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Journal -坂口恭平の毎日-

2007年12月31日(月)

メイとユメに箒を作成。学校設立。授業を行う。最後は押し入れの中での最終試験などを行い、疲れ果て、寝る。夜は、北海道から送られてきたズワイガニで蟹鍋。ふう一家と。美味すぎた。その後、幼稚園児でも見れそうな映画を探しに、ツタヤへ。ベルウ゛ィルランデヴーというアニメを借りてくる。予想外に面白すぎて、二回見た。今年は静かな年越し。読書した後寝る。

2007年12月30日(日)

午前7時起床、原稿。部屋の掃除、食器棚の整理整頓。トイレの掃除。本を買いに今野書店へ、筒井康隆、深沢七郎購入。正月用。Judee Sill聴く。今からフーの戸塚の実家へ帰る。

2007年12月29日(土)

午前8時起床。原稿。昼食、神楽坂くるみへ、今年最後の広島お好み焼きを食べに行く。肉そばダブル。やっぱりここが今年も一番旨かった。その後、麦丸で、今年最後の饅頭をテイクアウト。黒糖地につぶあんを注文。ドイツパン屋ベッカーに初めて行く。そして珈琲館で一服。NOVを呼び、話す。家に帰ってきて、ちょっと大掃除の練習。午後4時過ぎ外出。渋谷のエココロ編集部へ。最後のイラストを渡しに行く。フクヘンのイザワくんに渡し、話す。最新号貰う。僕は北斎の海に、フラダンス姉ちゃんがサーフィンしている絵を描いてますから、見てね。そのまま帰ってきて、家で音楽鑑賞。夕食は鯖焼き、味噌汁、鮭と紫蘇の混ぜ御飯、春雨の酢の物。夜はすべらない話。うーん、どうかな。フィリップ君が気になったが。夜、読書。もう今年は頭が動かないようだ。来年の準備は来年に任せることに。

2007年12月28日(金)

午前8時起床。午前11時に西荻の骨董街へ。たかの家へ。たかの子供、ちひろと初対面。現在生後3ヶ月。元気で何より。無茶苦茶笑っていた。本を借りる。その後、帰ってきて、昼飯は昨日のあまりを使って、すき焼うどん。食べて、僕は外出し、浅草へ。今日もロケハン。鈴木さんが、財布が無くなったところから歩いて、ウロウロしてみる。花やしき通る。気になる。午後3時に帰宅。その後、エココロ用の作画。完成。送信。オッケーとの事。年内は完全に終了。読書。夕食は、豚肉の辛みそ炒め、マグロの梅醤油漬け、味噌汁、玄米、恵比寿ホップ。テレビ少々。夜、亮太来訪、白州。午前3時まで飲む。風呂、寝る。

2007年12月27日(木)

午前8時起床。午前10時頃外出。今日は隅田川へロケハン。新仲見世の酒屋でさくら白波一升瓶買って、お歳暮と書いてもらって、隅田川沿いの鈴木邸へ。鈴木さんとみっちゃんと僕と三人で忘年会。なんだか鈴木家はいつにも増して明るい。以前まで、みっちゃんがちょっと調子を崩していて、ノイローゼ気味で僕も鈴木さんも心配していたのだが、立ち直っていたからだった。やはり女性の路上生活者は数も少ないため、喋る人もあまりいない。そういうストレスがあったんだろう。そんなこともあったが、今年は本当にお世話になった。沢庵、野沢菜。鈴木さんはみっちゃんの調子が回復していたのが嬉しかったようで、最近ではまた缶拾いの勢いが増しているようだ。大分稼いでいる。さらにまた色々と昔の面白い話を教えてくれた。本は出るが、まだまだ話足りないことはたくさんあったようで、続編も待たれる。そのまま午後二時まで飲み続けた。鈴木さんと別れた帰りに、シュートボクシングのジムがあるのだが、そこで餅つきをしていたので、買いたいんですけど、、と言ってみるといやいやあげますよ、ということで頂いた。つきたてのあんこ餅、きな粉餅、ごま餅を持って腹減ったので食べていると、おばあちゃんおじいちゃん軍団が向ってきて目が合ったので、餅を分けた。喜んでいた。さらに、まだ余っていたので、路上のオヤジ達と一緒に食べまくった。その後、三鷹へ帰ってきて、ふーとふーの母さんと待ち合わせ。タクシーで三鷹文化芸術ホールへ。今日はフーの姉ちゃんの娘のメイのバレエの発表会。僕もしっかり参加する。ちょっとお酒が匂うといけないので、クロレッツ噛みまくりながら。メイも大分うまくなってきた。昨年も行ったからね。その後、メイの妹ユメと喘息気味になるまで遊んで、家に帰ってくる。今日はすき焼き。ふーの母さんも一緒に。これが美味すぎて、そういえば今年初めてのすき焼きかも。美味すぎて、うどん入れてもう一回食べた。満足。その後、ゴロゴロゴロゴロ。 今日は休みだ。エココロからイラストの提案。ハーイ。カナダ、バンクーバー美術館より、僕が手伝っていた漫画の仕事の話。なんでここの美術館はこんなに僕に協力的なのか。他の美術館、ギャラリーでは考えられない。少しでも美術館のために働いたら、日当を払おうとしてくれるし、その額が半端無い。さらにもっとやってよと言ってくる。これだと、人間乗ってくるじゃないすか。ブルースは素晴らしい人間だ。こんな人ともう一度仕事がしたい。

2007年12月26日(水)

午前7時起床。原稿。小説25枚書いて青山出版社村上さんへ送る。お昼はまたもや萬福飯店へ。勿論麻婆豆腐定食。なんでこんなに美味しいの。帰ってきて、エココロ新連載の原稿800字。午後3時に終らせる。別冊宝島の藤井さんより電話。原稿しっかり受け取りましたメール。大変気に入ってもらえたようだ。これは非常に嬉しい。これで年内に必要な原稿全て書き終わった。大丈夫かと心配したがいつも通りなんとかなった。午後4時に村上さんと西荻窪で待ち合わせ。ヴィレッジヴァンガードへ行き、僕は麦酒飲みながら打ち合わせ。小説の原稿の話。概ね良しとのこと。もうちょっと臨場感を足していきたい、が小説はやっぱり多少難しい。とにかく1月20日までに250枚書いてみることに。ものは試しですから、なんでもやってみましょう。熊本同志だからね。チェコ麦酒飲む。家に帰ってきて夕食、鮭と紫蘇と昆布の混ぜ御飯、牛肉豆腐、白菜とおかかの卵とじ、タラの粕漬け焼き、味噌汁。美味。腹八分で留める。その後、NHKにてロボコンを見る。今年からボールを入れたりするんじゃなくてロボット同士の直接的な闘いになってきた。凄い白熱。近い将来、ゲームのようなロボット同士のストリートファイト状態になるのか、としばし呆然とワッチオンティーヴィー。美術誌に来年二月の阿佐ヶ谷でのドローイングの展覧会の宣伝で僕のドローイングが使われるらしい。承諾。タローにメール。来年の滋賀のこと。コヨーテから概ねオッケーとのメール。フランスの若者からグッジョブとのメール。ありがたく返信。大和書房、増渕さんから帯のデータ、販促についてのシンキングメール。慌ただしくもなんだかんだでようやく年内の仕事も一区切りかな、と。来年のための近江八幡の準備と、小説執筆。これがあと残りの日々。高山なおみさんの料理本がうちで活躍し出した。栗原はるみさんより、やはり手が込んでいるようだ。ケンタロウ氏はさらに簡単に作れるらしいとはふーの談。しかし、最近食べ過ぎのケが多少あり、さらにやたらと燃費はよいのでこのままではデッカくなってしまう。正月へ抜けて食事の微調整を。

2007年12月25日(火)

午前7時起床。別冊宝島1500記念号の原稿。午前11時頃終了。送信。その後、広島市現代美術館の第二回めの提案。ほぼ固まる。送信。その後、たこ焼き。今日は仕事仕事。エココロの次号での新連載に着手。4D GARDENをやります。明日中に仕上げますとメール。コヨーテより原稿オッケーのメール。青山出版社村上さんより原稿催促的な電話。というか、飲んでますねー的な電話。当たり前だがバレてる。で、明日打ち合わせすることにした。もうちょっと書いておきたい。午後6時まで仕事する。その後、ふーと外出。四谷から南北線で白金高輪駅まで。歩いていくと小さな商店街が見える。その静かな商店街にあるフレンチ「ラビラント」へ。外からみたらほとんど何も見えないお店。しかし、絶対いい店だと直感する雰囲気。二週間前くらいから予約していて楽しみにしていた場所だ。クリスマスなのにクリスマス特別なんちゃらではなく、いつも通りの営業。その辺もいい感じである。内装は渋過ぎる。もうすでに気分は最高。パリで行ったビストロより少しだけかしこまった空間。照明もいい。奥に見えるキッチンも素晴らしい。ソファに座るとぎゅっとテーブルをきちんと押してくれる。ホールも物凄いいい雰囲気を持っている。20年前からやっている老舗の店で、なんと店内にはブライアン・イーノのMUSIC FOR AIRPORT 1 がかかっていてこちらは大興奮し、ホールの人に音楽がヤバいですーと言ったら知らなかったらしい。店長の趣味のようだ。なんでここでアンビエントがかかってるんだよ。でもそこが複雑な思考の跡なんだろう。これでもう確定したようなもんだ。ホールの彼も若いのに自信に溢れていてこっちまで自信に溢れてしまう。分からないことは全部教えてくれた。。ある意味、この一番始めのイーノ知ってる?が効果あったかもしれない。シャンパンで乾杯。北海道の生牡蠣をフーちゃんだけ。僕は食べれない。でも旨そうだった。前菜はクレソンのサラダ。パンが旨い。白ワイン、ソーウ゛ィニヨン・ブランを注文。ムスカデのように甘い。次に冬野菜のカスパチョ。これがまた旨い。完全に至福の状態に入り込んでしまった。ワインのおすすめを聞くと、1996年のボルドーがありますというのでそれを注文。シャレにならんくらいデッカいボトルに入っていた。ワインの場合はじっくり熟成した方がいいのでこのような大きいボトルに入れたものほど美味しく、勿論高いのだそうだ。6リットルボトルに入っていた。ホールの人が本当に素晴らしい。説明をきちんとしてくれる。メインはほろほろ鶏のロースト、ポーチドエッグのせ、キノコソース。これを食べて絶頂へと突入し、二人で興奮状態。その後、クルミのタルトとエスプレッソを頂き、みっちり二時間半最高のDJプレイのごとく音楽のような食事を堪能。二人で会計18000円。これは高くないと思う。また再来月ぐらいには来たいと思っちゃった。ラビラント。もしも気になった人はぜひ行ってみて下さいな。ここは凄いと思います。帰宅し、そば茶を飲んで、仕事。

2007年12月24日(月)

午前7時起床。原稿。バナナシェイク。最近、バナナシェイクにハマっている。バナナを半冷凍にして牛乳と一緒にミキサーに入れる。氷を5個入れて、蜂蜜をスプーンで一掬いしてそれを混ぜるだけ。シェイクというよりはバナナシャーベットみたいになり、かなり美味。フレークなどと絡ませても良し。昼食は、一昨日宇田川さんに貰ってきた叉焼を使ってチャーハンを作る。味噌汁と。旨過ぎる。で、原稿書くが、文字数間違えてやり直し。ありゃりゃ。夕方外出。吉祥寺のランダバウト。その後、駅前のバスでフーの姉ちゃんの家へ。メイとユメとフーの母さんと姉ちゃんと6人でクリスマス会。プレゼントを渡す。貰う。フランスで買ってきたシャンパンを開けて,ミートローフ、コーンクリームスープを頂く。食後、メイとユメと遊ぶ。メイと折り紙で多面体を作ろうと格闘し過ぎて疲労困憊する。午後9時に帰宅。仕事しようと思ったが折り紙との闘いに敗れた僕は知らない間にベットの上で寝ていた。終らせないといけない案件がちょっと溜まってきた。ありゃりゃ。

2007年12月23日(日)

午前7時。原稿。一つ仕上げる。午前12時すぎに下北沢でホカリと待ち合わせ。フーとタンゴも。今度の本の著者写真を撮ってくれたのでお礼にフランスの土産の赤ワインを渡す。そのままなつかしの茄子おやじでチキンカレー。これを昔下北に住んでいた頃はよく食べた。あれから8年ぐらい経った。いやー時間が経ったなあ。ランチ忘年会。赤ワインも飲む。その後、カフェに移動し、また喋り倒す。午後3時まで。マジックを色々と教えてあげた。その後、渋谷へ行き、なんだか、ハチ公の交差点で、政治団体や宗教団体がスピーカーを鳴らしながら、演説や勧誘をしているのを見て、警察へなぜあれらが許可がおりるのだとハチ公の前の交番に聞きにいった。お金もかからないのだそうだ。どう考えてもデカ過ぎる音量で訳の分からない演説をしているのだが、それでも許可が下りるらしい。交差点では黄色い看板で勧誘を続ける団体が円形に並んで交差点を囲んでいたのだが、これも完全に放置されていたので、これも聞いた。デカイ音量の演説は、許可が下りればやっていいのだそうだ。どういう条件を満たせば許可が下りるのかはわからないが、これには結構おもしろそうな可能性が隠れているような気がする。どこまで公道や公有地を市民が使用許可を取れるのだろうか。そんなことを考えながら、青山ブックセンターへ。午後4時半からまゆみんのトークショー。まゆみんはエコバックブックという本を20日に出版したので、それについてのトークだった。司会で呼ばれた人が大暴走するというかなり面白い展開になってビックリしたが、よかった。本も購入する。まゆみんのおばちゃんにも会う。その後、帰りにベーグル屋さんで、ベーグルを食べチャイを飲んだ。家に帰ってきてM-1。うーん。どうなのかな。でも見ちゃうけど。昨日の残りの具材で鍋焼きうどん水炊き風が夕食。

2007年12月22日(土)

午後12時起床。少々眠い。午後1時に亮太と二人で西荻の宇田川家へ。忘年会も兼ねての食事会。今回もひろみさんの手作り料理が並ぶ。前菜はタコと野菜のサラダ、南瓜の煮物、叉焼とモヤシのごま油和え。叉焼は勿論ひろみさん自作。まずはハートランド麦酒で乾杯。コロッケは普通のものと海老クリームコロッケの二種類。その後、ロールキャベツがル・クルーゼで煮込まれ登場。お酒はどこ産か確認しなかったが日本酒の非常に甘いアイスワインのような一品。その後、福島の日本酒。いつもは粕漬けは魚なんだが、今回は豚肉を入れてみたらしく頂く。これがまた旨かった。宇田川さんも僕も酒はどんどん進む。ウィスキーに入り、まずはタリスカーの18年。その後、竹鶴。勿全てストレート。その後、なんかブレンドを飲んだんだけど、忘れちゃった。帰りには、庭でなっている柚子と千両を、さらに宇田川コレクションの中から、白州の10年をフルボトルで頂いてしまう。さらにひろみさんの手作り叉焼も。前菜の南瓜と帰りの柚子でしっかり冬至を感じさせてもらう。毎度毎度心地よく、美味しい宴を開いてもらい、感謝感謝です。近いのに車で送ってもらう。その後、午後6時にふーとタンゴと駅前で待ち合わせ。買い物をして鍋の材料を調達。恵比寿ホップ。今日はフランスの赤ワインも開ける。ブルガイユ産。今日は家で忘年会。僕とフーとタンゴと亮太とマコとハンナちゃんと原と栄吉と井田の9人で。水炊き。喋り倒す、笑い倒す、背中が痛くなる。最後はウィスキー飲みながら、Judee Sillを聞く。昨日から寝てなかったので2時ぐらいに倒れて寝ていた。

2007年12月21日(金)

午前7時起床。原稿。その後、ふーの久我山病院定期検診。順調。駅前のそば屋で昼飯。旨い。帰ってきて、ギターの練習。夕食は、玄米、味噌汁、豚肉の辛みそ炒め。その後、下北沢のCIty Country Cityへ。一番乗り。だけど機材がまだ来てないので、麦酒飲んでスタッフと話す。で、午後10時クリスマス会スタート。今年も何回か参加させてもらったけど、僕たちがやっているSUPER!FRESHというイベントはとても素晴らしいです。亮太とタンゴも来訪。午前1時にぎりぎりでヤスが駆けつけてくれて、セッティングしてくれて午前1時半にライブスタート。今回は完全にアコースティックセット。多少マイクの調子が悪かったがそんなのもうどうでもよかった。最後の電気グルーヴの虹のカバーとナイロビの歌のメドレーの時に何か降りてきたね、とトミーは言ってくれた。気持ちよいライブでしたえ。その後はヤスのDJで来ているみんなも異常な盛り上がり。ナンペイもロンドンから来ていたし、途中からデザイナーの峯ちゃん、エココロ編集部ニットも駆けつけてくれて忘年会状態。朝方、峯ちゃんたちともう一つの忘年会に合流。六本木イエローにて。朝方へろへろになりながら亮太と渋谷から電車で帰ってきて風呂入る。朝メールを開くと、大和書房から表紙のデータが送られてきていた。これはいい感じです。デザインはこの前、NHKの仕事の流儀でも特集されていた装丁家、鈴木成一さんがやってくれたのです!感謝!感激!僕の絵が使われています。書名は「TOKYO 0円ハウス 0円生活」という名前です。とうとう始まります。また本の世界が。

2007年12月20日(木)

午前9時起床。原稿。進んでは戻り、という感じ。いつもこういう状態が一時続く。そして、いつかポーンと抜ける、、、はずだ。もう知らん。午前11時まで仕事して、その後ノノカの誕生日プレゼントを作る。完成。フーと西巣鴨へ。もちろんノノカと遊ぶ。年末というのに全く仕事が残っているが、ノノカには会いたい。この人、ほんと凄いもん。とそんな感じで6時間ほどみっちり遊び、もうノノさんも大満足されたようで、いつもなら惜しむ別れを速攻で、「バイバイ、オジ」とのこと。夜はKIKUに寄って夕食を食べる。コヨーテ稲澤さんよりゲラ。でもこの0泊3日も面白くなってきたかもしれない。大和書房の増渕さんと電話。熟考すれば何かが閃く。簡単に納得しない。ぎりぎりまで粘る。とかそんなこんなでなんとかなりそうだ。ほぼ自分の希望の体裁でまとまりそうだ。こういう所で考えたことは結果で必ずでる。本はもうすぐ完全に出来上がる。こっちのボルテージも上がってきた。販促もやりまくりますよー、と言ってみた。その後、明日のライブの練習。カバー一曲増やそうか。一曲目どうしようかとか僕の曲は多くないので悩むことも無いんだが。フランスで一緒だったヒデさんからメール。アメリカのポロック財団に申請してみたらとの助言。申請用紙を送ってもらえるように手配してくれるのだそうだ。彼とは、アーティストがどのようにしたら自分の仕事を確率できるかというのをとにかくフランスでは喋っていた。午前1時までとにかく歌い続けた。最後には結構まとまる。

2007年12月19日(水)

午前6時に新宿駅到着。そのまま家に帰ってきて、風呂に入る。そのまま原稿。お昼まで。昼食は「はつね」でタンメン。音羽館でお願いしていた本代を受け取る。その後、コヨーテの原稿。速攻で書き終わり、送信。今回はイイ感じの旅行だったので、すぐ書けた。夜飯はレンコンのキンピラゴボウを作って、鱒の寿司、味噌汁。夜、大和書房より値段や部数の提案。その返答をする。自分が思っていたことと変化している部分があり、そこを元に戻すことはできないかと伝えた。どうかなるかも、との事。言ってみてよかった。なんでも言ってみらんと始まらん。夜はギターの練習。急ですが21日に下北沢のCITY COUNTRY CITYというところでSUPER!FRESHが開催され、僕もアコースティックギター一本でライブすることになったのだ。そこは曽我部恵一さんがやっているカフェらしい。僕は午前1時半から歌います。終電とっくに終っています。猛者は来て下さい。タダです。

2007年12月18日(火)

午前6時に富山駅到着。今回は富山にある謎の場所へ潜入した。そこは、日本にいながらにして入国審査無しに入国できる、ある国だ。この旅はまた新しい発想をもたらしそうである。勿論今日の深夜便で東京へトンボ帰り。詳しくは2月10日発売号のコヨーテで。ちょっと足負傷する。

2007年12月17日(月)

午前7時起床。原稿。午前11時頃出発。腹が冷えては困るとの依頼で急遽、駒沢大学へ。歩いてすぐのIO GALLERYへ。ハラマキ展なるものが開催されていて、そこで雪だるまの柄のハラマキを買う。その後、三軒茶屋まで歩く。田園都市線はボロ市以外ほとんどしようしないが、なぜか二日連チャン。で、タイ料理が食べたくなり、駅前の屋台FOへ行き、グリーンカレー。ここは小さくてそんなに綺麗じゃない店。タイなのに、ラジオからはAMの音が流れていて、マスターは日本人の親父。タイ好きなんだろうか、興味深い。その後、カフェラテ飲んで渋谷へ。コヨーテの稲澤さんとハチ公で会って諸々。その後、家に帰ってくる。ギターの練習。夕食は納豆釜玉うどんとおからのオムレツ。午後10時過ぎに西荻を出て西新宿へ。今日からコヨーテの連載、0泊3日で今回は富山へ突っ走る予定。

2007年12月16日(日)

午前9時起床。午前11時に三軒茶屋へ行く。昼食は友人がたこ焼き屋をオープンさせたらしく行こうとしたが、携帯を無くしたので連絡がつかず断念。でも広喜という広島お好み焼きやを見つけ入ってみるといけそうな予感。で、そばダブル注文。作り方もいい。隣の親父が、たぶん広島出身なんだけど、うまくヘラを使って綺麗に切って食べている。そっちはシソネギうどんダブルっぽい。旨そうである。食べると予感的中。下の生地が硬いが、それもよく作用している。おいしい。しかし、クルミと比べるとやはりクルミに軍配。その後、世田谷線に乗って世田谷駅で降りてボロ市へ。毎年恒例。途中でタンゴも合流。おしるこ注文。タンゴのチゲスープをつまみ、大判焼きを食べる。毎年お願いしている八百屋の出店のおばちゃんにこそっと「青唐辛子味噌ある?」って聞くが「いや、それが今年ママが忙しくって作れなかったのよ。ごめんね」とあっけなく、今年は青唐辛子味噌ゲットならず。ぜひ来年は作って下さい。ここの旨いのよ。ボロ市でいつも頼む裏メニュー。そしていつものいいものが並ぶ路地に入って物色。ひとつどんぶりにも、おひたしとかも入れられそうな、洋風でもいけそうな、不思議な絵柄の皿を発見。明治時代の萩焼だそうだ。それなら高いだろうと思ったが、3000円との事。なんだかよく分からんが、こっちは文様に惹かれたので関係なく即買い。おやじとおばちゃんの口の悪さが良い感じ。ある程度見て、満足した後、帰りにわらび餅を味見して隣のコロッケ屋さんで、男爵コロッケとかにクリームコロッケと鮭コロッケを購入し、ベトナム料理「SAIGON」へ。シンハー麦酒とレーズンナン。レーズンナンが美味。珈琲も飲みながら喋る。午後5時過ぎに帰る。家に帰って作業。フランスからメール。夕食は買ってきたコロッケと南瓜とおからと味噌汁と玄米。食後、原稿。なんかイイ感じになってきたような分からないような。風呂上がりに本を乱読。僕の自分の本の読み方はかなり雑なもので、とにかく全部は読まない。なんというかその本の書いてあるノリが気になるのだ。だから何冊も押し入れから引っ張り出してきて、本の雰囲気だけをただただ感じる。何も読んでいない。しかし、そうすることで自分が書きたいと思うものを想像しやすくなる。街の中の様子をひたすら描き続けるという書き下ろしの漫画を妄想する。500ページぐらいあったらやばいだろう。一日1ページでも一年かかるから2ページか。自分の書いた、描いた本だけが書棚に並んでいる「オレ書店」なんてあればすげーなとこの前話していたっけ。

2007年12月15日(土)

午前9時起床。原稿。昼食は萬福飯店で。麻婆豆腐定食。900円也。ここは本当に旨い。もっと早く知っていれば良かった。香辛料もかなり本格的である。胡椒、山椒、唐辛子色々、何を使っているのかは分からんが、一種類だけでなく混ぜて使っている模様。甘くて辛い。スープもパクチー入りでいい味。その後、散歩。善福寺公園まで行こうとするが、途中のパン屋ソレイユ(喫茶店のそれいゆとは違う)で買い物になってしまう。甘いパンを少々。その後、みずのはなというギャラリーがあるのを発見し、中に入ってみるとクリスマスリース展というのをやっていた。普段だとまったく反応しないような内容、と思ったがリースが結構よくできている。ついつい買ってしまっていた。リースなんか初めて買った。その後、タカの店に寄ってタカの赤ちゃんを見ようと思ったが仕事に出ていていなかった。帰りにニューバリーカフェでエスプレッソ飲んで、帰ってきてギターの練習。その後、原稿。少しづつ進み出した。どうかな。夜はふー家族の面々と吉祥寺駅で会い夕食。伊勢丹のイタリアン。めいとゆめも相変わらず元気。5歳児に「恭平」と呼び捨てされる30歳前の男は果たして彼らの目にはどのように映っているのだろうかと考えると笑えてきた。とにかくどんな激しい要望にも応えてくれる最高級の変態マシーンであることには間違いない。夜帰ってきてレンタルシップ。毎度恒例の映画鑑賞。今日はトゥモローワールド。いや、これもひょっとします。空間が素晴らしい。で、銃撃戦がいい。プライベートライアン状態でもあるけど、ここの未来のロンドンの世界観はかなりリアルなのではないか。記憶に残ると言うか、体感記憶が残るという感じの映画。夏目漱石を読んで寝る。青空文庫で。

2007年12月14日(金)

午前9時起床。原稿。午後、練習曲。作曲。既存の曲の練習。昼食はキノコとベーコンの和風パスタ。その後、大和書房再校チェック。終了。それもってクロネコヤマトへ。送付。その後、別冊宝島編集部より渡された資料を読書。今野書店に行き、「奇想の系譜」「変身」購入。家で読む。日本の画家が気になっている。Dig-italにもなんらかの共通点が見える、というか勝手に作っているけど。夕食はおからの炒め物。かぼちゃの煮物。豚の生姜焼き。味噌汁と玄米。伊勢丹は食材高いけど、おからは安かったらしい。そういうものが面白いと思った。高い店のあまり具材。頭とか、鶏ガラとか、カス系。僕が働いていた築地の果物屋もそうだった。メロン一個8000円、グレープフルーツ一個700円もするのに、それがちょっとでも悪くなるとすぐ格安になる。そういう高いものが持っているオーラもおもしろいんだけど、格安になったものの数寄な人生も面白い。だって、悪くなったって事は味はうまいのである。なんでも腐る前が旨いわけで。とかそんなこと考える。ヴァンダの部屋を見終わる。最後は意外とあっけなく終ったけど、総じていい映画でいた。自分が考えているアプローチをやられて悔しくなっている自分がいる。明日からボロ市じゃないか。

2007年12月13日(木)

午前9時起床。机の上の掃除。インターネットの処理。来年の展覧会の変更文書、他の展覧会のプロフィール作成とか事務処理。終って、新宿へ。中村屋で親父と母ちゃんとふーと4人でカレー。チキンカレー、旨いです。ここ。1500円もするけど。麦酒を330ml。その後、伊勢丹へ行き、タオル購入。その後、メンズ館にてジーンズを購入。カフェラテを飲んで帰宅。年賀状残り。終了。夕食を作る。クリームシチューと鮭のペッパー焼。サラダとジャガイモとブロッコリー。烏龍茶。夜はヴァンダの部屋の残り。あと30分残して,玄米茶を飲んで寝る。

2007年12月12日(水)

午前9時起床。原稿。その後、ギターの練習。編曲。ジルベルトジルを弾きながらテンションを上げる。その後、ナポリタンを作成、食す。午後2時半に西荻駅前で別冊宝島の編集者、大寺さん、藤井さんと待ち合わせ。いつものように「それいゆ」にて打ち合わせ。文学と都市などの話。原稿依頼の話はほどほどにして、後は色々と考えていることを議論する。盛り上がり、「ちょっと一杯行きますか?」とのお誘い。で、喫茶店を出て、麦酒が一杯あるお店へ。ヴィレッジヴァンガードで3人で生麦酒。その後も僕も編集者も止まらずトークトークトーク。おかわりもごちそうになる。これも年内の締め切り。やってみましょう。その後、家に帰って、メール処理。忘れていることもたくさんあり、対応する。午後6時過ぎに外出。渋谷へ。エクセシオールカフェでエスプレッソを一杯。そしてエココロ編集部。ケイちゃんの依頼のドローイング。フラダンスと北斎のリミックス。よく分からんが始める。3時間後意外に盛り上がり終了。「ちょっと行きますか?」とのお誘い。で、編集部を出て、お寿司屋さんへ。ごちそうになる。ケイちゃんと面白い企画案の話。原始的な話。生麦酒を少々。その後、帰って午後11時。編集部でもう一つ仕事を終らせ、午前1時前に帰宅。新連載の話も少々。今日はさすがに少し疲れる。電話で、アサコから「またラジオに出ない?」との事。あれをやったのはいつだっけ?面白かったので承諾する。

2007年12月11日(火)

午前9時起床。原稿。3時間。その後、再校チェック。で、夢飯でマレーカレー。再校持って。食後、そこでプーアール茶を飲みながらチェック。で、読了。帰ってきて、文房具屋へ行き、プリントゴッコのライトとか色々と年賀状道具の購入。原稿をプリントアウトし、製版する。60枚プリントゴッコする。今年も色々とお世話になりましたので。仕事としては今までに無いくらいの勢いだったのではないか。そんなこと考えながらプリントゴッコ。で、ほぼ終了。その後、レンタルシップへ。「ヴァンダの部屋」を借りてくる。帰りに、東北新社の大熊氏より電話。12月21日に行われる。Super Fresh!のパーティーでのライブ依頼。少しスケジュールに不安をおぼえつつも承諾しちゃった。歌ってみようじゃないの。その後、エココロ編集長ケイちゃんより電話。「明日空いてる?」ということで出張イラストの依頼。明日、入稿するらしく明日中に見開き2ページ分ドドーンと描いてとのこと。勢いで承諾する。帰ってビデオを見る。こりゃあヤバいんでないですか。ヴァンダの部屋。ドキュメンタリーとフィクションが混ざりに混ざったもうなんだか訳分かんないポルトガルはリスボンの貧民街の現実についての映画。自分がやろうと思っていることにもかなりシンクロする。しかし長かったので一時間半見て就寝。あと倍ある。

2007年12月10日(月)

午前8時起床。再校チェック。12時親父来訪。おにぎり持参。昼食。別冊宝島編集部より電話。1500記念号執筆依頼で文学と都市などについて。色んな仕事があるものである。お昼を食べて親父と新宿へ。向うはノノカ。高島屋9階子供用品売り場にて。トトロの「歩こう~」、あの歌にハマりまくっている。なんであの歌はこんなに影響力があるのだろう。映画を見ているわけではないのである。その後Journal Standard屋上のカフェに寄りブルックリン麦酒。フーも途中参戦。4時に帰宅。午後4時半にバイク便来訪。トミーの会社のニューイヤーカード原画を渡す。原画はデザイナー、マルちゃんの事務所へ。楽しみである。で、再度外出。午後6時半に表参道Twiggyへ。クミちゃんに髪を切ってもらう。喋りまくる。シャンプー購入。新年早々のヘッドスパ予約。その後、表参道繋がりでCoyote編集部。パリから戻ってきた稲澤さんと打ち合わせ。次の旅行も面白くなりそうである。それと今日、新刊が出たので頂く。広島への0泊3日の旅。読者プレゼントもある。雑談。というか雑談の方が長かったかも。その中で作家の住んでいた家を訪ね回るという発想が出てきた。これは面白いかもしれない。佐藤春夫、萩原朔太郎など自ら設計している。夏目漱石は建築家志望だった。作家と空間というのは建築家と空間よりもリアルに向き合っているように思える。武相荘も、林芙美子の家も凄かったし、熊本の夏目漱石の家も良かった。作家の家かー。これはちょっと調べる価値がありそうだ。で、午後10時過ぎに帰り始める。原宿まで歩いていく。午後11時半帰宅。家では親父と母ちゃんがクリスピークリームドーナツを持ってきてくれていた。コレってあれですよね。あの新宿で並びに並んでいるあのドーナツ屋。で、初めて食す。丁寧なハニーディップという感じ。旨い。丁寧なフレンチクルーラーも作って欲しい。夕食を食べてなかったので餃子を焼いて玄米。3日連続。完食。ご近所の宇田川家より年末のお食事会へのお誘い。ありがたい。午前二時就寝。

2007年12月9日(日)

午前10時起床。午前中話し合い。午後、渋谷へ。バングラッシーの演劇を見に行く。今回は試行錯誤の作品だったのか、やろうとした事は感じられたが、うーん。終了後、マコや河原と会う。その後、靴屋へ。その靴屋には無かったので池袋まで。でもそこにも無かったので家に帰ってくる。チャンポンが食べたくなったので作る。今日丸岡の餃子。ここのは本当に旨いよ。恵比寿ホップ。で、レンタルシップへ行き、「ゆれる」を借りてくる。大分遅れて見たが、これはスゲー。メイキングも続けて見る。見ると、台本をとにかくいじり続けている監督の姿。やっぱ本が重要。と、勝手に自分のことにも結びつける、僕の悪い癖。鈴木さんの話も、少し視点、焦点を転換させるだけで、とてつもない物語になりそうな気がする。とか色々。カーピーからタンゴ経由で自由が丘ブックファーストの0円ハウス平積み写メールが届く。なぜ、今?不思議な勢いに何かを感じる。ありがとうございます。来年は1月に次の満を持しての作品が出ますから、それもどうかよろしくです。ポールからメール。バンクーバーにFUの作品が並び出したらしい。よいよい。忘年会の計画、連絡。フランス料理が食べたくて、白金のラビラントを予約する。ここは行きたいなぁと思っていたフレンチの店。気張らず、最高品質。クリストフが今回パリで連れて行ってくれた店がまさにそんな無茶苦イイ感じの店で、旨いし、ワイン旨いし、でも洒落過ぎてないし、でも内装もいいし、店員も安心出来るし、なによりも来ているお客さんが幸せそうな顔している。勝手な僕の想像では清家清の「私の家」っていう感じだった。これは西荻の「のらぼう」でも感じることでもある。で、そんな感じのところを探した。行った事ないからよく分からんけど。Bourgueilを頼もー。2004年にパリに行った時に滝田さんが連れて行ってくれたビストロも印象深い。そんなこと言ったら、ケニアの宿泊していたホテルで夜に外で食べるレストランも蝋燭の火だけで良かったし、ブリュッセルのあるあるArgosのキュレーターが連れて行ってくれたガレット屋の味と内装も忘れられない。カンボジアの仏教寺院横のオールドマーケット内のオープンテクノロジーカフェは今でも夢に出てくる。店ってなんだろう。お金を払って手に入れるプライベート空間か。でも住んでいる家も賃貸な訳で、それを考えたら店も家、部屋の延長と言える。面白い人間は、面白い空間を持っている。僕はいつもそのことに嫉妬し続ける。

2007年12月8日(土)

午前7時起床。再校を読む。レンタカー屋にTEL。午前11時に亮太宅へ。今日は亮太の引っ越し。家に行くと親父と母ちゃんも手伝っていた。島忠行って家電を引き取ってもらったり色々。親父がやっぱり熊本に帰る事になり、そのため空いた西荻のアパートに亮太が越してくる事に。午後12時からやり始めたので、午後6時までかかる。で、無事終了。その後、松寿司に行って寿司注文する。にぎり4人前と穴子と巻き寿司と稲荷。と熊本から持ってきてくれた丸岡の餃子を焼いて引っ越しお疲れの会。ハートランド麦酒で。夜遅くまでまたまた喋り倒す。入浴後、寝る。

2007年12月7日(金)

午前7時起床。原稿。違う視点で書いてみる。こっちの方がいいかもしれん。とか色々揺れ動く。11時まで。昼飯はおにぎりと父母がムッシュソレイユで買ってきたサンドイッチ。そのままトミーのニューイヤードローイング。大分固まってきた。もうコレいける。とにかく描き進める。その後、ずっと描き続ける。途中、大和書房の増渕さんから電話。再稿のゲラが出来上がったようだ。バイク便で届けてもらう。午後4時半ゲット。チラリと覗いて、まだまだドローイング作業。午後5時半に西荻駅にて広島市現代美術館学芸員、松岡さんと待ち合わせ。そのまま喫茶店それいゆで展覧会打ち合わせ。展示についての話は早々にまとまり、後は色々関係なさそうでありそうな話をちょっと長めにする。午後7時過ぎ家に帰ってくる。もうちょっとドローイング。ようやく午後9時過ぎに終了。photoshopで編集してトミーに送信、電話。トミーからオッケー、ヤバいねぇ電話返ってくる。仕事完了。いやぁ、気持ちいい。午後10時過ぎ亮太呼び出す。ゲラ見せて、その後After Glowへ行き、エーデルピルスで乾杯。二杯目にラフロイグロックを飲みながら。亮太はナポリタンを注文。ここは料理が本当にうまい。表に出てこない、お母さんらしき人が作ってるんだよねぇ。お通しもいつも旨い。午前2時就寝。

2007年12月6日(木)

午前7時起床。全部が真っ白な、何もかもが真っ白な変な夢から醒める。ぜんざい温めて食べながら執筆。小説どうにか進めてみる。出だしのイメージはあったのでその場面から。どうなるかわからんがとにかく進めてみる。1月に出る本の原稿用紙300枚分も全く無計画で、プロットも何も書かずに、朝からちょこちょこ右から左に書き続けただけだった。どうなるかわからなさが、逆に書く方にとっては毎日自分が続きの小説を読んでいるよう楽しかった。今回は10万字ぐらいを予定。いつの間にか文ばっかり書く人になっちゃっている。文章といえば、小学校5年生の時に、僕は学級新聞を作ることになったのだが、他のメンバーは、何か学校の行事などを本物の新聞っぽく記事にして書こうといったが、僕はなんかちょっと違うなー、と思って、やっぱり連載小説とか、漫画とか載っている方が面白いのになー、とかいう風になって、結局は別に、一人で新聞を作っちゃって、冒険活劇ファンタジー小説を下の方に書いた。洞窟ものだったような記憶。しかし、2回しか続かなかったけど。あれは新聞というよりは雑誌を作りたかったんだと思う。その後、世田谷村という建築実験工房に大学を卒業して入ったとき、「世田谷村リサイクル新聞」というこれまた手作り新聞を作ったのだが、この感じがあの小学校5年生の時と何一つ変わらない感じで、呆然としつつも、とにかく自分はこういう方向で生きていくのかな、と漠然ではあるが決めた。とか言っていたら、この前ウィーン技術大学の建築を専攻している学生が自分で手作りの雑誌を作るんだが、それに0円ハウスの記事を載せてもいいかというメールを送ってきて、おう、どんどん載せてくれよ、と返したのだが、ようやく出来たらしく本を送りたいから住所を教えてくれと言ってきた。なんかこういうのいい。希望がある。なんか無茶苦茶やってくれ。と午前中より、今日は一転盛り上がり、さて、執筆の方は、初日だからしょうがない、色々考えた挙句、2000字もいかなかったが終了。メール等をしゃしゃっと行い、フランスに行った依頼止まっていた、Dig-ital#5の制作。午後2時半まで。昼食は焼うどん。広島市現代美術館より電話。明日打ち合わせる事にする。提出案は通る。うまくやりたいな。これは2月16日がオープニングなのだが、同日に阿佐ヶ谷でも小倉さんのキュレーションの展覧会に出品する事になっている。こちらはドローイングの新作をだそうと思っているのだが、こちらも連絡がある。午後3時より、新宿。世界堂。ドローイングの額装。二時間で出来るということなので、Fedexに行ってVancouver Art Galleryのブルースに頼まれていた漫画関連の資料を送付、タリーズ珈琲でエスプレッソとアイスクリーム。アイスクリーム美味しいよと言われていたそうなので行ってみたが、なかなか。その後、伊勢丹の地下で食材を見て彷徨。ここの雰囲気、全部どれも食べたくなっちゃうな、これじゃ。と完全にマインドコントロールされ、操作不能となり、鶏肉と葱のサラダと、餃子セットを購入してしまう。で、世界堂へ行って額を受け取り、満足して丸ノ内線で帰宅。夜は、その惣菜と、ロールキャベツ、お吸い物、冷や奴。ののか(1歳11ヶ月)がオジと電話したいとの事で電話してくる。オジ冥利に尽きる。オバとも電話していた。夜、トミーのドローイング構想。親父と母ちゃんが来訪。結局、12時まで4人で喋り倒す。その後、入浴後、就寝。

2007年12月5日(水)

朝8時起床。執筆開始。登場人物等。考える。が、まとまらず、が、考える、が、まとまらずを繰り返す。書き始めはこんなものだ。ぐだぐだする。なんかメモる。横になる。織田作之助を読む。トミーからCDが送られてくる。トミーのMIXCD。HerbertやらAlTZやら中納良恵やら。Ellen Mcllwaine、Matthew Dearが気になる。朝飯、トースト。お昼はざるそば。かき揚げも作った。桜えびとタマネギ。うめぇ。お昼はドローイング。しかし、今日はこれもなかなか進まず。脳味噌の動きについて考える。朝の時間についても考える。バイトは時給だから、働けば働いただけお金が貰える。少ないけど。でもこうやって書いたり、描いたりするのは時給じゃない。当たり前だけど。月給でもない。でもそれなりにバイオリズムっていうものはあるようで。とにかく今日みたいな何にも出来ずに呆然とする日というのがあるようだ。自分の場合。しかし、諦めて、もう今日は仕事はヤメー、という風にできない。なんというか時給的に動こうとする。一時間考えたからなんか浮かぶだろうと時給的に考えようとする。しかし、結局は何にも浮かばない。そういう時は皿洗ったり、暗がりの中風呂に入ったり、近所の喫茶店でチーズスコーンを頼んだりすればいいのだ。とは思うのだ。しかし、いつもそういう事をする日は、仕事が何らかの形ですんなり行った時であり、へへん、締め切り前にやり終えた、時間余っているもんね、とやたらと余裕こいているときである。こういう時は厨房にも立たないもんだ。で、気付いた。こういう時はとにかく他の作業をしようと。まずは、返却が遅れている図書館の本を返しに行って、石川淳の「諸国奇人伝」という本を借りてきた。そして、帰り道でなぜか男二人が餅をついていたので、あんことか乗っていないただの餅を買ってきた。つきたてでほかほかだ。で、もぐもぐのソーセージは今日はヤメて、家に帰って作ってもらったぜんざいに餅を入れて食べた。夕食はロールキャベツ。キャベツの巨大な葉っぱを3枚丸ごと食べたようなものだ。ハートランド麦酒を飲む。レンタルシップで「エレファント」を借りてくる。米高校生の銃撃事件を扱った映画。会話は全て即興らしい。僕が好きな空気感だった。生徒が歩いているシーンが多く、しかも長回しだったのだが、その時に僕は、色々な自分が作ろうと思っていることを考えていた。とてもいい時間だった。映画を見た後で、特典の監督のインタビューを見たら、なるほどと思った。考えている過程こそが、何かを持っているのかもしれない可能性で、輪郭がはっきりしてしまった途端になぜか創造力というのはクルッと後ろを向く。そういう意味で考えると、何も浮かばないと、いうことなんかないわけで、むしろそっちの方が、考えているのかもしれない。とか思いながら。僕は小学校のころの夏休みや冬休みを思い出した。僕は長期の休みになると興奮した。なぜなら集中出来るからだ。あの切れ目のない、長い時間。この時間帯では色んな事ができる。朝から出来る。よく早起きしては、ゲームを草案したり、漫画の単行本化を構想したり、してたものだ。こうやっていつかは暮らしてみたいものだと思っていた。しかし、あの時は構想はするが、なかなか実行に移すには大変だった。漫画も描くには描くのだが、30ページが限度だった。そう思うと、今の方が構想している事を具体的な作品、モノに定着する確率は格段に上がったといえる。が、あの時の何とも言えん空気はわすれちゃいかんよ。あの頃の新しい作品が生まれるかもしれないという瞬間の、描いた漫画を、透明のプラ版の下敷きファイルに入れたときの、自分の目の前で描いたものが、離れていく瞬間の、、、、、って何を書いているのか分からんくなってきた。そうそう、今日はまったく仕事が捗らなかっただけ。入浴後、就寝。

2007年12月4日(火)

朝,夢逃す。なんだろこの逃げていった感。すぐにドローイング取り掛かる。12時半まで。もうほとんど終了。今日は天気がいいので阿佐ヶ谷を散歩する。まずは希須林小澤で、ランチ。僕は炒飯定食。これが旨いのよ。しかし、今日の日替わりも旨かった。木耳と豚肉の炒め物。ジャスミンティーを飲んで出る。散歩しながら、不動産も覗き見る。そして阿佐ヶ谷住宅を抜けて、適当に歩いていたら、一軒の電器屋さんが。しかし、外からは全く電器屋さんとは気付かない。なぜなら入口が全て自動販売機で覆われているからだ。少しだけ開いた硝子戸からは年代物のレコードプレイヤーやアンプの姿が。おかしいと思った僕は思い切って中に入って声をかけてみた。誰も出てこない。もう一度声をかけると同時にエプロン姿のオジさんが出てきた。中に入ると古すぎるラジオやらアンプやらスピーカーやら、、、なんだか凄すぎる。不思議の国に紛れ込んでしまったような気分。スピーカーはDIATONEと書いてあった、ヤバい!!オジさんは開店休業中ですよと自虐的な発言。しかし僕が興奮していると、オジさんも次第に乗ってきてこれは何年ものだとか言い出した。ほとんどが昭和30年周辺の超ヴィンテージ。当初は65歳過ぎたらこれらの古い機種を直しながら売りながら趣味のような人生を歩もうとしていたらしい。しかしPSE法の制定によって中古電気製品は売買が出来なくなったので、、、と悲しい顔。しかし、何でもできるじゃないか、と色々勝手に提案。博物館でもいいし、レンタルしてもいいし、なんか必要な人には無茶苦茶欲しいものなんじゃないかと思い出し、とにかく二人で色々とアイデア出しっこする。するとオジさん、なんだか元気になってきたよ。やる気になってきたよと、盛り上がりモード。なんか一緒に面白いことやりましょうと言いながら名刺をもらい、帰ってきた。70歳のおじさん。いい目してたなー。鈴木さんとも相通じる。散歩のつもりがなんだか変な取材みたいになっていた。その後、うさぎやに寄ってみたらしダンゴと甘ダンゴを購入。仕事、仕事、というわけで家に帰って、またドローイング。ほうじ茶とダンゴをつまみながら。うさぎやはやっぱり旨い。トミーのやつは完全に仕上がり、データ送信。トミーから電話。いいね。オッケーということになった。しかし、もっと凄いのが出来たらまた送ってとの事。トミーはハードルが高い。それでこそ良い仕事が出来るわけで、やってみようじゃありませんか。夕食は残ったカレーをカレーうどんに。トマトと玉葱のサラダ、ホウレン草のおひたし、熊本西瓜夢大地。

2007年12月3日(月)

午前9時起床。ドローイング作業。その後午前10時半、フーの母さん来訪。一緒に吉祥寺へ。伊勢丹の地下の自然食バイキングへ。ふーの一家と。たらふく食べる。その後、ヨドバシ、シティバンクに行き、ギター屋でナイロン弦とカポを購入。家で張り替える。そのうち親父が西瓜を持って来訪。実家から冬の西瓜を持ってきてくれた。切って食べる。美味。蜜柑ももらう。らっきょも。その後 Photoshop作業。明太パスタが食べたくなり、夕食として作る。マンゴージュースとポテトサラダと一緒に。その後、トミーとの仕事のドローイング。大分見えてきた。夜はキースジャレットを効きながら寝ながら考える。広島の展覧会の構想を考える。鈴木さんの家について。なんかうまい方法はないものか、探る。寝ている間に大体閃く。

2007年12月2日(日)

朝、タマゴサンド。その後、ニューイヤーカードの仕事。方向性はDig-ital#2で。大きい紙に描くのは得意だが、逆に小さい紙はいつも難しい。お昼、ふーの母さん来訪。昼食を頂く。その後、またドローイング作業。Jose Gonzalez聴く。ティムバックリィ、シャギーオーティス、ジェイムステイラー、ニックドレイク、ロバートワイヤット、アーサーラッセル、ヴァンモリソン、ベックの最近の脱力、はちみつぱい、なんかここらへんが気になる。ただのフォークじゃない、アシッドフォークとも違うような枠、僕の中ではあまりにも強引だが、鈴木さんの家、そしてペンとインクだけで小さな細部から描き始めるDIg-italシリーズ、どれもが関連性を見せている。鈴木さんの家もアンプラグドと言える。しかも、電気は家庭用100Vじゃなく、12Vを使っているあたり、ますます関連性がある。とりあえず、家にあるガットギター中出阪蔵の弦をきちんと張らねば。夜は来週の旅の事を考える。コヨーテ、ワープ・イン・ジャパン3回目。3回目もまたなにやら気になるところが判明した。いつも適当にしているのによく見つかってくれるもんだ。まだまだ日本中行くところは無数にあると思う。その後、夕食はカレーが食べたいということになり、カレーを創作。ホウレン草、ジャガイモ、えのき、しめじ、生姜、大蒜、鶏肉、おくら、キャベツ、玉葱がイン。玄米にかけて、ハートランドと。フルーツはふーの母さんより柿。しっかり食べる。食べ過ぎる。夜はゆっくりJudee Sillを聴く。

2007年12月1日(土)

朝起きたら、なぜだかスッキリ治っていた。昨日のグッタリが効いたのか。すぐに起きて、電車にのって隅田川に向かい、今日は昔、ゴミの花を作っていたクロちゃんに会いにいったら居なくて、アレーと適当に歩いていたらクロちゃんが道を歩いていて、あのゴミの花は一体どこに行ったんですか?と質問したら700個作ったあの花たちは今は一つも残らず無くなってしまったそうだ。8年前に作るのはヤメたそうで、それは僕が卒論で調査していた時だったのでその時間の経過にビックリしながらも、一カ所だけまだ飾ってくれているところがあるよ、と言って一緒にそれがあるというバイク屋へ。しかし今日は閉まっていて確認出来ず。昨日のレンタルシップでもレジの横のハイチュウを飾っている棚が気になったりしたので、なんというか人間が無意識に積み上げるものに今は興味がある。その後、家に帰ってきて午後2時過ぎにハザマがハザマの母ちゃんを連れて遊びに来た。ハザマの母ちゃんとホント10年ぶりぐらいに会ったが、何にも変わらず、向こうもグッチ何も変わらんねーとか言いながら、3人で久々のバカ話大会を繰り広げた。高校1年生の時から、なんというかこの家族とはノリが合っていた。その時の直観的な関係は、といってもただ笑っていただけだが、なんというか現在の自分に直結しているというか確信でもあった。うまく説明はできんが。珈琲と阿佐ヶ谷うさぎやの銅鑼焼きとフランスのビスケットを肴に話す。Dig-italを二枚も買ってくれた。いよいよ12月に突入。しかし、まだ気は抜けませんよ。夕食は、親子丼とちくわと葱のお吸い物と南瓜の煮物を作る。美味。その後、林檎を食べて広島市現代美術館の来年の展覧会のための第一案提出。やったことがないことが出来れば良いと思っている。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-