Tronto Journal

Vol10. マーティン→マルティーナ

26th Sep,2009

朝来ると、マーティンからのプレゼントが。映画用のオープンリールを取り付けた特製バイク。

それを昨日貰ってきた傘と組み合わせると、こうなります。かなり上出来。

午後はちょっと外出して、原さんと大介さんと三人でカナダで一番のコレクター、イデッサが作った美術館のオープニングを見に行く。1900年初頭の人形劇のコレクションと現代アートを組み合わせた展覧会。ディスプレイの仕方が凄すぎてビビる。

その後、トム・ディーンの奥さんのアンがやっているアートメトロポールというアートブック屋に顔を出す。ここはカナダの伝説的なアーティスト、ジェネラルアイデアが作ったスペース。なんだか、ディープな体験をさせてもらってます。0円ハウスを見せると、みな興味を持って、ワイン飲みながらトークが炸裂。取り扱いといってくれた。

ランチは南インド料理。

椅子に車輪を付ける。

こちらはテレビコーナー。

モバイル本棚。

今日はマーティンと二人でかなり仕事が捗る。一気に終わりが見えてきた。

マーティンは自転車の直感的天才的な職人でありながら、あらゆる種類の映画のフィルムのコレクター、映画技師でもある。だから、自転車とこのオープンリールを組み合わせている。CINECYCLE。彼のスペースの名前でもある。夜、遊びにいくことにした。バンクーバーのランディと電話した際に、マーティンとは深夜に会えわないと駄目だ、というからだ。マーティンはなんと60歳になった時に、実は自分は女であることに気付いたらしく、深夜マルティーナに変身しているらしいのだ。彼女もいるのだが。。。

その前に、エチオピア料理屋でディナー。美味。

CINECYCLEヘ。

彼のフィルムアーカイブ。何でも揃っているのだそうだ。

やはり、深夜に行くと、マルティーナに生まれ変わっていた。幸せそうなマルティーナ。こういう人が僕の仕事のパートナーなのである。感動して、なんだかうるうるしてきた。

アトリエでのマルティーナ。自転車と映画に塗れている。その後、みんなで原さんが持ってきたデカイ赤ワインを飲む。色んなおもろい話。マルティーナ、ヒールが高くて歩きにくそう。

若かりし頃のマーティン。

マーティンが集めている自転車の写真の一枚。こんなのがあったんですね。今日も朝まで。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-