Editor's note  -“0円ハウス”放送後記-

2007年9月9日(日)

今日0yenhouse.comオープン一周年を機としてEnglish版を開設しました。全編英語のみとなっていますが、写真を中心とした、直感的な内容になっています。これは、外国人と日本人の嗜好や特性を考えての試みです。その分、これまでのサイト内容とは少し違った感じになっているので、日本語ページ愛読者も是非英語版を一度覗いてみてください。

10月24日(火)

バンクーバー新報の三島さんからメールが届く。
バンクーバーで開催中のKyohei Sakaguchi Exhibition 'Zero Yen Houses'を取材し、
それを記事にしてくれたとのこと。
さらに、驚いたことにその記事の載った紙面をこっちに送ってくれるという。
Fantastic!!
今時こんな親切な人あまりいないんじゃないか。
とかく、ビジネスにばかりかまけ過ぎていると、
何もかも損得や取引といった観点でしか物事を見ないような部分があって、
これをしたから対価はこうこうで・・・とか、
これをしてもらうとしたらコストがこれだけかかりそうだなとか、
そういうことばかり考えている自分がいたりする。
今回のようなことがあるとハッとさせられる。そんな世俗というか、自己の本質から離れて、人間同士が絡み合う社会という機械装置に組み込まれている自分に気づくのだ。
このサイトの運営を通じて今回の三島さんのような好意に少なからず出会うことができた。
その背景には坂口恭平という人間が生み出す世界に対する共感があることは間違いないとは思うのだが、それだけではなく、「何か価値を生み出そう」、「損得抜きで何か面白いことを表現していこう」という僕等の気持ちが伝わったからではないかと思う。
やはり、人の気持ちを動かすのは感動なのだ。
そしてまた、人に感動させられるのは空っぽの無心の状態での表現なのだ。
つまり、自らが表現したいことを何の邪心もなく素直に表現できた時にこそ人の心に届くモノが生まれるということ。
この感覚を自らの仕事へフィードバックできればいい仕事ができそうな気がする。
そんなことに思いを馳せさせてくれた三島さん、そして協力していただいた全ての人に改めて、
感謝!!

2006年10月10日(火)

今日ようやく、webショップがオープンした。
今後単なるショップから、商店街、そして町へと少しずつ発展させていく予定。
非常に楽しみだ。

物事は、ある段階を過ぎるとそれ自体が生き物のように勝手に飛躍していくようだ。
それは、あたかも自らの意思を持っているかのように。
制作をしていると、度々そういう感覚を抱く瞬間がある。
そして、そういう時は必ずうまくいくものだ。
「成るように成る」というのは、もしかしたらそういうことかもしれない。

0yenhouse.comも徐々にそういう雰囲気が出てきたような気がする。
それは、徐々に具体化されていくと思うので、見ている人にも楽しみにしていてもらいたい。

2006年9月22日(金)

いよいよ、Kyohei Sakaguchi Exhibition 'Zero Yen Houses'がスタートする。
いい仲間に恵まれ、準備も順調に進んでいるようだ。
webの方でも、バンクーバーの総合情報サイト「Mapletown」で紹介していただけることになった。大変有難い。突然の無礼な申し出にもかかわらず、快く紹介を快諾していただいたことにこの場を借りて深くお礼を申し上げます。
ちなみに、Mapletownは環太平洋文化交流協会(ICAS)が運営しているサイト。
在住の方も、旅行で出かける方にもバンクーバーの生活に関する便利な情報があらゆるジャンルで手に入ります。
これをきっかけにまたwebで輪が広がるといいと思う。

2006年9月21日(木)

思えばあっという間の出来事だった。
9/4にあったキョウヘイからの突然の電話。
“webをなんとかしたい”というその一言から始まった、この「0yenhouse.com」。
何も迷うことなく、考えることなく話を聞きに車を飛ばして行ったことを我ながら不思議に思う。
昔からキョウヘイと話すとき、会うときはいつもそんな感じだったような気がする。

この「0yenhouse.com」、制作にあたって確認したのは、ただ一点。
「テキスト主体でシンプルに、わかりやすく」。
我ながらアナログな匂いのプンプンするいいものができたと思っている。
キョウヘイの創造物が持つ独特のテイスト、味と巧い具合にリンクしているのではないだろうか。
今後このHPがメディアとして“何を”、“どう”発信していくのか、エディターとしても興味深い。
そして、多くの人に見てもらいたい。
身びいきではなく、彼の持っている感性は純粋に素晴らしいと思うからだ。
今後も坂口恭平の感性の発露をうまく伝えていけたらと思う。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-