Banff Journal

Vol08. トークショー開催

27th Jun,2007

今日で、オヤジと母ちゃんと亮太とマコが帰国した。ハザマは昨日飲み過ぎていたのでゆっくりホテルで寝てる。みんなでブルースの奢りで朝食を食べる。バンクーバー美術館のチケットもみんなの分貰った。やっぱりここでは自由な気分になれる。本当に大事に扱ってもらっている。ありがとうブルース。今日もいい天気。このカフェの外でのブランチは最高。

今日はブリティッシュコロンビア大学内にある、民族博物館に行く。ここにはネイティブインディアンたちの芸術品や生活用具が陳列されている。大学の中は森のようなものもあり、緑が溢れる広大なキャンパス。

トーテムポールの前でみんなでパチリ。

科学研究棟の壁。

大学構内からの眺め。信じられません。この裏には伝説的なヌーディストビーチがあるらしい。

民族博物館入口。バンクーバーの建築家アーサーエリクソンによって設計されている。ネイティブの住宅を素にしたデザイン。中に入ると一つの大きな開放されたスペースが出てくる。

博物館内。両脇に様々な作品が並ぶ。

僕はバンクーバーに来て、ネイティブの作っているものの意味を始めて感じることができた。それまでは全く面白いものだと思った事がなかった。

メイとユメとネイティブ。

ビル・リードの作品。

ハイダ族の仮面。

今日は原さんの働いているギャラリー「CENTRE A」で僕のトークショーが企画されている。僕が来るとなったらこんなトークショーまで企画してくれて、本当にバンクーバーの面々は寛大で素晴らしい。ナイロビと鈴木さんの話をする事に。トークショーの前には、日本人用の新聞、バンクーバー新報の記者、三島さんがインタビューに来てくれた。熱くなったインタビューだった。二時間みっちり話す。

午後8時にスタートする事になっている。続々と人が集まって来た。原さんも告知していないのにと驚いていた。

まだ誰も来ていない時に、ある男性が現れた。左の彼はJackと言って、バンクーバーで一番興味深い、そして裕福なコレクター。初めて会った。彼から握手を求めてきてくれて、前回のオークションに僕は出品したのだが、そのときに落札できなかったらしく、ぜひ作品を売ってくれとの事。立体読書の江戸川乱歩の作品が欲しいのだそうだ。ありがたい。こっちでは、自分が書いたドローイングも意外と評判がいい。これは面白くなる。右はそんな人をいつも紹介してくれる僕の最高の媒介者、原万季子。

トークスタート。全部、英語なので大変です。二時間も。でも結局僕はしゃべりたいことがたくさんあるのでいつも時間が足りなくなる。

本当にたくさんの人が来てくれた。僕の本を持っているひとも来てくれてたり、日本人の留学生でバンクーバー美術館で見ました!という人や、本当に皆さんありがとうございました。懐かしい面々にも会えました。バンクーバーが僕にとって東京よりも仕事がしやすくなってきてる事を実感した。これは移住かな。

その後は、中国人ギャラリスト、スティーブンの紹介で、おいしい「お粥」という広東料理屋へ。最高でした。終わりにみんなでパチリ。毎日がパーティーである。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-