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Journal -坂口恭平の毎日-

2008年2月29日(金)

午前8時起床。原稿。コヨーテ連載0泊3日。午後1時NOVが西荻に来たので、ふーとNOVと僕の三人で夢飯でランチ。スウィートロティも食べちゃう。その後、二人は吉祥寺へ遊びに行き、僕はもちろん居残りで仕事。NOVに観たかった、マークジェイコブスのドキュメンタリー映画を借りる。楽しみ。で、コヨーテが午後5時に書き終わり送信。後は、講談社「本」原稿8枚。今日は止めといた。エココロ編集部エリちゃんから電話。原稿バッチシとの事。嬉しい。午後7時西荻駅改札で集英社週刊プレイボーイ編集部の星野さんと待ち合わせ。同行してきたカメラマンの方は西荻在住。僕の家でインタビュー。とにかく喋りまくった。一時間半話して無事終る。その後、借りてきた「フリクリ」という変なアニメを観る。何か面白そうだが、ちょっと狙い過ぎかも。30分だったのですぐ見終わる。そのまま午後9時にもう一度西荻駅で、またまた西荻在住のテレビ番組ディレクターの位部さんと待ち合わせ。近くの飲み屋で麦酒飲みながら話す。本を読んで興味を持ってくれたようで初対面。何かの動きに繋がってくるかもしれない。これまた1時間半ほど話し、家に帰ってくる。なんだか西荻人と会いまくった。その後、フーとNOVに借りてきたマークジェイコブスのドキュメンタリー。これがヤバすぎ。ルイヴィトンとMJの両方のデザイン、アートディレクションを手掛ける彼の多忙過ぎる日常。常に、キャパオーバー、だけど、常にその中でもアヴァンギャルドできる。不安をバネにじゃなくて、不安を積極的に創造のための栄養剤としている。キャパオーバー族としての鏡です。アヴァンギャパオーバー。もう訳の分からん。でもその混沌こそが新しいものと出会うための唯一のエネルギーであることを知り尽くした男。僕もそうでありたい。嫉妬した。ファッションとかもうどうでもよくなるような感覚にただただ僕は斬新な気分に浸りやした。必見でございます。しかし、その一見あまりにも気違いじみたディレクション、しかしそれは完全に計算されているのである。どこへ行こうとしているのか全く予測がつかないと人に感じさせるのが天才的にうまい。マークのことを全く知らなかったが、こんな人もいてくれたんだと希望を抱く。そしてかなりいい手本であるとも感じた。高揚させられた。

2008年2月28日(木)

午前8時起床。原稿。あんまり進まず。しかし、帰熊前にちょっとまだ残っている。昼食はミルチに行き、インドカレー。チキンと野菜の二種類。やっぱりここのナンはうまい。カルカッタのシェフが作っている。カルカッタ話で盛り上がる。僕が初めて行った海外の都市、カルカッタ。ハウラー駅が忘れられない。で、帰ってきて、エココロの連載原稿。やり始めたら早い。書き終わり送信。で、その後コヨーテを少し書く。夕食は、ナポリタンとセロリスープ。毎日新聞の記者の方と電話。明後日浅草で取材を受けることになった。その後、外出。大江戸線で赤羽橋へ。麻布のBar Momentへ行く。ハザマはもう既に中に入っていて飲んでいた。初めてのBar Moment。ハザマの行きつけの店である。オーナーで、凄腕のバーテンダーである藤井さんを紹介してもらった。藤井さんも熊本出身。話だけはいつも聞いていたので、早く行きたかった店。まずは恵比寿麦酒で喉を潤して、その後、まずはカリラ12年ロック。その後、もう無くなってしまった蒸留所、ポートエレンの最後の年のもの。23年をロックで。その後、僕はほとんどロックしかいつも飲まないが、ハザマが藤井さんのカクテルを体験したほうがいいよと言うので、マティーニを注文してみた。出来上がってきたのは、スモーキーマティーニというもので、マティーニにラフロイグを加えた、僕好みの一品。流れを考えてもらっている。これが美味しかった。横にグリーンオリーブが添えてある。それを齧りながら。またもう一杯注文してみる。次に出てきたのはピンクジン。これは、まずはビターズをグラスを回して全体に染み渡らせ、ドライジンをそのままストレートで入れる。最後に、檸檬の皮を絞りながら、ライターの火に近づけ、檸檬の油分を飛ばし香りだけをカクテルに漂わせる。藤井さん、知識もかなりのモノでした。僕は分からんから聞いてるだけだけど。なんか、いいねカクテル。この食わず嫌い王はすぐ受け入れる。そしてすぐハマる。最後の一杯を注文すると、僕が強いお酒だけを飲み続けたのを気にしてくれてか、ドイツの薬膳酒であるウンダーベルグという日本で言うところのソルマックみたいな小さなボトルを出してきた。紙で包まれているジャケットも素晴らしい。で、それとドイツの蒸留酒と混ぜて、スチール&アイアンというカクテルを作ってくれた。僕が大好きな薬系の味。伊丹十三氏お気に入りのカクテルであるらしい。美味。いやあ最高のラインナップでございました。と飲みまくり、帰った。カナダのバンクーバーの原さんよりメール。今年もCENTRE Aが主催するオークションがあるのだが、それにまた出品してくれとの依頼。前回は立体読書を出品し、かなり好評だったらしい。今年はもう既に一部のコレクターの人から、アイツは出すのか?と声がかかっているそうで、嬉しい限り。原さんも今年はやはりDig-Italを出品してね、とのこと。5月に開かれるらしいので、ここは一丁、新作を描いて送ろうかなと決め返信した。最近は日本での動向が激しく、なかなか海外の動きまで広げる事ができなかったが、原さんはそういう時にポンといつも何か投げてきてくれる。今年はまずは、春にカナダのウィニペグで巡回展が始まる。さらにそれに合わせた本も出版される予定。ちょうどそのタイミングでこのオークションが行われるわけでこれはまた何か新しい動きのキッカケになるかもしれない。同時多発的に無秩序に続くのが僕の仕事。これがいつか繋がる事なんか気にせずに、もっと分裂していけばいいと思う。

2008年2月27日(水)

午前6時に新宿駅に到着。西荻に帰る。そのまま寝ずに作業。終っていない原稿を触る。その後、ジルベルト・ジル「Palco」のギターの練習。午後12時に萬福飯店にて、木耳と豚肉の卵炒めランチセット。最近いつもこれ。僕はハマると、メニューを変えられない。で、そのまま六本木へ。東京ミッドタウン。地下一階の虎屋にて待ち合わせ。早稲田の先輩のリーちゃんと、野村さん。野村さんは以前、新聞のインタビューで会ったのだが、その時に家についての相談を受け、それは僕のフィールドではないからと、リーちゃんを紹介する事に。虎屋東京ミッドタウン店はリーちゃんが内藤廣事務所にいる時に設計を担当した場所で、色々と各部の説明までしてくれた。その後、僕は羊羹と煎茶を注文。二時間ほど話して、僕だけ先に帰る。その後、原宿まで電車で行き、リトルモアへ。0円ハウスを購入。編集の浅原さんと加藤くんと話す。近況報告。もっと盛り上げて、0円ハウスの方ももう少し広まればいいと思う。頑張らねばね。リトルモアで、二冊も最近出た本を頂き、家に帰る。夕食は、牛蒡ハンバーグ、ジャガイモ、オクラ、コーンスープ、玄米。美味。最近はフーに料理は任せっきりである。感謝。僕は書きまくっている。今日は、0泊から帰ってきて、そのまま動き過ぎてさすがに疲れているようだ。食後、原稿を書こうと思ったが、まったく頭が働かない。ので、「アズールとアスマール」を見る。でも見ながら、寝る。で、一回止めてもらって、寝て、その後、また見る。で、見終わった後、爆睡。

2008年2月26日(火)

朝5時半に京都に到着。早過ぎるよ。ほんと。そのまま、ホテルグランヴィア京都15階のスカイラウンジで朝焼けのコーヒー。ホントここいいよ。朝6時半から空いているし。だから、その間の一時間半はコンビニでガンガン立ち読みしてたけど。その後、タロから電話。はやっ。京都では、町家の中にあるという謎のタイムマシンに乗りにいきます。こんなものが、古都京都にあるなんて信じられません。しかも、実際に体験したんですが、これが、記事に書いちゃっていいのかっていうような代物でした。タイムマシンってありました。日本に。詳細はCOYOTE4月10日発売号でお楽しみ下さい。本を読んだ人たちからの反応、相次ぐ。みなさん、本当にありがとうございます。トークショー行きますっていう人たちからもメール。感謝です。月刊プレイボーイ編集部から電話。著者インタビューの依頼。感謝。週刊朝日誌上にて注目の新刊として掲載との大和書房よりメール。感謝。先日の朝日新聞書評を見てくれたブックファースト梅田店にて話題の本棚特別展示風景の写真も一緒に送られてきた。感謝。SPA!高石くんからは、鈴木さんと僕との素晴らしいツーショット写真他が送られてきた。エッジな人々3月11日号が楽しみである。さらに今日はまた面白い動きになりそうな依頼が舞い込んできた。なんだ、なんだ。一体。本というイメージで反応しているのではなく、本を読んでくれた人からの興奮の反応を感じてます。ちゃんと読んでくれた後のこの反応は、無名な作家でもなんでもないタダの人間が書いたものでも、ちゃんと伝わるという希望を感じる。諦める事勿れ。本音を言えば、きちんと伝わる。丁寧に、本当に思っていることを、変に批判的ではなく、しかし、内臓をえぐるように、かつ、ユーモアを忘れず、分からないことを隠さずに、自分の持っている視線で、矛盾を承知で、それを、地道に、一発屋の風貌で、笑っちゃうぐらい具体的な事で、永遠にやれば、何か変わる。と自分を戒める。新作のイメージ、湧き立ち、沸き立つ。

2008年2月25日(月)

午前9時起床。起きて、多少ジム的作業。その後、外出。新宿の世界堂で材料を買って、紀伊国屋へ行って、ベルグへ行って、久々にカレー大盛を食べる。家に帰る。作る。ジュンク堂池袋用の販促グッズ。鈴木さんの家1/10モデル。意外にも早々と出来上がる。出来上がった途端、SPA!の高石くんが家にデータを取りにくる。家でしばし作業。終了後、高石くんと一緒に外出。大和書房に連絡。池袋まで行く。ジュンク堂池袋店。七階の理工書コーナーの担当の人に自信をもって渡そうとするが、食事に行っていますが、どうなさいましたか?と言われ、なんとなく撃沈。模型をそのままさっと渡して帰る。その後、西巣鴨の美帆の家へ。ノノカに二週間ぶりの対面。二時間遊ぶ。苺と栗を買っていく。その後、家に帰る途中。青山出版社の村上さんに電話。小説の話。追加分のことで。もうちょっとなんかやらんといかんかも。まだ完全には納得できてない。家で夕食。鳥のオリーブオイル焼きとサラダと、煮豆と、ジャガイモのソテー。味噌汁。美味。で、今から、コヨーテの連載取材行ってくる。今回は京都。なにやら変な旅になりそうな予感。またまたノープランですけど。

2008年2月24日(日)

午前9時起床。なかなかスイッチ入らず、昼までぼんやり。頭の中で場面組み立て。で、亮太を誘って、萬福飯店で五目焼きそばと五目チャーハン。その後、どんぐり舎で、クッキーセット。ほろ苦ブレンドを飲む。亮太としばし歓談し、その後、また帰ってきて、執筆。午後7時頃までで今日も20枚突破。287枚。そこで、ちょうど終わりを迎えた。予定より少なかったが、ちょうどいいのかもしれない。なんとかまた書き乗り切った。文字数は100033字。いやー長旅でした。そこで、青山出版社村上さんに送信。電話。その後、受け取ったと返ってきた。これでとりあえずは終わり。今後、手直しをして、春には出る予定である。夜はノブが遊びに来る。オムライスとショウガスープと煮豆。マンゴージュース。久々なので、3人で色々と話す。夜9時過ぎに帰る。今日は、朝刊の朝日新聞で話題の本として紹介されていた。さらに、いくつかの地方紙では書評が出ているらしい。まだ僕は確認していないが、amazonでは初の700番台をマーク。これは凄いこと。0円ハウスの方もこの勢いに乗って、いい感じでもある。まあamazonではどれくらい売れているか正確には分からないが、それでも一冊づつでも着実に人に伝わっているようだ。非常に嬉しい。とにかく今日は小説を書き終えてホッとしている。それでもまだまだ他にドンドン本を書きたいと思っているようだ。まだ書き足りないと頭の中では沸々といっている。とりあえず、今は全部出し切りたい。もう残ってないくらい出したい。出し惜しみしたくない。知っていること体験してきたことを全部さらけ出す。で、枯れたい。で、またゼロからやり始めたい。よく分からんが、書き終わったのにまだまだ足りんようだ。来月から、またもう一冊新しい本を書き始めることにした。アイデアなんかない。構想も無い。ただ書き始めることにした。それでいいのだ。でもDig-italの新作にも取り掛かりたい。作曲も忘れてはいかん。でも手と時間が足りん。

2008年2月23日(土)

午前8時起床。朝からもちろん小説原稿。もちろん、全然進まず、雄叫びをあげる。すると、少しづつ車輪動き始める。お昼は、ポモドーロでパスタを食べる。ここ、やっぱうまいかも。細麺。しばしの休息。帰ってきて、また小説の世界へ戻る。もう一回、一から整理しつつ手直し、追加。僕は追加手直しはあんまし得意じゃないんです。お昼、ジュンク堂のトークの予約をしたい人がいて、どれどれ、と思ってジュンク堂のサイトを開いて様子を伺うと、なんともう既に満員御礼になっているではないか。さすが、赤瀬川さん効果である。しかし僕の知り合いでまだ予約できていなかった人もいるはず。追加は今のところ予定されていませんので、あれれ。でも満員になったというのは非常に嬉しい。でも一番楽しみなのは僕と思います。赤瀬川さんの宇宙の缶詰に会ったのが高校一年生。思えば遠くへ来たものです。しっかり緊張せずにお話をしてみたいと思ってます。小説もそういう風も吹き、書き進む。夕食は親子丼と、新ジャガとコンビーフの炒め物、豆の煮物、マンゴージュース。美味。その後、またすぐに執筆。ホント、最近の僕はいわゆるワーカホリックでございます。今まで、築地、ホテルマン、大工、建築事務所、業務用机組立作業員、幕張メッセ大道具、家庭教師、とか色々とやってきて、仕事は楽しくはあったが、無理してまでやる気は皆無だった。やはり一番やりたかったのはこれだったんだ、という感じでやってます。僕にとっては逆にやり続けることが栄養剤になっている模様。夜、原稿は本日またもや20枚目を突破。累計で267枚を超えてきました。ライティング・ハイ、再びであります。明日、千秋楽。300枚到達して終らせる予定。この次はジュンク堂池袋店用の模型を作らねば。来週は連載二本、単発原稿八枚一本。来週日曜日に熊本帰る前に〆切が訪れる。そのハイで乗りきろっ。で、そのまま熊本へ一週間バカンス突入の予定。

2008年2月22日(金)

午前8時起床。部屋の掃除。卵焼きとヨーグルト。午前12時頃、西荻窪駅でSPA!編集部、高石くんと美術評論家の新川さんとカメラマンと待ち合わせ。僕の家で「エッジな人々」のインタビュー。話はまたまた色んな方向へ飛んでいった。ちゃんとまとまるでしょうか。その後、車で阿佐ヶ谷の香染美術へ。現在展示している僕のドローイングを見ながら撮影。その後、また車で鈴木さんの家。ぜひ鈴木さんの家もということで、鈴木さんがオッケーしてくれたので中へ入る。午後4時頃終了。神田駅でみんなと別れる。新川さんとその後新宿駅まで一緒だったので色々と話す。ほぼ日刊イトイ新聞にて「担当者は知っている」コーナーでTOKYO0円ハウス0円生活の本の紹介がされた。担当編集の増渕さんが書いてくれたものだ。夕方からぼうっとする。夕食は玄米キビ入り、味噌汁、日南水産の鮭、これがうまい、豆の煮物、ホウレン草のおひたし。アナゴボウ。原稿は明日と明後日に集中する事にした。夜ビデオ借りに行く。「東京ゴッドファーザー」0円ハウスがらみとも言える。大いに参考になる。3月の終わりに演劇の上演後に行うポストトークに参加依頼。0円ハウスを参考にした部分があったのだそうだ。今度は演劇。色んな仕事があるもんだ。承諾する。帰国した小倉さんと久々に電話で話す。ドローイング気に入ってくれたようで嬉しい。3月1日は香染美術でトークショーをやるので楽しみである。コヨーテ稲さまと電話で打ち合わせ。次は京都へ行こうかしら。

2008年2月21日(木)

午前7時起床。今日は引き蘢ります。メールチェック。ようやく朝からゆっくりMacの前。これもこれで僕は大好きで気持ちがいい。御茶を飲みながら、さあ書き出そうかと思うが、やはり2週間ほど休んでいたのは結構効いたのか、なかなかまたもや手が動かせない。頭の中で、うまく回転をしない。加速がかかっていかない感じ。もう一回、ベットに寝る。頭をマッサージしてもらう。食べるしか無いということで、朝食に玄米と海苔とアナゴボウ天と味噌汁。そこでなんか火が付き、書き始める。緩やかに。っていうか、単純に腹が減っていたのであるね。お昼までも調子がいい。お昼御飯は、肉豆腐丼と味噌汁。その後も、とにかく書く。ストップしないで、ただ前進。少しづつ車輪が廻り始めるように書き進む。青山出版社村上さんより電話。今日は、ある場所の新築内覧会があり一緒に行く予定だったのだが、僕は執筆することにしました。エラい。で、そのまま座り続けた。夕食は、久々にナモさんのところで、豚肉と里芋のコロッケと水餃子と玄米、味噌汁、お新香。ハートランド。フーとバンクーバーのことを喋っていたら、ナモさんもヒッピー全盛期にバンクーバーにいたらしく、色々と話を伺う。ナモさん、やっぱ凄いひとである。そんな人がいる街は、やはりいつも西海岸みたいになるのではないかと、僕は勝手に希望を抱いた。さらに熊本同郷であるし。帰ってきて、珍しく集中力続いてます。その後、講談社川治さんより電話。雑誌「本」の執筆依頼。その後、小学館今川くんから紹介されたスピリッツの編集の方と電話。本の紹介をお願いする。前向きに検討とのこと。ありがたい。今、いい流れでいっている。こうやって、若い人間が自分の友人を紹介していく感じと言うのは、やっぱり生っぽいし、躍動感たっぷりの損得勘定一切無しで、非常に爽快である。その後も、書いて、今日は久々に二十枚を超えてきた。最終的に24枚まで伸びた。まだまだ書きたいことはあるらしい。ようやくエンジンかかってきた。あと、3日。書き終われそうか。

2008年2月20日(水)

昨日の飲み過ぎが少々響いている。Macの前に座るが、なかなか小説の追加原稿進まず。すると、小学館SAPIO編集部今川くんよりメール。満場一致で決まりました!とのこと。なんてこったい。昨日の今日ですよ。今川くん、サラッとした顔でやることは大胆。これはまた協力な仲間が加わった。26歳。何とボクの三つ下。連載のテーマは30歳で東京の一等地に家を建てる。しかも0円で。という新たな世界である。そして僕がある意味、一番やりたいしやらねばいかんしそういうことも出来るかもしれないという一石を投じたい企画。協力な仲間と共にちょっと世間がびっくりするようなことをやってみたい。で、テンション上がり、原稿書こうとするが、なかなかうまくいかない。昼過ぎにお風呂に入ってリラックスしてみる。リラックスし過ぎたようでそのまま寝ちゃった。今週中にやると決めているのであと5日間。まあいつもの調子でどうせ締め切り前には出来上がるさと、開き直った。その後、コンビニへ行き、日刊ゲンダイを購入。五木寛之さんの毎日連載コーナーの横に僕の顔写真付きで本の紹介がされていた。感謝である。しかも、これにはなんとギャラが出た。こんなこと初めてだった。その後、またベットの上で、構想を練りつつ、頭の中で転がしつつ、つまりは寝ッ転がっていた。夜、ふーが作った肉豆腐を食べる。美味。その後、午後7時半外出。新宿駅東口交番前で編集者・小説家の高石くんと待ち合わせ。明後日行われるSPA!誌上でのインタビューについて打ち合わせ。近くの中華料理屋。生麦酒で乾杯。高石くんはエココロ編集長イザワくんの紹介。こうやって流れて繋がっていくわけである。のっけから熱い話。インタビューは「エッジな人々」というページで見本誌を見せられてビビった。カラー4ページの大特集じゃないですか。写真もふんだんに使われていて凄い。ありがたい。みんなどうして僕のことを取り上げて企画が通せるのか、それがまず信じられないし、みんな凄い能力だと思う。僕は関わっている全ての人に感謝を述べたい。知名度もない、実績もない男を使ってくれてありがとう。お礼に僕は信じられないようなイイものを作りたいといつも思う。撮影は僕の自邸、さらに隅田川で行うことに。鈴木さんに昨日話したら乗ってくれた。面白いページに鳴りそうな予感がする。さらに、高石くんは小説も書きたいそうで、僕は出来ることはやりますよと言った。来月から執筆してもらうことにした。どこで出せるかなんて決まっているわけ無いけど、なんとかしてみるから、定期的に原稿送んなよ、とそれじゃ編集者じゃん的発言。今後も色々一緒に仕事してみたいですね~と盛り上がる。こうやってドンドン広げていくと気付いたら凄い事になっているんだろう。高石くんは、いい顔をしていた。僕はそういうことしか信じない。他の要素は僕にとっては判断基準じゃない。なにか面白いことをやれるんじゃないか、会社とか仕事とかを遠く越えていける遊びのようなWORKをやり続けたい。今日は早めに切り上げて11時前に家に着いた。青山出版社村上さんより具合どうですか電話。すんません、まだ一行も追加書けてません、と返す。明日からやります。頭の中では少しづつ立体になってきているように感じている。

2008年2月19日(火)

午前中、原稿のゲラを読みながら、もう一度考える。午前11時、三越前のスルガ銀行東京支店へ。ウエスタンユニオンからケニアのナイロビに住んでいるトニーに送金する。今、彼らは大統領選の不正疑惑によって起きた、暴動によって、普通の市民が大変な状態に晒されている。僕がメールを打つと、大丈夫だ、とりあえず全員生きているというリアルなメールが返ってきた。トニーはみんなの英雄なので頑張って欲しい。その後、鈴木さんの家へ。鈴木さんに印税を渡す。鈴木さんは本を二回も読んだよと言ってくれた。僕にとってこれ以上の賛辞は無い。みっちゃんも混ざっての宴会。僕は麦酒。鈴木さんはJINRO。いちごを肴に。本を出したことによって、本当に何かが変わるかもしれない、と鈴木さんが言っていたのが僕には嬉しかった。さらに、空き缶は今では一キロ150円に値上げしていて、さらに、契約している家、店の数もガンガン増えているという。二人で会って、話していると、二人が高め合っているのが分かる。それぞれが相乗効果をあげている。僕ももっともっとデカくならんと、と思った。本当におかしなことを面と向っておかしいと言える人間になろうと、二人で完全に熱くなっていた。なぜかみっちゃんが泪を流していた。なんか感極まったらしい。最高の宴会であった。さらに鈴木さんは僕がまた聞いたこともない話をドンドンしてくれた。さらに僕も書きたいことが増えた。その後、浅草を後にし、電車で六本木へ。青山ブックセンター六本木店でしばし立ち読みに耽る。その後、午後7時半、東京ミッドタウン横の料理屋、旬味井筒にて小学館SAPIO編集部の今川くんと打ち合わせ。本格山形料理屋。生麦酒で乾杯。彼は一昨日の夜、SPA!の書籍紹介ページを見て、僕の本を読んでくれたらしく、その読んだ後瞬間的にメールをくれた。それで、今日会ってるから面白い。僕も彼も機動力5である。シメサバや三元豚串焼き、絶品さつま揚げ 、お酒は初孫の「ひとしぼり」という新作を頂く。今川くん熱くて、馬鹿だった。二人で色んなことを考える。そして、それを実現してみせます!と本気の一言。SAPIOで面白い連載が始まるかもしれない。もしかしたら。雑誌もこれから少しづつ変わっていこうとしている時期のようでそのような時に関われるかもしれないのは興味がある。ぜひ企画通しましょう。と、そのまま二軒目、bar 響へ。ラフロイグロックを飲み、また話す。初めて会ったようには感じられない。やはり勘が非常に合っているからである。話を聞いていると、この前会った、講談社現代新書の川治くんとも話が合うのかもしれないとボクは思い、川治くんに電話。編集者同士二人で喋っていた。こうやってドンドン盛り上がればいい。その後、響のロックを三杯飲んで、僕も今川くんも酩酊状態。でいうか、僕は今日12時からずっと飲み続けていた。その後、なんとタクシーで西荻まで一緒に送ってくれて、別れる。今川くんも飲み過ぎたか、途中、二回もタクシーを止めてコンビ二のトイレに走って向っていった。僕と別れた後もさらに二回行ったらしい。ふふふ。またまた何かが始まるような予感がした。

2008年2月18日(月)

午前中フラフラ。なんかまた一仕事が終わり空っぽになる。青山出版社村上さんよりメール。小説直し一日目はじまりはじまりのメール。終った瞬間に次が始まる。しかしさすがに今日は進まない。考えるだけ考える。つまりはボーッと過ごす。小学館の編集部の方から熱い読後のメール。そして雑誌の企画の話。明日、打ち合わせと食事をすることに。僕の手帳は目の前の週は真っ黒。だが、一週間先は常に真っ白。この不安定が僕の原動力であることに最近気付いた。いつでも動ける。いつでもどこでも呼ばれたら行く。気が向いたら即行動。何時でも活動開始状態にいる。とにかく全霊で暇を作る。予定なんか無い方が面白い、そして、それは本当に面白いことを呼ぶ。一年後も毎日、自分のやることが決まっているなんて状態は僕にとっては気が狂いそうだ。人間はもっと不安定なほうがいいのである。人間は自分の世界を決めたらいかん。広がり続けていることをイメージし続けれていないといけないと思う。明日何やるか分からんからこそ、明日、信じられんことが待っている。すると、SPA!編集部高石さんからメール。宴のお誘い。そして、インタビューの依頼。ありがたい。即承諾。夕食は焼き魚定食。塩鯖。レンタルシップで「ゆきゆきて、神軍」を借りてくる。ソウから、凄いからぜひ見てくれと言われた映画。壮絶だった。今日は充電。

2008年2月17日(日)

午前3時にリーガロイヤルホテルに戻り就寝。朝起きて、駅のカフェで朝食。ようやく広島の仕事も終了したので、今日はゆっくりすることに。電車で宮島へ向う。久々の厳島神社。親父と母ちゃんと。その後、土産物屋が並ぶ通りで、肉饂飩と穴子飯を食す。焼きたてもみじ饅頭も。電車で知り合った、オーストラリア在住台湾人とインドネシア人と話し込む。その後、広島駅へ帰ってきて、買物をする。午後6時茄子で空港へ。もう眠い。空港で今ためていた日記を更新。来週からは小説の直しにとりかかる。まぁいい気分転換になった。

2008年2月16日(土)

午前5時に大将の家に帰ってきて、寝る。朝、大将の子供のココ、リコ姉妹と起きて遊ぶ。午前11時、新幹線に乗って広島駅へ戻ってくる。駅で熊本から駆けつけた親父と母ちゃんと会う。まずは、駅ビル内の麗ちゃんという広島焼き屋で昼飯を食べる。そのまま市電で広島市現代美術館まで。とうとうオープニングの日。午後2時からギャラリートークを行う。作品の前でたくさん集まってくれた方たちの前で話す。同じ出品作家の小沢剛さんと六年ぶりぐらいの再会。昔、僕がまだ学生だった頃、はしゃいで、無茶苦茶で、若気の至りで騒ぎまくって、宴会をぶち壊していた時に、いいねー、ガンバレ、そのままやっていけー、と言ってくれた人。「おー、のし上がってきたなー」と言われる。こういうの、凄いなと思う。憶えていてくれて、ありがたかった。ギャラリートークが終わり、その後、一度ホテルに戻り荷物を置いて、午後5時半にオープニングレセプションに参加。そこにもたくさん人が集まる。館長の挨拶のあと、アーティスト一人一人感想。その後、乾杯。尾道から、大将と奥さん、ココ、リコ、えっちゃんとダンナさん、エクウが駆けつけてくれる。大将は昨日の飲み過ぎがたたったか、完全にグロッキー状態。みんなで展示を見る。楽しんでくれたようだ。その後、尾道軍団と親父と母ちゃんとボクの10人でおむすび屋むさし本店へ。まるで千と千尋の神隠し状態。尾道セレクションはまるでバンクーバーみたいだ、と親父は言ったいた。そうそう、そのコネクションが各地にあるというのは大変素晴らしいことであり、ありがたいことである。いつも観光客コースはすっ飛ばして、地元民ディープコースが楽しめるわけである。そこではおむすび、うどんすきを食べる。その後、僕一人で現代美術館の打ち上げに参加。一次会、お好み焼き屋「通」。ぼく、のっけからハイテンションで完全に一緒にいる人みんな引いていた。あれれ、尾道ノリとまるで違うので、驚くが仕方がない。しかし、FINAL HOMEの津村さんは、いいねーといって話を聞いてくれた。小沢さんとも話す。その後、ロックバー、ジャミングバーに場所を移し二次会。僕は知らない間にドアーズのハートに火を点けてに会わせて踊っちゃっていた。こりゃいかん。でもまあいいや。打ち上げだもん。で、午前2時半ごろ、タクシーでホテルまで帰った。

2008年2月15日(金)

朝から、美術館まで歩いていき、作業。展示の作業は順調に捗り、午後3時に全て終了。照明もすぐに試せて完了。その後、早めに仕事を切り上げて、電車に乗って、尾道へ。10年前から変わらない「いっとく」へ。大将が作っていた「いっとく新聞」なるかわら版に僕の話が載っていて、それを読み、これまでをしばし振り返る。この人はずっと前から、お前は何かやっちゃいそうやな、と確信してくれていた。それを僕はいつも念頭に置きながらやっていた。その時、店をオープンしたばかりの大将も、今や尾道を代表する実業家になっている。そういうの凄いと思う。毎回会うごとに成長しているわけであり、こちらとしてはとにかくハードルが高く、それが僕のモチベーションを保ち続けた。で、大将、えっちゃんが来訪。エクウも。その後、大将が新しくオープンした4階建てのビルを丸ごと改装した店を見に行く。いいねー。すんごいの出来ていた。こういうふうに改築する使い方が色々と示されていけば面白いことになると思う。その後、大将の車で隣町の福山へ。大将の友人の店がオープンしたのでレセプションパーティーに向う。福山、尾道の飲食店オーナーたちが勢揃いしており、なんかもう山賊の飲み会のようになっていた。で、いつものようになぜか僕も、しっかり馴染んでいた。のんで、その後、大将の店バクダン酒場へ。10年ぶりにユウヤとも会う。今はココの店長。バクダンの後は、エゴという店でまた飲む。ラフロイグ。その後、ダーツバーなんてところに初めていき、そして、やはりいつものごとく盛り上がり、ダーツにハマる。テキーラ。その後、大将の先輩で仲良くなったスーさんの店で最後の飲み。とにかく飲みまくってべろべろになりタクシーで尾道へ帰る。明日は今度は僕の展覧会オープニングがある。やはり広島に来たら酒が抜けない。

2008年2月14日(木)

午前中ぼーっとする。石山修武先生の日記読む。書評を書いてくれたようです。感謝。高揚。午前10時外出。羽田空港へ。昨日川治さんにもらった本を読む。午後12時15分広島行きのANAに乗込む。午後3時頃広島市現代美術館到着。早速作業。足りないものがあり、買出し。横ではFINAL HOMEの津村さんが作業をし、地下ではヤノベケンジさん。小沢剛さんもいた。なんだか凄い所にいるのかも。夜まで作業。その後、学芸員の方たちと大ちゃんのデリバリー広島風お好み焼き。いいね、この広島感。その後タクシーでチサンホテル。ダブルを提供してもらう。メールチェック。コヨーテ稲さまより電話。色々あった原稿完了とのこと。よしよし。それでは、と午後10時頃外出し、どこかBARでもないかなと散策。すると、看板控えめな店発見。MONETというBAR。なんかありそうだと入ると、いい感じ。高級感溢るる。まずはプレミア麦酒。マスターと話していると、その人は尾道で働いてましたというので、山根大将知ってますかと聞くと、なんと知っていた。結婚式にも出てたらしい。こんな偶然があるもんです。いつもそうだけど。それで、盛り上がり、その後、ラガウ゛ーリン16年を二杯、その後、ハイランドパークをロックで。マスターの中本さんと喋りまくる。サービスしてもらう。中本さんは尾道のコーヒーの名店、尾道浪漫珈琲で長年働いていた珈琲職人だった。もちろん、山谷のバッハもご存知で。最後にはなんとBARなのにサイフォンで珈琲まで入れてくれて、極上の体験。こんな店があるって素晴らしいじゃないか。広島の人は知っているのかな。午前1時まで飲み続ける。酔っぱらい部屋へ戻る。明日は夕方から尾道で大将と会うことに。広島もやっぱりヤバいね。なんか色んなことがやっぱり繋がり続けている。それは僕の勘違いかもしれない。でも、勘違いって素晴らしいじゃないか。都市も多様性の中で戯れている。僕もその中でゆらゆらと漂っている。漂うだけでいいのかもしれない。

2008年2月13日(水)

仕事が落ち着いたので、午前中はゆっくりする。お昼は今回の本の著者写真を撮ってくれたHOKARIが西荻駅へ来たのでまた一緒にヴィレッジヴァンガードへ。麦酒とハンバーグ定食。HOKARIは新潟の日本酒と安座お守りをくれた。感謝。で、その後も色々と喋り、二時間ぐらい。その後、HOKARIと別れ、フーと世界堂へ行く。最後のドローイングがギリギリで出来上がったので額装をしに。待っている間、伊勢丹をふらつき、MUJIで買物。午後5時に完成したので取りにいく。そのまま、阿佐ヶ谷にある香染美術へ。ここで2月16日から始まるTOKYO LOCAL展に出品するのでドローイング三点を持っていく。その後、西荻へ戻り、講談社現代新書編集部の川治さんと初対面。今日二度目のヴィレッジヴァンガード。生麦酒。川治さんは僕と同い年。これまで作ってきた本を見せてもらった。話をしていると、またこれまでと違う感触を覚えた。なんだろ、この感じ。僕もだんだんと嬉しくなってきて話し続けた。何か出来るかもしれない。そう確信させた夜でした。いい本を作りたい。で、川治さんから渡されたのは今日のSPA!。なんと僕の本が紹介されていた。嬉しくなって編集部へ電話した。今度飲みましょうという話に。いやいや、もうどっからでも繋がって来ている。そう感じた。

2008年2月12日(火)

午前中、ドローイング。ノリが出てきた。一気に描き進む。お昼食べずに午後3時まで。そこでほぼ完成のメドが立つ。写真撮って送信する。その後、お手製の弁当を食べて遅めの昼食。午後4時に西荻で青山出版社の村上さんと待ち合わせ。ヴィレッジヴァンガード西荻店でバドバーを飲む。バドワイザーの元になったチェコ麦酒。で、プリントアウトされた原稿を見ながら、いくつかの村上さんからの注文、出版社から意見などを聞く。参考になる。概ねいいのだが、もう少し自分も書き足りない部分もあるのでそれを広島から帰ってきた次の一週間で仕上げていくことにした。その後、ハワイアン麦酒を頂き、最後にクエルボロックを飲み、では頑張りましょうということで別れる。ノンフィクションの次に小説が発売されたら度肝を抜くだろう。なんだか面白くなってきた。春頃予定なので結構早い動きになってくる。帰ってきて、夕食。鳥鍋。玄米。その後、ようやくコヨーテ原稿直しに手をつける。しかし、一回放っておいたから大分楽になったか、すぐに書き終わる。稲さまへ送信。概ねオッケーとの電話。おつかれさまでした。しかししかし、まだまだ仕事は終わらない。最後のドローイング。仕上げたと思っていたがやはり途中納得いかない部分があったのでその直し。仕事が増えてもどうやって手を抜かずにやるか。これはかなり考えてやっていく必要がある。というかギリギリまで諦めない。きついけど。で、ドローイングもちょっと半べそで夜12時にようやく終了。コヨーテからゲラが帰ってくる。なんと有り得ないと思っていた広島行き前に全て終らせる計画をやり遂げたようである。拍手。しかし酒が無い。仕方がないので温かい麦茶を入れて貰う。明日スキャンして額装して世界堂行って受け取ったら全部終わりである。いやはや死のロードでしたね。この一ヶ月半。ようやく一区切りである。大和書房の増渕さんよりメール。なんと、ほぼ日刊イトイ新聞で本が紹介されることになりそうだとのこと。これはまたまた凄いことである。本が伝わったのが嬉しい。さあ次は広島で展示である。尾道軍団とも会えそうで非常に楽しみ。もちろん坂口ファミリーからも両親が参加を表明。ノノカは代表選考から漏れた。てか、美帆が家をちょっと出た隙に内側から鍵をかけちゃって一時的に立て篭ったらしい。底知れぬ二歳児。一時間後自ら鍵をあけて救出された。

2008年2月11日(月)

午前中、ドローイング。大分進むが、まだまだ終らず、ってもう明日までだけど大丈夫かな。お昼御飯は冷やし饂飩、叉焼のっけ。美味。その後、ふーと外出。東京都現代美術館へ。清澄白河駅でタンゴとフー母と待ち合わせ。今日は現代美術館で現在開催中の川俣正さんの個展会場内でのトークショーに出る。多少緊張気味。現場へ到着。学芸員の住友さんと初対面。展覧会場をぐるっと廻る。その後、川俣さんと初対面。色々と話す。すると、トーク会場にはたくさんの人が。麦酒と共にトークスタート。川俣さんは今回がもちろん初めて喋って、さらに活動内容も詳しくは初めてみたのだが、凄く魅力的でした。曖昧なところに突っ込んでいる所ですごくシンパシーも感じたし、その中で、闘いつつも、うまく切り抜けているクールさとタフさが混ざった感覚は僕は久々のキターっ、という感じでした。会話は面白い感じで進み、多少、僕がいつものように興奮しすぎるところもあったが、それなりに伝わったのではと思う。こういう機会を与えられたことに幸福を感じた。トーク後には、たくさんの方々が新刊、さらには一冊目の本まで購入してくれ、僕はサインを描きまくりました。ノノカも来てくれて、さらに買ってくれた人にサインまでするサービスも。編集者の方も色々と話すことが出来た。森田さん、白水社の岩掘さん。コヨーテの稲さまもなんと見に来てくれた。さらに、以前、銀座のH.P.Franceで働いていた同郷のプロダクト・キュレーター(僕が勝手に付けた)オオチさんもいらっしゃる。もちろん、僕のファミリー軍団も勢揃いな感じで。和気あいあい盛り上がったのでした。終った後も、盛り上がりは続き、やってよかったなーと思ったのでありました。川俣さんともその後も話は盛り上がり、僕ももっと頑張らないかんと、さらに身を引き締めました。帰りは、飯田橋で降りて、ノノカ、美帆、リキ、亮太、フー、フー母、僕の7人で神楽坂くるみへ行き、絶品お好み焼きを食べ、その後、マンジウカフェ麦丸2へ行き、饅頭とコーヒーを飲み、話し、帰ってきて、朝日新書の新書365冊というミヤテツさんの本を購入し、読みながら、まだ終らない仕事をしようかと思ったが、ちょっと今日は興奮冷めやらずといった調子なので寝ることにした。また、何か新しい息吹を感じた日だった。毎日がめまぐるしく変化し続けている。最近は斬新な毎日である。やはり本のパワーを感じる。

2008年2月10日(日)

午前中ドローイング。午前10時外出。原宿駅で降りて、歩いてTwiggyへ。クミちゃんに髪切ってもらう。いつものように喋り倒す。AVEDAからメンズのワックスがもうすぐ発売されるらしい。しめしめ。その後、まっすぐ家に帰ってきて、ドローイング。ひたすら。Dig-italのウェブサイト更新されたとのハザマからメール。見る。いいねー。これは、TOKYO 0円ハウス 0円生活でやろうとしていることの対極でもある。そこが面白いわけで、どう育っていくか、今後楽しみでもある。現在取り掛かり中の絵は、また違った感じになっている。この執筆とドローイングの兼ね合いがちょうどいい。執筆していると、絵を描いたり、音楽をやったりする脳を使いたくなる。だから、僕のパソコンの横には必ずギターがある。すると、いい具合に執筆が進む。執筆だけやっていると、脳味噌が固まってくるような感覚になってしまうからだ。しかし、絵や音楽だけだと、脳味噌が拡散しそうになるので、ちょうどいいのだ。緩めて締める、この繰り返しを頭の中で行っているのような毎日。奇声をあげながらのため、フーは時々ビビっているが。夕食は家で、鰯の蒲焼き、叉焼サラダ、味噌汁と玄米。絶品でした。勢いづいてまた描く。コヨーテからゲラ届く。これはもう一回やり直さないかんかも。時間がないが、やらねば。11日は、東京都現代美術館でアーティスト、川俣正さんとのトークショーが午後3時から展覧会場内に作られたcafeの中であります。川俣さんとは初めて喋るので、何を喋っていいかわからず緊張している。まぁ結局いつも通りの展開になるんだろうけど。時間のある方はぜひ聞きに来てください。

2008年2月9日(土)

昼まで睡眠。起きて、おにぎりと卵焼きを食べて、コヨーテ原稿。二時間後、完成。送信。午後4時に外出。吉祥寺パルコ子供服売り場でユメのワンピース購入。今日はフーの姉ちゃんと娘のユメの誕生会。揚げ鳥の葱ソース和え、サラダ、鳥団子スープ、キンピラゴボウ、麦酒。今日は眠い。さらに大雪。バスで帰る。帰ってきて、画像の処理。送信。Dig-ital新作をハザマへ送信。ぜひ見てみて下さい。午前1時就寝。

2008年2月8日(金)

午前中原稿。しかし、進まず。お昼はモス。匠とメンチカツ試す。その後、家に帰ってきて、書き物、構想。週刊新潮編集部へ電話し、この間の書評のお礼と、ウェブサイトへの使用許可の依頼。午後2時外出。新宿のキーストーン。ここは大型スキャンの店で。普段は個人とは取引しないらしいが、僕が電話すると、やさしく対応してくれて、やってくれた。ので今回も又お願いする。Dig-Italの新作のスキャン。二枚。その後、それ持って世界堂新宿本店へ。四階額縁コーナー。僕の好きな4階。額縁を選び、Dig-Italを額装してもらう。しかし、三枚目の新作はまだ半分もいっておらず、自分に課したノルマ達成できていない。明日、明々後日でガーッとやろう。できるかな。家に帰って、またパソコンで作業。講談社の若い編集者から一通のメール。若いというか、僕と同年代。昨日、無茶苦茶吠えていただけに、こういうの本当に救われる思いがした。さっそくメール返信。本を企画したいとのこと。どんなのが出来るか分からんが話を聞いてみることに。昨日本を読んでくれたらしく、そのまま興奮してメールをくれたようです。こうやって実現してもしなくてもいいから、若いやつらが、今こそ作戦会議を始めなくちゃ。ほほほ。こちらは24時間作戦会議受付中。いつでもどこでも飛んでいきたい。夕食は鰤の塩焼き、だし巻き卵焼き、インゲン入りのペンネサラダ、味噌汁、胡麻入り納豆、玄米。なんでこんな素朴な食事が一番うまいのか。まっ、ハンバーガーもやっぱり好きですけど。その後、夜中、ギターを弾いて、新曲を作る。すぐ出来る。午後11時外出。亮太と一緒に、さとみちゃんのお誘いを受けて、渋谷のAIRへ。今日は、テイトウワさんのイベント。卓球も出てました。個人的には、Dj フランキーの出す音にやはりやはりやられたのでした。とりあえず朝5時まで5時間休まず踊って、しかしさとみちゃんには、前線で踊り過ぎたためか会えず、踊りきって家に帰ってきた。宇川さんのテレビの走査線によるVJで色々と発想が浮かぶ。

2008年2月7日(木)

午前中、掃除。今日は大仕事も終えたので、休日。フル、ノノカデー。ノノカと美帆が巣鴨より来訪。亮太も来て、みんなで昼飯を家で食べる。肉団子、味噌汁、玄米、南瓜の煮物。ノノカ、今日もノリノリである。ノノカは音にかなり敏感なようで、いい音にすぐ反応する。それまではFeistの曲が好きだったんだけど、最近ではmacbook AirのCMで流れている曲が気に入っている模様なので、さっそくyoutubeでYael NaimのNewSoulをかける。ラララーと完全に入り込み、歌っている。終ったら、もう一回と懇願。5回ほど再生する。午後6時までみっちり遊ぶ。その後、巣鴨まで送って、そのまま神楽坂へ。早稲田の建築学科の先輩であるリーと待ち合わせ。駅前の居酒屋たけちゃんへ行く。ホント、七年ぶりぐらいの再会。生麦酒で乾杯。僕の本を買って読んでくれたらしく、よかった、と言ってもらった。あざーす。今年、独立をするらしく、意気揚々のようです。もっと、こうやってどんどん独立して頑張らないかんよね、と熱くなり語る。僕も久々に建築の人と飲み、ちょっと久々の感覚。しかし、それにしても若い人が出てこない。この世界は。そりゃ分かるけど。家は、建築は高いからね。そんな仕事もないだろう。でも、出てこなきゃいかんと思う。もっとぶっ飛ばせよ、もっと恥ずかしいことしていこうよ、と僕は今日は、ただ吠えていた。僕は、アーキグラムを知って、アーキグラム第一号はピーター・クックが25歳の時に作ったのを知り、なんというか絶望的な希望を持った記憶がある。自分が25歳の時、そんなことできるのかい、とそういうことばかり考えていた。何歳に何をやったというのは僕にとって非常にいい指針となっていた。ウォーキングシティをロンヘロンが描いたのは34歳の時、それはちょっと安堵して、しかし、三十路越えたら、こりゃもっとやらないかんねー、とかそんな風にだ。しかし、その人たちもその後はほとんど活躍できなかった。だから、こりゃやばいな、と。若いうちにただやりゃいいもんじゃない。しかし、若いうちにやんないとまず始まらない。その後、その高揚とさらには持続性を保つにはどうすりゃいいのか、僕の21歳に卒業した時に考えていたことはそういうことだった。一発屋でも、いいよ。一発打ち上げられるだけでなんか意味はあると思う。しかし、それだけでは、あー、あの頃は爆発してたねーとかいう話で終っちゃう。そこで、僕は、一発を永遠に打ち上げるにはどうしたらいいのか、ということを考えるようになった。一発屋で上がって、その後、その焼増しをし続けているのではなくて、一発屋をエンドレス状態に巻き起こす。その同時期に僕は横尾忠則さんに入り込んでいて、といっても、横尾さんのポスターではなく、むしろ油絵に非常に惹かれた。そして、画家宣言をした、という話が載っていてその自分自身に対して常に斬新であるというやり方に僕は興奮し、勝手に繋がった、とか妄想していた。などという、以上のことを飲みながら、思い出した。その考えが現在も進行形であることは、とにかく自分自身自体が持っている安定性から抜けだし、生き延びていることの証拠であると考えたい。自分が若い頃考えていたことに対して、今はもっと斬新であるという事のほうが、当然だが創造性があるのである。よくわかんなくなってきたが、そんなことを色々と考えていた。ビック・バンによって、まだ宇宙が膨張しているという話が僕は好きである。そんなこんなで、店を後にし、前から気になっていた、ワインバー「コルク」に行ってみようと思って、入ったが、なんと違う店で、すいません、コルクですか?と聞いたら、失礼なことに違いますと言われ、その場を去ろうとしたが、これも縁なので、そこで飲むことにした。ラフロイグ10年ロック、テキーラ(銘柄忘れた)のストレートを飲み、飯田橋終電に駆け乗り、帰宅する。リー先輩、話に付き合ってくれてありがとうございました。

2008年2月6日(水)

午前9時、帰宅。そのまま、ぼーっとしている。布団に横になるが、寝れず、机に座ってiBookの電源を入れて、何か書いたりしていた。何書いてるかは、自分でも不明。でもたまには、こういう風に何も目的の無いことをせんといかんとよ。で、フーが実家から帰ってきたので、一緒に萬福食堂へ行き、ランチ。僕は今日もランチ1セット。その後、青山出版社の村上薫女史より電話。なんと、一昨日自動筆記で書いた小説の企画が通ったらしい。村上女史、安堵の電話。いや、よかったよかった。まっ、こっからまた詰めていきましょうとのこと。電話後、僕、興奮。引き締めて頑張りやす。大和書房の増渕さんより、ダ・ヴィンチに小さいながらも掲載されたとのこと。しかし、しかし今日はさすがに頭がストップしている。とにかくボーッとしている。そんな感じなので、フーが借りてきた映画でも見たらどうだと言うので、キリクと魔女を見た。これすごい映画です。僕は完全に主人公のキリクに自分を重ねて興奮してしまっていた。常に自分が感じている本当のことを言ったり、書いたり、描いたりして、何か自分であったり、周りの人が、気付いたりする瞬間を作ろうと、本気で思っている、ちょっと熱くなり過ぎている僕をさらに助長させる。夜、亮太来訪。

2008年2月5日(火)

朝10時小倉駅前着。福岡にあるという、空中都市と水上集落と移動式都市の調査に向う。従兄弟のソウと一緒に長浜ラーメンを食う。大和書房から、ジュンク堂トークセッションのタイトル決定との知らせ。路上の家観察学会第一回ということになりそうです。楽しみである。別冊宝島より、執筆をした次号の見本誌届く。昨日の小説完了時に分泌されたであろう、脳内物質がまだ抜けきれず、眠れない。まったくもって、頭が冴えてる。こりゃ、おかしい。いや、それは仕方ない。ここ最近の大目玉を無事終了させたのだから。といいつつも、今度は13日に搬入する予定のDig-Italをもう一枚描かねばならぬ。しかし、あっしは福岡県。とか言ってたら、もう帰る時間。短い九州滞在でした。帰りもなかなか、頭は落ち着いてくれず、本も音楽も聴かずに、ただひたすら思索に耽る。そういうことに対しては、このバス旅、かなり有用であります。次は遠い目標としては、立体読書の書籍化に向けて、少し早めの準備をしておきたい。今年はガンガン本を作る、ぞ、となっている。それと、やはり今年は三十歳にして自邸を持つというプロジェクトを実行させたい。二十五から温めていたこの企画。そろそろその時期が来たんじゃなかろうかと、思っているのである。とかなんとか、バスの中での妄想は自由である。なんでもできる。やっぱり空想はタダでいいね。0円ディズニーランドだね。でもこれも、脳内エンドルフィンのおかげだね。ライティング・ハイに感謝しなくちゃです。やっぱりお土産は梅が枝餅ですよね。お土産なのに、帰り道中でパクリ。バスの中で、作曲もいくつか。京都精華大学の須川さんから電話。なんだか、京都で出版記念イベントを企画してくださっている模様。どうなるか。詳細は後日。

2008年2月4日(月)

午前8時起床。もう原稿だけ。小説執筆。今日は、とにかく覚醒してました。っていうかたった今、書き終わりました。頭がぷつぷつ言っています。沸騰してた。頭の後ろの方が痛い。それと左のこめかみ。ここらへん使ってんだろうね。昼ご飯は、ミートソーススパゲッティ、その後、また執筆。スペクテイター売りだされたらしい。まだ見てないけど、立体読書ご覧ください。でエココロ編集長、いざわくんから、Tシャツのレイアウト送られてきた。いい感じ。オッケー。で、また執筆。今日も家から一歩も出ず、ただひたすら書き続ける。昼過ぎから、さらに勢いづいてきた。これはひょっとするとひょっとするかもしれない。青山出版社村上薫さんより電話。原稿どーっすかーとの事。楽しみにしてくれてるなら、やらんとね。そして、ようやく降臨しました。ライティング・ハイ。今日はスタート185枚で、夕方には二百枚を越えてきた。そして、なんとラストの方まで行けそうになってきた。なんか、ちょっと最後の方はうるうるなってきた。そして210枚を越えて、最後のシーンを書いた。終ってみたら222枚。今日37枚。過去最高記録。そして、小説完了。興奮状態。で、送信。拝受コールがかかり。とりあえず、仕事終了。しかも、まだ企画が通ってないらしいからね。もう何でもいいよ。とりあえず、初めての小説。第一稿書ききりました。で、今から。僕は福岡県へ行ってきます。午後9時の高速バスで0泊3日です。イヤー疲れた。

2008年2月3日(日)

午前8時起床。そのまま机に向って小説執筆。現在160枚。後、どれぐらいかな。一応二百枚強を予定中だが、まだ完全には話が決まらず、旅をしているような気分。小説なんて初めて書くから、もちろんのこと、ここら辺からの体力がないのは自分でも分かる。でも、やってみたいという気の方が勝っているのか、どうにか進められている、といった様子。午後12時過ぎまで続ける。4時間半で175枚まで到達。休憩、お昼御飯に節分なんで恵方巻と、餃子、そしてざるうどん。その後、エココロの脅威の本日締め切りのTシャツ用ドローイング。しかし、小説が気持ちよく午前中書けたのがよかったのか、ドローイングもすぐに着地点を発見し、その後は、猛烈にペン&インク、オン・ザ・ペーパー、イン・マイ・ハウス。外は雪らしい。全く外に出る気無し。ドローイング、勢いで二時間もかからずに終了。そのまま、編集長に送信。すぐ、オッケー、いいね~のメール。よっしゃ、終了。新しいドローイング、結構いい感じだと思う。Dig-italのエッセンスが入った、エココロでこれまで描いてきた植物モノの発展形といった感じか。これがTシャツになったら、僕が着たいかも。その後、雑誌コヨーテに向けて。明日出掛けることにした。今度は南。一応、夕食前まででまとまる。今日は引き蘢ります。何やら、また若い人からのメール。なんかみんな元気だな。こちらも負けてられません。返信。東京都現代美術館にて川俣正さんとのカフェトークの情報をトップページに追加してもらう。二月は本当に怒濤です。夕食はミートソーススパゲッティ。ショウガスープ。その後、たいやきが食べたくなり、本日初めて外へ。買ってすぐ帰ってくる。その後、午後9時よりまたまた執筆午前12時まで。小説は185枚に到達しましたが、まだ終らず。あー、疲れた。今日はドローイングが出来て嬉しい一日でありました。近いうちにデザインを発表できると思います。

2008年2月2日(土)

朝起きて原稿。今日は盛り上がり、午前11時まで書いて、15枚到達。久々にいい運動。その後、午後12時に渋谷駅へ、コヨーテの稲澤さんと待ち合わせ。今日は一緒にお昼ごはんを食べながら打ち合わせ。渋谷駅センター街の二階にある隠れ家イタリアン。僕はキャベツとツナのパスタランチ。ケーキとグレープジュース付き。美味。話は最近の自分の行動、興奮してしまっているので、何喋ったのかあんまり憶えてないが、色々と頭の体操。その後、また家に帰ってきて、引き続き、原稿。今日は伸びに伸びた。夜までかかって、25枚。まだまだ僕が目指す量には追いつきませんが、どうにか進んでいます。しかし、久しぶりの文章運動はさすがに疲労。夜は、僕のリクエストで鮭のフライ。鮭は、西荻の魚屋、日南水産のお昼時だけのサービス、一切れ百円の美味しい鮭。美味。夜、色んなメール。そして、連載についての考察。スケッチの原案を考えたり。今のこのいい感じのハードさは、頭の回転を加速させてくれている。

2008年2月1日(金)

朝起きて、原稿。あまり進まず、最近美術館方面の力を使っていたので、文章的な脳味噌の使い方を少し忘れた。なんで、文章っちゅうのはちょっとでも書かない日があるともとに戻すのが困難なのか。言い訳にはならんが。昼飯は家でナポリタン。午後1時半に日刊ゲンダイの野村さんがインタビューをしに西荻窪駅へ来る。僕の家でインタビュー、のはずが、野村さん、のっけからかなり熱くなっており、なんというか、自分の色々を話しはじめた。野村さんに僕がインタビューしているような感じというか、本を読んでスズキさんの生き方にシンパシーを感じたようです。色々と話は不思議な展開を見せ、午後3時までとまらずに続いた。ふーも入ってきて、途中から坂口相談室みたいな状態になった。今までに有り得ない形で非常に面白かった。その後、エココロ編集長イザワくんが西荻窪へ、また僕の家で打ち合わせ。丸井で売る予定の女性向けのオーガニックコットンTシャツのデザインというこれまた有り得ない企画。方向性は早く決まり、一時間ほどで終了。締め切りが4日までで、ちょっとビビるが、やってみることに。その後、パソコンの前で、書こうとするが、やはり1週間のブランクはなかなか手強い。大和書房の増渕さんよりメール。今度は、共同通信の書評が決まったようだ。しかも、書評を書いてくれる人は、なんと、僕の師匠である、石山修武先生らしい。驚く。どういう経緯なのかは、まだ分かっていないがなんともありがたい話である。緊張するが、楽しみです。いくつか、昨日の週刊新潮を読んだとのメール。これはかなり反響があるかもしれない。夕食は、玄米、味噌汁、豚肉の人参、ジャガイモ、インゲン巻き、納豆、大根と油揚げの煮物。食後、コヨーテ連載について思考。その後、小説原稿。ようやく8枚書けた。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-