Nairobi Journal

Vol15. ナイロビからマサイマラへ、サファリへ出発。

23th Jan,2007

午前6時にソクデウに叩き起こされ、二人でタウンへ。
今日から一泊二日でマサイ族の村、マサイマラへサファリの旅へ向かう。
3時間かけてナロックという街へ。そしてそこで乗り換えて3時間かけてマサイマラへいく予定。
しかし、今回はケニア人不在の旅。でもソクデウは僕と同じでどんな事があってもあんまり気にしないタイプで、しかも僕と違って、とてもしっかりしているので旅のお供としては完璧。
オヤジに見えるけど、僕より二つ年下なんだよね。

マタトゥの中。キクユ族のポップミュージックが鳴り響く。そしてなぜか時計売りやビスケット売りなどがどんどん入ってきては消えていく。ついついビスケット購入。

いよいよ出発30分も経つとこういう風景が広がってきた。すげー。
いままではケニアの都市の生活を見てきたが、ほとんどの地域はこういうとこなんだろうな。
僕はケニアの丘がとにかくお気に入りです。

中継地点のナロックに到着。すぐさまジャックの親友のマイナという青年に会う。バス乗り場まで案内してくれる。ナロックで一泊する予定だったが、ピッタシカンカンでマサイマラに行くバスを見つけたのでそのままマサイマラへ向かう事に。

マサイマラへ出発。

しかし、いきなりハプニング。なぜならマサイマラへの道は動物用に作ってあるので無茶苦茶ぼこぼこしている。エンジンがおかしくなったようで修理不可能なようだ。次のバスが通りかかるまで待つ事に。

バスの中で待ちながら観察していると、バスの中の乗客はみんなマサイ族のようだ。ほとんど家族同然のようにみんな話し合っている。彼女はそんなみんなからママ、ママと呼ばれていた人。まさにマサイな女性。

新しいバスに乗り換える。荷物を載せるのを手伝ってあげると、その中の一人ピーターというマサイ族が僕たちにマサイの旅の仕方を教えてくれる。さらに自分の所に泊めてあげると言ってくれた。しかも二人で1200円。サファリは一人二万円ぐらいするところもあり、どうなるのかなと思っていたのでハプニングに感謝しないといけないね。

そしてまたパンク。こうなるともう何でもこいである。それにしてもみんなこういうときの処理能力が素晴らしい。誰もいない道の真ん中で車が動かなくなってもビビる事無く、すぐさま修理を始める。それを嫌って問題が無いように完璧なものを作る日本人とは全く違う、もう一つの感性。これは見ていて面白くさらにためになる。パンク一つ直せなくてどうするよ、と言っているような気がした。

マサイの家、建設中。マサイマラは近い。

仲良くなったピーターとソクデウと休憩中にカフェへ。 ケニアではどこにもチャイがある。

カフェから夕暮れを撮る。マサイの村は本当にいい。

ようやく到着。最後は15軒ほど、バスはそれぞれのマサイの家に止まっていき、ピーターの家は最後でした。
何か最後はバスというよりは、ある家族のライトバンに乗り込んだような不思議な気分。
もうあたり一面真っ暗。そして空には絵で描いたような無数の星が。
しかも流れ星見ました。
食事が出来るまで、たき火を囲んでピーターの家族を紹介される。
勿論皆バリバリのマサイ族である。

食事はパスタとオムレツとマンゴ。うめぇ。

二人用のテントにベットが二つ。ここに宿泊。
まだ明るい所でここを見ていないので、明日の朝日が楽しみだ。
それにしてもアクシデント続きでなんとナイロビから14時間もかかってしまった。
6時間の予定だったのに、、、。
でもここたぶんここすごいよ。まわりに何も無いもん。
しかも無茶苦茶広いんだろうなというのは直感で分かる。
それにしてもここ電気が無いので、全く何にも見えん。
明日は6時前に起きる予定。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-