St-Nazaire Journal

Vol02. ストライキを脱出しLe LiFEへ

15th Nov,2007

午前7時にクリストフの家を出発。今日はどうよ、ストライキ。って思っていたらメトロは動いていた。が、案の定みんな集まってこれじゃ新宿のラッシュ状態。何本も乗れずに見逃す。ようやく午前10時に乗れた。駅へ。

久しぶりのTGV。まずはこれでナントまで向う。僕はTGVが好きなんだけど、クリストフは新幹線の方が好きらしい。無い物ねだり。

ナントに着くと、オウヘリとマヒが待っていてくれた。彼女たちもLe LiFEのスタッフである。オウヘリの車でいざサンナザールへ。オウヘリ、無茶苦茶飛ばしてました。みんなフランス語ばっかり喋っている。だからとりあえずフランス語を僕も喋る事に決定した。コマンタレヴ、ジュマペールキョウヘイ、ジュヴアトウキョウ、オウシャンテ、アドゥマ、、、必死に知っている言葉で喋る。

ナントの街並。ここの黄色の壁のパン屋が無茶苦茶うまかった。

これが店内。かわいんだよね。これが。

ようやくサンナザレに到着。ここがLe LiFEである。格好良すぎ。VIPというのは向かいにあるライブハウス。この二つがここらへんのニュースポット。

Le LiFEの入口。さすがはナチスの軍港です。前を行くのはクリストフと建築家のハンスミヒャエル。ベルリンの建築家。ここのLe LiFEが初めての作品なのだそうだ。みんないいカオしていて頼もしい。

Le LiFE内の様子。テクニシャンたちが忙しく設営中。明日から僕も参加。日本人のヒデさんにあった。彼もアーティスト。かなり面白い作品を作っています。

今日はロケハン。Le LiFEの屋上からの眺め。ここは湾になっている。目の前も同じく軍事施設だったところだそうだ。

恒例のホテル内部。今回も二部屋着いていてキッチンもいい感じ。気持ち良さそうだ。ネット環境もバッチリ。これからの作業のベースキャンプ。メールチェックする。

クリストフのオフィスに行くと、今回の展覧会の巨大ポスターが張ってあった。欲しい!と言うと勿論くれると言ってくれた。クリストフは本当に素晴らしい人。無茶苦茶気が合う。賢い人間と語り合うのは僕にとって一番の遊びである。まず金がかからない。食事代だけで一日32ユーロ発生するらしい。といいながらも僕はなぜかずっとクリストフにごちそうになっている。

クリストフと仕事帰りにバーによって赤ワイン。今日はボジョレーヌーボーの解禁日。ホテルでもタダ酒、バーでも赤ワイン。には二杯ずつのんで皆でディナーへ向う。テクニシャンにも挨拶し、明日から手伝ってもらう事に。ヒデさんとクリストフとボクとハンスミヒャエル、4人で行く。

今日はガレット屋でトマトとソーセージのガレットとシードル二本。4人で話し続ける。フランス人はとにかく話が好きなので、僕にはとっても合っている。どんなに熱くなっても冷めて返されることがない。それは僕にはとっても楽だ。午後10時半に家に帰ってくる。ようやくスタートラインに立った。いつものように素晴らしい仲間に恵まれているので問題なく仕事ができそうだ。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-