Nairobi Journal

Vol04. キクユ族の民謡を歌いながらみんなで作る

12th Jan,2007

一夜明けて腰に疲れを少し残すものの、意外に大丈夫。 トニーもへばっていた。作業場に歩いて向かう。毎日この20分のウォーキングが気持ちいい。 現場に着くと、もうピーターたちがスタンバっていた。今日はみんな僕の家を作ってくれている。 僕には何も聞かないでいいと分かっているので、どんどん好きなように作っている。

大分出来てきた。でもこれをどうやってジョイントするか課題は残る。 しかも、6、7メートルの塔を作りたいのでまだまだ足りない。

途中、ピーター(左)とジャー(右)が歌を教えてくれた。僕がトラディッショナルが好きなのを知っているから、キクユ族とルオー族の歌を教えてくれた。コール&レスポンスの歌で、僕が歌うと皆が喜んで返してくる。僕も喜んで返すと、すぐまた返す。ホントに彼らと遊ぶと終わりが訪れない。しかも彼らは僕より年上である。ピーターが36歳、ジャーは32歳。でも若い。聞いてみると 自分でトレーニングを続けているらしい。ジャーはダンスのマスターである。

休憩中に他のスタジオを覗く。こちらはダンスカンパニー。ワールドソーシャルフォラム用の練習である。無茶苦茶かっこいい。ここにはたくさんのプロのダンサーがいる。しかも、昨日来ていたダンサーもいて、昨日最高だったと喜ばれる。よかった。

ランチ。今日はもっとディープな現地人しか行かないような原始的レストランを試す。 まるで映画のセット用な感じである。ちょっと汚いので、不安が少し募るがもうここまで来たら オープンマインドである。川の流れに身を任せる。

出てきたのは、チキン&ウガリ。写真も美味そうに見えるが、実際無茶苦茶美味かった。 現地人が食べるのが一番美味いのは当たり前。やっぱりピーターとジャーと一緒に食べて良かった。

みんなパペットを作り出した。彼はジャー。みんな普段はパペットを作っているのだから、 こんなのはお手のもんだ。

こちらはインド人シュレッシュの作品。手前にいる、ジャックが気合い入れて作っている。 構造はできあがったようだ。

今日はフライデー。仕事が終わった後はどこかいこうぜムードが高まっている。 とりあえずタスカ麦酒を飲んで、音楽聞きにいこう。

そして辿り着いた店が、初日に行った魚を出すお店。 しかし、今日は町中がフライデーナイトを楽しむ人々で溢れかえっている。 この店も同様、しかも生演奏の音が鳴り響いている。

ほらほら。これはコンゴの音楽らしい。みんな踊りまくっている。 また血が騒ぐ。

まずは麦酒を飲もう。と思っていたら体が勝手に動いて、

ステージまで行ってしまった。またもや! 踊っている皆が喜んで、どんどん話しかけてくる。みんな名刺を僕に渡す。 面白い光景。ケニアはいいな。どんなに踊っても、誰も煙い顔をしない。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-