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Journal -坂口恭平の毎日-

2006年6月30日(金)

掃除すませて、夢飯へ。ロティが食べたくなった。入り口入ると誰か見たことあるなと思ったら、ハナレグミだった。友達でもないけど。ロティは今日もやっぱり旨くて、スウィートロティまで注文。俄に盛り上がる西荻。

2006年6月29日(木)

ルクールピュへ。今日は生ハムを人参で包んだやつと、鶏肉とトマトと赤キャベツのほうれん草ペンネ。うますぎで、そしたら友達の浦ちゃんも食べてて、奇遇。デザートはブルベリーチーズスフレでこれが新作でうますぎて、やっぱり夕食はここだ。
エイチアイエスによる。旅行の思案。

2006年6月28日(水)

現場見に、MOGRAギャラリーへ。大分イメージかたまる。いけるかな。ししょうと歓談。マンクーソ繋がりを発見。ライブのお誘い。又懲りずにやるかな。
その後、原さんより電話。六本木ヒルズの森美術館のアフリカリミックスが面白くて、今回の僕たちの展示のインスピレーションになるのではとの提案。チケットを頂き、入館。うん、これはいい。ベニアの使い方に発見。それとは別にジェーンアレキサンダーというアーティストの作品にビビる。デビットリンチ作品の3次元バージョン。か。感覚が新しい。よい刺激。その後展示の打ち合わせをかねて、六本木の粋な居酒屋「三州屋」へ。 安い旨い。いいこの雰囲気。孤独のグルメ度☆☆☆☆☆。展示について盛り上がる。ようやく展覧会も細部に入って来た。

2006年6月27日(火)

作業。切り貼り切り貼り。あんまりごちゃごちゃしないようにしなくてはね。国産鮭。やっぱりうまいな。ノルウェーじゃいかんなやっぱり。

2006年6月26日(月)

買い出し。作業。MIX。写真選びきるのをやめて、全部展示することに。

2006年6月25日(日)

朝早く起きて、トマトに水やり。日曜美術館観る。楠音という美人画の画家の特集。舞妓の複雑な表情を描く人らしい。見てると、あの世かこの世かよく分からない絵。自分自身もバイセクシャルだったらしく、女装をして自らをモデルとしていた。なんというか日本画とか、美人画とかもうこのさいどうでも良くなっていて、飛び越えていた。矛盾に真っすぐ嘘なく飛び込む。それは人間としてとても気持ちがいいことでもあるのだ。 それはシャレにはならんことでもあるが。先週の小山田氏といい、最近の日曜美術館は、一見普通の画家、わりと地味目。しかし、実際はそうとう中心めがけて、突っ込んでくるアウトサイダーを特集している感あり。日曜日が引き締まる。
午後は銀座に行って、熊本にもあるお店、泥武士へ。ここは材料もこだわり、飯は勿論玄米。そぼろ丼と黒豚ハンバーグ。
その後、中央通りギンブラするが、違和感大。よって横道にそれて、H.P. FRANCEに行く。なんかフィーリングがあって来た。そこの5階にいったら、なんとしゃべりですぐわかって、熊本人が店長で、話したら感覚バッチリで、そこに置いてあるアクセサリーがまたその人が惚れ込んだ、違う感覚のものばかりで、なんというかガッチリ合いまして、たくさん購入。作っている人がわかっているほうがいいわけだよね。その中でKATJA PRINSという人はサブマリンのプラモデルの部品を使っていてちとヤバかった。

2006年6月24日(土)

リトルモアより連絡あり。今度ニュートラルという雑誌で少し紹介されるようだ。紹介本として掲載されるのは結構いいかもと思っている。今度新しい本も見せにいくと編集の浅原さんとも話す。
ニックドレイク伝記本届く。アマゾンの容器かわいいな。この宅配でピンポイントの商品が届く感覚はいつ味わっていてもうれしいもんだ。海童のんで寝てた。

2006年6月23日(金)

NICK DRAKE。彼は三枚のアルバムを作るが、当時はほとんど無視される。そのショックから落ち込み、その後26歳で他界してしまう。その最後のアルバムが「PINK MOON」というもので、これは本当にギター一本とヴォーカルだけで構成されていて、シンプルではあるが、むしろギターの細かい音までが録音されていて、実は色んな音が入っているような音楽よりも複雑である。彼は完全に純粋に音楽がやりたかったんだろう。 しかし、その態度でやり続けるのは難しかったのか。でもそれを今聴いて「新しい」且つ「懐かしい」と感じるこの音は少しも色褪せない。時代の境界がなくなっている。70年代から2006年までが隣り合わせであることを伝える。4次元的思考のなかでのタイムリーな作品。
ブロコッリーみじん切りにして、ペンネ。もう外であんまり食べたくなくってきた。家の方がうまい。

2006年6月22日(木)

ベルグで麦酒二杯。荻窪ささま書店で「ダメオヤジ」第二巻購入。中学校時代のサイケデリックイメージ。今見ても新鮮。ダメオヤジのまわりの家族のダメオヤジに対する態度に救いがなさ過ぎて、笑ってしまう。ナモさんのところで赤タマネギ、トマト、キュウリ、豚肉、河内晩柑nick drake 再燃。amazonで伝記本購入。
早く寝て、ブラジル戦に備える。

2006年6月21日(水)

今日のmix

1.Warrior Charge 2:53 Aswad
2.October love song 7:00 Chris & Cosey
3.The Jezebel Spirit 4:53 Brian Eno & David Byrne
4.Sweet Black Angel 2:58 The Rolling Stones
5.High Priestess 8:10 Karma
6.Zawinul/Lava 3:00 Brian Eno
7.My Tiger, My Timing 5:41 Arthur Russell
8.The Groove Machine/The Boogie Train (Idjut Boys Reedit) 4:29 The Glimmers
9.The Golden Rod 3:06 Roy Ayers
10.How She Boogalooed It 1:58 The Beach Boys
11.Come on and Dance 3:28 Steve Miller Band
12.Diamond In The Back 7:12 Curtis Mayfield
13.Let No Man Put Asunder (Ron Hardy Re-Edit) 7:57 First Choice
14.Wear Your Love Like Heaven 2:25 Donovan

2006年6月20日(火)

朝から屋上で、小屋組み立て作業。アルミだから強度に不安ありだったが、大丈夫そうだ。昨日のMIXテープを屋上でカセットデッキからかけていたら、すごく入り込めた。天気もいいし、良い日である。その後、世界堂に行き、額縁の注文。ボクの描いたA1の図面を入れるやつを。
今日はカレーを作る。パプリカをベースにしたスープでつくる。またまたMIX作業。THE BAND と ROY AYERSとか混ぜてる。

2006年6月19日(月)

中野島忠に買い出し、アルミニウムのアングル、ベニヤ購入。バンクーバー用の実寸模型材料。そろそろ始めないと。今度の表参道の展示、どうしようかと考えていたら、昨日リョータが一つぽろっとアイデア出した。なるほどと思い、その材料も買おう。今度はバンクーバーが0円ハウスだけの展示になるので、表参道ではいろいろ混ぜようかとも考えている。ていうか宣伝もしないとな。音楽も入れよう。ヴィデオも入れようか。
最近のお気に入りのNYガラージの音源をDJソフトでMIXして、カセットテープに入れて聴いていたら。昔、上京して来たばかりの時の寮を思い出した。何もない埼玉の外れにポツンと立っていたあの寮で、ボクはタイから旅行帰りの林さんの買ってきてくれた、カセットテープを聴きながら昼寝して、休日を暮らしていた。
久々にル・クール・ピュ。 シーフードペンネ。さらに二店舗、荻窪に増えていて驚く。
MACのItuneのmixフォルダだけでなくて、カセットテープが重要だ。

2006年6月18日(日)

最近玄米食ばかり食べていたので、外食欲が高まり、洋食欲も高まり、FBPへ。久しぶりにパスタ食べた。小エビと新タマネギのパスタ、ピッツァマルゲリータ。ハートランド。
昼過ぎには恵比寿のリキッドルームへ。今日はHOUSE OF LIQUID。日曜の昼間から踊る。リョータ、タンゴ、アカネちゃんと4人で。3時からMOODMAN。ボクはテキーラ。そのあと、SLY MANGOOSE。そして、ALTZのライブがあり、最後はRONG MUSICというレーベルの人たちだったらしい。MOODMANやっぱり、最近BPM落として来てますね。
サッカーがあったので、10時前には帰宅。
今度DJ SPINNAとTHEO PARRISH来るんだよね。

2006年6月17日(土)

横浜の馬車道にある、新しい東京芸大へ。映像の学科があるところ。校舎は昔のでっかい銀行を改装していて、金庫扉の向こうに教室があったりとなんとなく「未来」を感じさせる。今日はそこでヴィデオアートフェスティバルというものが開催され、ボクのヴィデオが大画面で流された。爆音でステッペンウルフのギターが鳴り響いた。最新設備完全装備の大視聴覚室で。フランスと中国と日本のそれぞれの国のヴィデオが紹介された。 中国のヴィデオが変なものがある。オジさん二人組が戯れあって、くすぐりあっているだけのヴィデオに反応。
そのまま横浜から阿佐ヶ谷へ。タムのライブ。ギリギリ間に合う。

2006年6月16日(金)

世界堂で額縁購入。早速展示用のスケッチを入れてみる。ガラス一枚通すと、空間になんらかの変化が起きる。透明なガラスでも、それはノイズと也、見る人と絵の間に横たわり、そのことで、絵を立体的に感じることが出来る。単純に二次元のものじゃなかったんだと気づくわけである。絵も紙という立体物の上にかかれたものだという事実。ホックニーもガラスに閉じ込められた画商の絵を描いていたな。

2006年6月15日(木)

MTRいじくる。カセットテープの作業。コンピューターで作業していてもやっぱりのってこない。なぜだろう。録音した時に音が全然違う。デジタルだと情報量が少なく感じる。テープだといらないノイズもしっかり入っていて、それはそれで邪魔に感じるのだが、それが本当の音なんだと思う。耳をすますとノイズがなっていることが分かる。カセットテープのプラスティックのケースの中に実際に音がテープに刷り込まれている事。テープは平らではなく、音が詰まって、ボコボコしているわけである。
でも矛盾しているかもしれないが、MP3の音も好きのはなぜだろう。

2006年6月14日(水)

ベルグで麦酒飲んでいると、パリのシュバルとラ・フォルムを思い出す。あんな場所が東京にあればなぁと思いながらもでもベルグの場所の感じは逆にパリにはないなとも思う。シュバルは本当にかっこ良かった。狭い店内。長細い。手前がカウンターだけのカフェスペース。奥に食事が出来るところ。カウンターがよい。亜鉛張りのカウンター。みんな珈琲立ち飲み。それがいいだよな。

2006年6月13日(火)

昼過ぎにstudio UENへ。個人練習。最近また作曲にむかっている。なんでボクこんなに曲をつくりたがるのだろうか。音楽家でもなかろうに。技術もなかろうに。まぁそんなことは何もおかまいなく。曲は出来ていく。
ポール・マッカートニーのソロの作品にDARK ROOMというかなり危ない曲発見。ダンスにもよっている。あとは23skidooのlast words。これも良い。
a tribe called quesのelectric relaxation.johnny hammond ,aretha franklin の70年代後半から80年に向けて、アーサーラッセルのまえのバンド、loose joints,
なんだか、ある法則で耳はうごいていっているようだ。

2006年6月12日(月)

朝早く起きて、朝飯作り、たべる。昼には東高円寺下車で、PARA GROVEへ。原さんと会う。土曜日のフィルムフェスティバルにボクの作品がでるらしいので、映像を渡しにいく。コンピューター作業に手間取る。これはどうにかせんといかんな。
その後、表参道へ。シショーがオープンさせたギャラリーを見に行く。以前、ロケットギャラリーがあったところだ。そこは「土竜MOGRA」というギャラリー。以前から場所をつくるつくるといっていたが、本当に実現させたようだ。いやいや本当にやるというのは、どんなことをも吹き飛ばす。
そこの二階で7月10日からボクの展示をすることが決まった。ナントカ面白い展示をして、この場所を盛り上げたいものだ。
日本戦。うーん。

2006年6月11日(日)

昼過ぎに日比谷野外音楽堂へ。今日はゆらゆら帝国とVOOREDOMSのライブ。日比谷公園初めてきたが、なんか空気が違う。野音の入り口はまるでジャングル。午後5時半開演。雨がパラツク。リョータとNOVとミナミの4人。カッパきて参戦。まずVOOREDOMS。ドラム3人とeyeちゃん。でも本当、こんな編成。ありえんよな。どこかの部族の儀式のようなライブが続く。ビートは単純だ。完璧には乗れない。その後ゆらゆら帝国。ベースの音がでかい。 一曲、ギターのリフが続くいいのがあったが、基本は歌ものをじっくり聴くような感じ。
夜はそのまま恵比寿に向かって、勿論タイ料理ア・テッパラ。今日はなんだか色んな種類むちゃくちゃ食った。辛いの無茶苦茶辛かった。おかあさんはまた元気でよかった。しかし、寝過ごし、武蔵小金井で最終電車降ろされる。西荻まで的士。

2006年6月10日(土)

プリントの整理。今度シショーが表参道にオープンしたギャラリーで展示するかもしれない。イングランド戦観戦。
作曲。

2006年6月9日(金)

手塚治虫の作品が今気になる。しかも、ちょっと大人向けのやつが。地球を呑む、ばるぼら、人間昆虫記、奇子などだ。久住さんの最近文庫になったのもおもしろいらしい。ワールドカップ開幕。一年ぶりにTVケーブル買ってきて、TVを付ける。たまにはいいな。

2006年6月8日(木)

ホビット村一階の長本兄弟商店へ。ここの豚肉が旨いとの情報を得、いってみる。やっぱりSEIYUじゃなくていい野菜を食べたいな。豚肉とネギ、赤タマネギ、セロリ購入。そのネギでみそ汁作ったらうますぎた。今は家飯に興味は向かっている。豚肉は塩胡椒焼き。次いでに多古米という千葉の米を玄米で購入。なんだか最近飯変化中だな。でもこうやって買った方が意外とスーパーより健康で安い。ここは野菜をグラムで売っているから。カンボジアを思い出す。

2006年6月7日(水)

目的に向かっていきながら、ずれていく何か。そしてずれたものはいつの間にか目的を飛び越えて、それ自体が意味を持ち始める。アーサーラッセルの音楽はダンスミュージックに向かいながら、完全にそこからずれていっている。いわゆる僕たちが頭で考える音楽とは離れていく。でも感じれるのだ。その時の「こっちの方が、全然音楽だな」と感じれる、そこが一番創造的な時間であると思う。 建築でも、建築家が作ったものではなく、見せることを意識しないそこら辺にたっている無名の建物にこそ、その配管や、電信柱から電線が伸びていっているところや、洗濯物が乱立しているところのほうが空間的であると思うわけである。ぼくはやっぱりそこに感じるわけである。
自分が歩く街を全てトレースしたような物語も何もないそれだけの空間についての作品を作りたいと思った。

2006年6月6日(火)

11時に入って、ゼロックスコピー全開。そのままよる7時までぶっとうし。終了間際、宇田川さんが来訪。飲みにいきましょうと誘っていただく。西荻仲間。で、今日は東中野。ん?東中野?と思ったが、ついて行ってみることに。で、はいったのはいい感じのカウンターのある飲み屋。そうとう常連のようです。で、注文、「はも」はも?ですか。食べたことありません。刺身と蒲焼きを頂くことに。刺身は梅肉で。 そしてにごり酒で、と宇田川さんがDJ状態。うまい。ただもんじゃあありません。そして、ここの空気感。孤独のグルメ全開状態です。次は「はた」これも初めて。勿論うまいです。こちらは焼酎。ふうたん(芋)。そして、くじらの唐揚げ。とにかく渋めの料理がでてくる。そして、行者ニンニク。これも初めて。うまいねこれはもう。隠れ店。すごいですここ。はい。宇田川さんと話すといろいろと共通点が多く驚く。本当にお世話になりました。 バンクーバー持っていってがんばってきます。帰りはきづいたらかなり酔っ払っていた。重いプリントをもちながらふらふらで帰宅。

2006年6月5日(月)

終日作業、明日のプリントアウトのため。庭のトマトが三つに増えた。もの凄く小さいのになるかもしれない。しかし、トマトは強い。
パソコンに向かいながら、なかなか集中できない。そのままMTRに向かってしまい、宅録BOYと化す。まずいまずいもどれもどれ。
夜はバルタザール、玄米で肉定食、鶏肉の木の芽と味噌和え。うまっ。深夜、作業終了。

2006年6月4日(日)

日曜日はスタジオの日。西荻UEN。ここが今回の本拠地。DEN、亮太。不思議な編成。スポーツをするようにスタジオル。かえってきてから、アーサーラッセル研究。やっぱりきになる。なんか文献とかないのかな。ないんだよな。

2006年6月3日(土)

「食品の裏側」を読了。続けてDR.新谷氏の「病気にならない生き方」読む。なんだか体自身に興味が傾く今日この頃。こっちも面白い。しかし、この二つの本に共通することは「もっと知ること」である。
例えば、昔はナポリタンしか知らなくてそれだけと思っていたのに、実はそれはスパゲッティという種類の中の一種類にあたるだけで、しかも、ナポリタンというのは日本人が作ったメニューで、実際はもっと色々あるわけで、スパゲッティにも、ペンネやらいろいろあるわけで、小さい頃はナポリタンだけと思っていたのが、今では完全に変わって、オリーブオイルでさっと野菜を炒めて麺と絡ませテぐらいがうまいと知っていくわけです。
そういうことをもっと広範囲に感じていこうと思った。醤油が造られる行程を知ろうとすること。そこらへんか。
今日はふうの家でみんなですき焼き。ロナウジーニョのドキュメンタリーみて、興奮。夜はクリントイーストウッド監督の映画、「BIRD」観る。

2006年6月2日(金)

展覧会場の模型作り、写真をアレコレ並べて考える。幾つかの点、修正必要有り。写真が巨大すぎるかもしれない。レイアウト再考。ティルマンスの展覧会が思い出される。ジカバリの魔力。
刑務所の中、読了。これは今まで気づかなかった。名作である。ドキュメンタリーであって、それを超え行く可能性を秘めたるもの、画風とはその本自体の本質を見せる。洒落っ気の意味の違いについて考えさせられる。
刑務所の中の様子をほんとに超客観的に考察しているのであるが、そのような場所というものは、全てが管理されている社会であるわけで、著者以外の人も、というよりはその中にイル人全員がおそらく客観的にそれぞれ、他人や事物をみているっだろうというわけで、そこのところが僕にとっては肝だった。漫画を読みながら、もしかしたらこの登場人物の視点で書くとどうなるのだろうかとかいろいろ想像してしまう。それを著者ただ一人の視点で黙々と描かれていることが、逆に多焦点の物語になっているのではないか。

2006年6月1日(木)

久々に「くるみ」。肉玉ソバダブル。アンド、チヂミ。で、隣に外国の人が一人でフラット入って来た。なんだかその食いっぷりに何かを勝手に感じてしまい、話しかけると、やっぱり分かっていた。ここはとにかく他とはちょっと味が違うんですよ。その人はオーストラリアの方で、歩きに歩いてこの店にたどり着き、ガラス張りの向こうから中を覗いて、日本人がたくさんいたので入ってみたのだそうだ。その選球眼。旅力を感じる。 自分も旅行しているような錯覚を手に入れた!帰りに上島珈琲店で一服して帰る。亮太とデンちゃんと家で待ち合わせ。漫画トーク、書店トーク。花輪和一著「刑務所の中」借りる。これがまたおもしろそうだ。明日読もう。あきちゃんより差し入れの「海童」(芋)頂く。肴は馬肉の佃煮。これ絶品。なり。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-