッジの取材をしたいねと二人で企画を練る。15年ぐらい、六本木の路上で店案内をしているバングデッシュ人ジョーに会う。またこの親父が面白くて、取材した。サッカー選手のブラジル人と踊りに行くと、そこはナイジェリアパブで、ナイジェリア人の男たちが踊りまくっている。ナイロビを思い出す。久々にスワヒリ語をボツワナの人と喋る。その後、すしざんまいへ。ロジア人と。一体ここはどこだ。朝帰る。

2010年9月22日(水)

朝起きて、原稿。翼の王国11月号「フランク・ロイド・ライトがかけた魔法」のリード文、キャプションなど。今回は16ページ。インドの時とは打って変わって、シャープな紙面になった。しかし、建築の旅取材は楽しいもんである。次回は、メキシコの変人建築家でも提案してみよかなと考えている。シリーズ化を勝手にイメージしている。無事完成し、送信。その後、週刊朝日の原稿。エッセイ「忘れられない一冊」900字。高校時代に読んで狂ってしまった話を。こちらも終わり、送信。そして、外出。末広町へ。3331という中学校を改装したアートスペースへ。islandの伊藤さんと待ち合わせして、新しくislandが始めるスペースを見せてもらいながら、来年企画しようとしている個展について打ち合わせ。今、取り組んでいるモバイルハウス計画の顛末を作品化できないかとの依頼。それが作品として成立するものなのか、色々と考えなくてはいけないことはあるが、インスピレーションは湧いた。その後、26日にSNACで対談をする予定の杉田俊介さんの著作を読んで予習。色々と話してみたいことがある。26日は、まず清澄白河のSNACで杉田俊介さんと対談の後、午後7時からは渋谷で茂木健一郎さんと対談がある。SNACのトークショーに来てくれた方は、その後の茂木さんとのトークショーを500円で見られるという特典付きらしいので、お時間のある方はぜひどちらも来て下さい。この日は、大変そうだが、がんばります。その後、家でクラブキングから依頼されている原稿600字を書き、すばる「モバイルハウス」のゲラ直し。溜まっている仕事を終わらせる。一応落ち着いた。明日は川口市メディアセブンでのトークショーに出ます。面白い場所なので、東京の人も是非。

2010年9月21日(火)

朝から外出。映画を観る。その後、カリスマホームレスの原稿をチェックし、コヨーテ0泊3日の原稿のゲラ直し。筑摩書房井口さんより、車上生活者の情報。早く取材をしなくては。月末やろう。翼の王国のレイアウトが出来たようで、送られて来る。良い感じである。今度、話をする暮沢剛己さんの著作を読む。で、村上隆氏の芸術実践論の録画を観る。これかなり面白い。ジブリに関する話も興味深かった。それと呼応するように、今の自分の仕事の、勢いはあるのだがまだどこに向かうか見えていない状態について、考えるところあり。面白くなってきていることは確かだが、まだ分裂している。しかし、それでも日々精進するしかない。とか、言っていたら目の前の仕事の締め切りが迫っており、やらねば。

2010年9月20日(月)

立体読書をどうにか進めていきたいと思っているので、小説の探索。これも面白い企画ではあるのだが、なにせ絵を描くのが大変で、なかなか集中力が続かない。というか、最近、以前とまた執筆と美術の比重が変わってきているので、さらにやりにくい。でも、ちょっと集中して、一気に書きたいものだと考えている。スペクテイター最新号では稲垣足穂の「天体嗜好症」を描いた。上智大学教授のアンジェラとのプロジェクトの期日も迫ってきている。11月下旬までに描き上げるということになっているのだが、それを起爆剤にして久々に絵を描いてみよう。題材にする作品は、夏目漱石「永日小品」、梶井基次郎「ある心の風景」、川端康成「人間の足音」、芥川龍之介「悠々荘」、横光利一「街の底」、堀辰雄「水族館」、谷崎潤一郎「金色の死」、江戸川乱歩「目羅博士の不思議な犯罪」である。まずは20作品作ることを目指してやってみようと思っている。

2010年9月19日(日)

午前中、原稿。その後、ゲゼルの自然的経済秩序を読んでいた。夜、亮太とゆうちゃんが来訪。駅前のニチニチで五人で夕食を食べる。ここはなんてことのないメニューなんだが、どれも気持ちよく美味い。上海焼きそば美味。亮太と久しぶりに話す。

2010年9月18日(土)

三連休で東名が渋滞していたので、遅れて午前10時に新宿駅に大分からのバスが到着。帰らずに、そのままお茶の水へ。順天堂病院へ。アオの定期検診。超音波。いつもスーツス姿の山高先生に話を聞く。どうやら何も悪いものは見つからず、問題無し、手術の必要なしとのこと。一安心。万世で昼飯を食べて、帰宅。コヨーテ0泊3日の原稿。別府温泉入り損ねの食べ歩きマップのようなものを。終わらせ、送信。先日、ゴリさんから依頼された俳句の直しも伝える。

2010年9月17日(金)

午前10時、福岡県の小倉駅にバスが到着、そのまま特急電車で大分県の別府へ。0泊3日の取材。その前に、集英社すばるの連載「モバイルハウスのつくりかた」第3回の締め切りが今日なのだが、全くできていないので、別府駅近くのホテルの喫茶店で原稿執筆。鈴木さんへの取材はうまくいっていたので、なんなく4000字終了。送信する。二時間使っちゃった。ということで全く時間が無いので、とにかくうろうろして、食べ歩く。温泉入っている暇が無い。あー。BEPPU PROJECTというアートスペースを運営している山出さんに電話して、色々と情報をもらう。スタッフの宮川さんと一緒に歩く。四次元ガーデンのスゴいおっちゃんとも会う。そんなことしてたら、もう小倉へ行く時間に。急いで駅に戻り、小倉へ。夜7時のバスに乗って一路東京へ。中矢くんからメール。村上隆氏について美術評論家の方と対談の依頼。謎の仕事だが、中矢くんの依頼なので受けた。アンジェラから動物の写真が送られてくる。太田出版からジブリ情報。狭いバスの中で爆睡。はー、僕にはビジネスクラスなんて必要ないのである。

2010年9月16日(木)

朝4時に起床して、翼の王国「フランク・ロイド・ライト、シカゴの旅」の原稿。4000字。今日の午前中締め切り。やばいと思ったが、無事に終了。午前中に送信。卓ちゃんから連絡。概ねオッケーとのこと。よかった。午後外出。浅草駅にて、テレビ制作会社の河井さんともう一人のディレクターの方と待ち合わせ。太田出版の梅山くんも。10月に放送される予定の特番のためのロケハン。まだ放送が決定しているわけではないのだが、とりあえず紹介することに。鈴木さんの家へ行き、その後電車に乗って多摩川へ行き、大ちゃんとゴリさんに会う。ゴリさん、この前教えてくれた俳句の最後の締めが気に入らなかったらしく、書き直してくれと、訂正分を教えてくれた。いやいやこの男、徹底している。テレビ局のスタッフの方々、完全に都市型狩猟採集民たちの生き生きとした生活ぶりに押されていて、むしろ引いてしまっていた。大丈夫かしら?現実はもうここまで迫ってきているのである。なんとかその生活を画像で伝えたいと思うのだが、テレビがそれが許されるかどうか。まあ試してみたい。しかし、それがDOMMUNEでは直で、しかも生々しく、CMもスポンサーからの文句もなく、放送できるわけで、むしろ今はテレビの方がマイノリティーなんだなーと思った。しかし、どんな媒体にも突進していくことを僕は決めているので、何でもやってみようと思っている。その後、梅山くんとああでもない、こうでもないと話し合った後、夕食を一人で新宿にて食べて、夜9時、夜行バスに乗って、大分県へ。コヨーテ0泊3日の旅、第22回目。着実に歴史を歩んでいるこの連載であるが、なかなかリアクションがない笑この企画。今回も長旅13時間。海外旅行よりもハードである。

2010年9月15日(水)

朝から、原稿。翼の王国「ライトの旅、シカゴ篇」4000字。良く知られているにもかかわらず、巨匠と言われているにもかかわらず、いまだに相変わらず摩訶不思議で謎の建築家であるライトをどう書くかに悩む。家、エクセシオール、書簡集と場所を色々と変えて、原稿に取り組むも、今日はどうもうまくいかないようだ。家に帰ってきて、アオと遊ぶことにした。筑摩書房の井口さんより、地下の配水管に住んでいる人がいるかもしれないとの情報が入る。こちらの新しい書き下ろし単行本「異色住」もちゃんとやらねばー。しかし、なかなか進まない。まあ、ちゃんと時期が来たら、がっとやるはず、これまでもそうだったから、あんまり心配はしていないのだが、井口さんからは「急げー」コールが鳴り響いている。はい、やります。自由大学の0円ハウス学のほうも、少しずつ受講者が集まってきているらしい。嬉しいこと。定員50名なので満席目指して宣伝していくことに。コヨーテの佐々木さんより、明日からの0泊3日、大分行きのチケットが送られてくる。しかし、その前に仕上げなくてはいけない、翼の王国と集英社すばるの4000字コンビがまだまだ一文字も書けとらん。やばい。ちょっと焦っている。しかし、眠い。ということで、早めに眠って、明日朝早く起きて書くことに賭けて眠る。

2010年9月14日(火)

朝から原稿。どうも進まん。昼過ぎに外出。新宿駅へ。スカラ座にてフリー編集者の深澤さんと待ち合わせ。9月23日に川口市の図書館メディアセブンにて開催される僕久しぶりのソロ講演「都市の幸で暮らす」についての打ち合わせ。何を話すかの打ち合わせのはずが、結局、二人で色々と雑談ばかりしていた。深澤さんは中沢新一さんが2005年に出された「アースダイバー」の中で印象的だった、不思議な東京の別レイヤーの地図を描いた人で、その時から0円ハウスのことを知ってくれており、なんだか話は中沢さんのことやら、僕の仕事の無秩序ぶりやら、色んな方向へと脱線し続けた。でも楽しかったので、きっといいトークショーになるだろうと別れた。NTT西日本のウェブサイトから0円ハウスのウェブサイトについての情報を掲載したいとの依頼。快諾する。先日お会いしたヨーロッパ企画主宰の上田誠さんからの紹介とのこと。感謝。上田さんは四次元ガーデンのことに興味を持ってくれていて、そのへんについて話したけどとても楽しかった。

2010年9月13日(月)

朝から翼の王国用のスケッチを卓ちゃんへ送信。後は原稿。3500字を明後日まで。フーアオと外出。駅近くのケーキ屋で珈琲飲んで、僕だけ浅草へ。集英社すばるの飛鳥さんと待ち合わせ。芋焼酎を買って、鈴木さんのところへ。連載「モバイルハウスのつくりかた」第3回の取材。場所を見つけた次は、設計に取り掛かる。以前、モバイルハウスを五軒も作ったことがあるという鈴木さんに経験談を聞きながら、どのような設計にしたらの教えを乞う。二階建てにしたい。テラスが欲しいなどという有り得ない要望に鈴木さんがニヤリ。みっちゃんも合わせて、四人で鈴木邸にて汗だくだく状態で、宴。基本設計がまとまる。もしも全部買うなら五万はいるな、とのこと。しかし、五万円で家ができちゃうのである。やはりこの連載は絶対成功させなくてはいけないと気合いが入る。菅直人の話もする。菅さんは、以前「国会論争土地政策」という著書を出している。1980年代のライフワークとして土地問題に取り組んでいたのだ。その中で土地の公共性を訴えているらしい。台湾の土地政策にも触れている。台湾といえば孫文。孫文といえば、ヘンリージョージに影響を受けた人。菅直人ーヘンリージョージー土地公有制。これはぜひとも一度会って話してみたいものだ。もし代表選に落ちたらぜひDOMMUNEになどと妄想を描く。その後、銀座へ。筑摩書房の井口さんとギャラリー58で開催されている「前衛★R70展」へ。70歳以上限定の芸術家による展覧会。赤瀬川原平氏、秋山祐徳太子氏、吉野辰海氏、中村宏氏、田中信太郎氏、池田龍雄氏の6人展。ネオダダに高校時代心酔していた僕には涎もの。先日秋山さんに取材させてもらったので挨拶をする。二年前にジュンク堂でトークショーをさせてもらった赤瀬川さんにも久しぶりに会う。近況を話す。また機会があれば、ぜひトークショーをしましょうと伝える。その後、恵比寿へ行き、磯部涼と二人で居酒屋で飲んで、その後、何人か合流してきて、DOMMUNEへ。DJ KEIHINを初めて聴く。とんでもなく繊細で緻密。圧倒される。いやいやまだまだ色んなタイプの音楽家がいるもんだ。またテキーラ飲み過ぎて酔っぱらう。

2010年9月12日(日)

家で作業。翼の王国「シカゴ、ライト建築の旅篇」のスケッチ10枚。色鉛筆やらペン画やら色々織り交ぜて。アオが部屋に入って来ようとするので、ドアを椅子と机で抑えながら描く。夕方までかかって完成。フー母来訪。手には熊本の巨峰が。家族三人で涎を垂らす。夜ハンバーグを食べる。クラブキングの桑原茂一さんが「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」についてかなり熱く書いてくれている。広がっているなあ。嬉しい。しかも、トークにも呼んでくれた。9月26日の午後7時から。渋谷にあるディクショナリー倶楽部というクラブキングが作ったスペースにて開催される予定。しかも、対談相手は茂木健一郎氏。とても楽しみだが、一体どんな話になるのやら。しかも、その日は午後3時から批評家の杉田俊介さんと清澄白河のSNACにてトークショーもある。ダブルヘッダーはかなりきついが、やるしかない。話すの好きだからいいけど。islandの伊藤さんから個展をやらないかとのお誘い。またドローイングにも力を入れていきたいなと思っていたところなのでこちらも興味津々。近々会場を見に行くことに。ハローワークスゲラチェック。カリスマホームレスゲラチェック。送信。

2010年9月11日(土)

朝から、絵を描こうとしたのだが、最近あんまり描いてなかったのでまったくドローイングモードにならず。明日やることに。ヘンリージョージ読んだり、アオと散歩行ったりとぼうっとして過ごす。熊本の実家から葡萄が4房届く。これが無農薬で育てられた絶品。まずピオーネを食べて、フーアオと三人で衝撃を受ける。アオが「ブドウ」と連呼している。しかも、アオが感謝の意を伝えたいというので実家へ電話。それぐらい美味かった。夕方アオと散歩に行ったが、そこでもブドウと言い続けていて、いやいやこんなところにはブドウは無いよと言うのだが、やたら探しまくっている。すると、ありえないことにある民家の塀にブドウらしき蔓が伸びている。二人で近づくと、小さなブドウがなっているではありませんか。民家のチャイムを押して、出てきたおばあちゃんに。アオが「ブドウ下さい」と一言。おばあちゃん、優しい人でその場でハサミで切り取ってくれた。我が娘、もしや都市型狩猟採集民?などと勘ぐりながら、一日ブドウの話ばかりしていた。ということで、仕事は全くせず。

2010年9月10日(金)

午前中、翼の王国シカゴ旅行のスケッチ。その後、アオと散歩に出る。昼前に外出。新宿へ。中村屋地下の喫茶店で太田出版の梅山くんと会う。12時半にテレビディレクターの河井さんと待ち合わせ。特番への出演依頼を受ける。どういう構成になるのかを確認した上で決定することにした。しかし、今回の本で書いてきたことはとにかく広く伝えていきたいと思っているので、ぜひ実現できるようにしたい。その後、カレーオムレツを食べて、そのまま午後1時半からマガジンハウス、クロワッサンの著者インタビュー。編集の岩下さんとカメラマンの清水さん。本についてとにかく話す。かなり興味を持っていただいたようで、とても嬉しい。僕の本は意外にも女性が反応してくれることが多いので、ぜひクロワッサンでも何かができればいいなと話す。その後、新宿駅周辺で撮影。その後、一人で映画館へ。インセプションを観る。この映画もレイヤー構造の話だと思ったが、そういう空間的な描写は意外と少なかった。太田出版の北尾さんから電話があり、またまた面白くなりそうな相手から対談の依頼が入ったとのこと。快諾する。今月下旬に開催される予定。詳細は分かり次第お伝えします。自由大学の0円ハウス学の応募がスタートした。僕の講義、都市型狩猟採集民による実践講座、そして実際に隅田川、多摩川ツアーまでくっついて、さらに「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」の本が一冊付いてくる盛りだくさんの内容になっている。二日間通しで行われる。興味をもたれた方はぜひ。学生の人たちも来て欲しいなと思っている。出世払い制度という特別措置まで作ってもらった。面白い試みになると思う。電話がかかってきて、お世話になった方が亡くなられたとの訃報。今年の花見で会ったのが最後になった。その後もたくさん会う機会はあったはずなのにと後悔しても遅い。飲みに行く予定だったが、まっすぐ家に帰ってくる。なんだか今日は色んなことがあった。

2010年9月9日(木)

午前中、コヨーテ「ハローワークス」第15回のスケッチ。10点ほど描いて昼過ぎに佐々木さんへ送信。これにて終了。次は0泊3日の夜行バス取材旅行。今回は九州にでも行こうかな。その旨を伝える。昼飯を食べて、アオと散歩。アオが犬と遊びたいというので、街をただ歩き回りながら、犬を散歩させている人を探しまわるという完全に暇人二人の徘徊。おかげで、犬10頭ぐらいと戯れることに成功。満足して帰って来る。その後、翼の王国のスケッチに取り掛かる。こちらは原稿の締め切りも迫っている。集英社すばるの連載3回目についての構想を練る。この連載、結構体力が要ります。展覧会をしないかとの誘いが入る。なんか最近、全く美術方面で動いていないのでやってみようかなと思い始める。カリスマホームレスに訊けのゲラが返って来る。トロントの白夜祭委員会から連絡。春秋社の篠田さんと久しぶりに電話で話す。そこで沖縄の久高島がいまだに土地共有制をとっていることを教えてもらう。これは何かのヒントになりそうだ。

2010年9月8日(水)

午前中はスケッチ。その後、外出。午後12時に原宿駅へ。カフェにてV6のイノッチこと井ノ原さんと待ち合わせ。と、こう書いてもどう考えても冗談にしか思えないが、事実です笑。井ノ原さんから僕の本を読んでくれ、興味を持ったとのメールが入り、建築や庭などについて語り合いたいということで、今回の会合が実現。麦酒飲みながら、二人でとにかく話しまくった。イノッチ好奇心旺盛すぎです。で、活発だし。大体、本読んで会って話したいなんて言ってくる人、なかなかいませんから。予想以上に、創造的な会話が展開されていって、楽しかった。0円ハウスの話、空間についての話。マルセルデュシャンの話まで、縦横無尽に語り合ったのでした。しかも、気付くと五時前。約五時間弱も夢中で話していたことになる。ナチュラルハイのまま、また会って、話し尽くしましょうと約束し、別れる。こんなこと起こるもんです。なんか嬉しくなった。家に帰ってきて、ハローワークスのスケッチをする。

2010年9月7日(火)

午前中外出。エクセシオールカフェへ。コヨーテ連載のハローワークス第15回の原稿。俳人、ゴリさんについて。あまりにも取材が面白すぎて、何の躊躇も無く、自動筆記のように12枚書き終わる。10月に自由大学でやろうとしている0円ハウス学の詳細が決まりつつある。二日間通しの講座にして、都市型狩猟採集民たちに教えを乞う。しかも、受講料は出世払い制度を導入しようと黒崎さんと話し合った。なにやら面白くなってきそうである。詳細は近日中にアップします。原稿が終わってから、フーアオが駅まで来たので、みなで散歩。一橋大学構内で寝転がる。ロージナ茶房でケーキセットを食べる。 買物して帰宅。夜はヘンリージョージの第7章を読む。

2010年9月6日(月)

午前中外出。多摩川の畔まで。多摩川文明に住んでいるゴリさんの取材。コヨーテ「ハローワークス」連載第15回。いやいやこの連載も歴史を刻んできた。今回はゴリさん。この人、見かけは原始人そのものなのだが、なんと俳人なのである。俳号まであり、素晴らしい俳句を日々詠んで暮らしている。その詳細を取材。今日はゴリさん酔っぱらっていなくて、色々と衝撃的な発言。ぜひ次号のコヨーテをお楽しみに。夜、ハートロッカーのDVDを観る。その後、DOMMUNE「都市型狩猟採集生活」第3話VS養老孟司さんの回の再放送を観る。収録を初めて見たが、今回は自分でもかなり面白かったと思った。こんなのが、深夜放送であったら毎日楽しいのになあと思った。夜2時就寝。9月23日に川口市のメディアセブンというところで一人でトークショーをすることになった。詳細をトップページに掲載。企画している深澤さんは中沢新一さんとのDOMMUNEの時にもお世話になった中沢研究室の卒業生。面白い話ができたらと思う。さらに、26日には清澄白河に最近できたアートスペースSNACにて批評家の杉田俊介さんとのトークショーを開催する予定。こちらも詳細はトップページまで。杉田さんは今僕も連載している「すばる」にて秋葉原事件の加藤智大論を書いていて、これがとんでもないことになっている。どんなトークセッションになるかこちらも楽しみである。しかも、トーク後には前回のDOMMUNEでプレミア上映笑してかなり反響があった映画「多摩川文明」も上映する予定。前回見てない人は是非!

2010年9月5日(日)

朝はアオにしっかり連れ回される。昼過ぎから外出。エクセシオールにて原稿。小学館ウェブサイト「カリスマホームレスに訊け」質問最終回。20枚勢い余って書き切る。これにて全15回の質問が終了した。月刊スピリッツで連載中の路上力も今回で14回目に突入しており、この二つの連載を元に一冊の本が生まれる予定。夕方家に帰ってくる。再びアオと遊ぶ。外に散歩に出掛ける。花火を買おうとしたが、もうどこにも売ってなかった。まだ暑いのに。夕食は豚肉の味噌炒め。二件ほど執筆依頼来るも、ちょっと僕が書くのは違うんじゃないかとお断りする。今まではどんなことでもやってきたが、ちょっと今はやり方を変えている。まあこれも実験。その後は、ヘンリージョージを再び詠み始める。この仕事もしっかりとやらなくてはいけない。夜、ありえない人から電話。ちょっとしたドッキリかと思った。で、近々その方と会うことに。一体、何が起きているんだ。

2010年9月4日(土)

午前中外出。ハローワークスの取材。渋谷へ。宮下公園下に在住のホームレス党主宰の野中さんにコヨーテ新刊を手渡しに行くも、野中さん出稼ぎ中で会えず。野中さんの舎弟の方たちと話す。取材するも、私の仕事は記事にできないちょっといけない種類のものなのでと皆口を閉ざす。僕の本を読んでくれたらしく感想を聞く。その後、渋谷在住30年のベテラン狩猟採集民に会いにいくも、彼もいない。暑いので避暑地へと逃げ込んでいる模様。野中さんも出稼ぎ先は山梨だそうだ。その後、新宿へ行き取材続行。新しい生業を持っている人とは会えず。ベルクでカレーを食べて、帰ってくる。夜は、タンゴがうちに遊びに来る。夕食は親子丼ともずく汁。DOMMUNEの宇川さんから電話。明後日6日の午後11時半から「都市型狩猟採集生活第3話」ゲスト養老孟司さんの回が再放送されるとのこと。ありがたい。この回もかなり盛り上がったので、見逃した方は是非。

2010年9月3日(金)

朝から、アオがかゆいかゆいと言って困っているので、歩いて国立駅前の皮膚科へ一人歩いて予約しにいく。午後診察。その後も、アオはかゆいかゆいと言って、ずっとダッコしてくれと言うので、ずっとダッコしながら、仕事しようとするもできるわけなく、諦めて子守りに専念。すばるの新刊が送られてくる。「モバイルハウスのつくりかた」連載第2回。今回は、吉祥寺に家を建てる土地を見つけるまでのお話。いよいよ家作りが始まりそうだ。どうなるか。大変だけど、がんばろー。スイッチ特別増刊号が送られてくる。DOMMUNEでの中沢新一さんとの対談が全文掲載されている。読みかえす。この回は僕も特に印象深かった。僕と中沢さんの対談以外はほとんどAKB48の記事、写真。これAKB48のファンがたくさん買うだろうけど果たして読んでくれるのだろうか。はは。J-waveでユトレヒトの江口さんがゼロから始める都市型狩猟採集生活を紹介してくれたとのこと。感謝。

2010年9月2日(木)

時差ぼけで朝から眠い。アオが汗をかきすぎて、股に汗疹ができまくっており痒そう。マシュマロクリニックへ連れて行く。その後も、ずっと痒いというのでダッコし続ける。外に出すと、気が紛れるようなので、外を一緒に歩く。児童館で三輪車に乗ったりする。子守りな一日。

2010年9月1日(水)

今日は一日休憩。アオとトイストーリー1を観たり、ノーラン監督のプレステージを観たりする。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-