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Journal -坂口恭平の毎日-

2009年10月31日(土)

午前7時帰宅。そのまま寝ずに原稿。太田出版梅山くんから電話。仕上がった原稿概ね良しとのこと。これでようやくまた進められる。なかなか次が書けずにいたので、ほっとする。一点だけ、改良をする話。しかし、次の原稿を仕上げなければいけないが、締め切りちょっと遅れている。書き下ろしはなかなか難しい。カリスマホームレスに訊け第二回が更新。眠くてぼーとする。眠る。午後、外出。北口に新しく出来た古道具屋を見に行く。その後、黄色い鳥器店にも。京都の須川さんが横浜に来ていて、会いたかったが、全く明日の準備してないので断念。家に帰って、支度する。明日からは、熊本である。こちらも一週間で一つ新作を作ることになる。やります。

2009年10月30日(金)

Abraham'magpie'

午前中、エクセシオールカフェにて原稿。太田出版。昨日何か進みそうだなと思ったら、ようやく指が動いて、6000字書けた。さらに通して読み返し、書き直し、一気に完成させた。こうやって、できるあがる瞬間というのは一瞬でぐっと上がってくる。久々にそれができてよかった。果たして、梅山くんは喜んでくれるかしら。駅前の電話ボックスから原稿を送信。ここはなぜかワイアレススポットになっている。その後、フーアオが駅まで出てきたので、一緒に駅前で遊ぶ。犬と戯れる。その後、午後5時外出。阿佐ヶ谷駅へ。象設計集団の初期作品であるドーモアラベスカにて、小松義夫さんのトークショーに向かう。素晴らしい空間の中でのトークショー。小松さんも乗りにのって話をしてくれて堪能。その後、色んな人と初対面し、お話をする。なんと敬愛する吉阪隆正のご長男とお会いすることができた。とにかく僕が影響を受けてきたことを熱く話す。すると、いつでも遊びにいらっしゃいと言ってくださった。僕は彼の戦後直後の本棚だけを並べて、屋根をかけて作った、おそらく建築家初のバラック建築の写真がないかと尋ねたところ、どこかにあると思うとのこと。今度、是非調べにいきたい。その後、僕はTOKYO 0円ハウス0円生活で吉阪自邸の写真を使わせてもらったのだが、その写真家である北田さんとも会うことができた。さらに、吉阪隆正を知るきっかけとなった僕が高校時代に読んだ本を書いた斎藤祐子さんの娘さんとも会い、僕が大学時代に一度だけお世話になった象設計集団の富田さんにも会えた。小松さんが機会を作ってくれた。彼はロイド・カーンとの対談まで実現させてもらっており、いつか何かの形でお返しができたらと思う。すると、小松さんは「今度は坂口選手と一緒に仕事がしたいな、どっか遠くにいって、パッと撮って、描いて、それをそのまま閉じ込めたような本を作ろう」と言ってくれた。感謝あるのみである。10時頃そこを離れ、渋谷へ。峯ちゃんの事務所に行く。みんなで麦酒飲みながら話す。楽しいひととき。森くんが、ルーツレゲエのMIXCを作ってくれた。その後、峯ちゃんと二人で代官山AIRへ。TAKIMI KENJIを見にいく。タンゴも来た。朝5時半まで踊る。その後、TAKIMIさんに曲名が分からなかったトラックを尋ねる。それがMagpie。これずっと家でヘビーローテーションして碧と踊っていた。

2009年10月29日(木)

一歩も外に出ず、作業した。太田出版の原稿。何か越えたら、ぐっと進みそうになっているんだが、どうなるか。と、じりじりやっている。カナダについて考える。オスカーピーターソンも、ジョニ・ミッチェルも、ファイストも、ロビー・ロバートソンも、ニール・ヤングも、グレン・グールドも、レナード・コーエンも、クローネンバーグも、なんといってもマイケル・J・フォックスもカナダ人だし、ウィリアム・ギブスンも、フィリップ・K・ディックもアメリカからバンクーバーに移住し作品を書いている。とそんな自分の趣向とカナダでの仕事が多いことを勝手に結びついて遊んでいた。小学館ウェブサイト第二回目の原稿完成させて送る。こちらは10日ごとに更新される予定なのでゆっくりしている暇は無い。小学館の村山さんから、これはひょっとするとひょっとしますよ。と嬉しいお言葉。夜もずっと仕事を続ける。とにかく熊本前に終わらせなくちゃいけない仕事があるのだが、もう何日もないじゃないか。熊本からも連絡がある。地元のテレビも展示までの様子を追いかけてくれるとのこと。色々面白くなればいいと思う。

2009年10月28日(水)

朝、復活。外出し、エクセシオールカフェで原稿。四次元ガーデン。太田出版。進ませる。その後、小学館ウェブサイト用の原稿も、10枚弱。どうにかレールを走らせた。月刊スピリッツ送られてくる。熊本市現代美術館より、手に入る余剰物の写真など。ジュンク堂池袋でも11月から展示があるので、そちらの準備も。広島市現代美術館で展示した鈴木さんの家10分の1スケールの模型も出す予定。とにかく今は、一つに絞らず、全てを少しずつ進ませていこう。トロントの経験で、またキャパシティーが上がったはずである。どんどんやってくれ。

2009年10月27日(火)

昨日の夜から、風邪っぽくて、朝起きても調子が悪い。アオと一緒にインフルエンザ予防接種に行くも、風邪っぽいのでお父さんはやめておきましょうと言われ、風邪薬もらって、飲んで、帰って、寝る。翼の王国の打ち合わせの予定だったが、延期してもらう。

2009年10月26日(月)

午前中、エクセシオールカフェで原稿。四次元ガーデン。完成し、送信。その後、書籍用四次元ガーデンも。送信。午後5時、吉祥寺で太田出版梅山くんと会う。喫茶店で打ち合わせ。現在、なかなか進んでいない原稿をなんとか年内には完成させようという予定をたてる。もう一度、原稿をしっかりと書いていこうと思う。最近、様々なことが蠢いていて、カオスではあるんだが、そういう時こそ、ちゃんと長編を書けるようにしないと、それと同時にもう一個の長編も待っている。とりあえず太田出版の方をきちんと仕上げねば。しかし、今日話して、やる気になった。ここ最近は、エネルギーを放出するほうに力が傾いていたが、再び書くというじとっとした作業に入っていく必要性を感じた。とにかく年内まで、その調子を上げられたらよい。

2009年10月25日(日)

一日、家で原稿。グラントリノを観る。シド・バレットの研究。林さんと久々に電話する。一時間以上話す。

2009年10月24日(土)

朝起きて、原稿。午後、マコとはんなちゃんが遊びにくる。指輪制作をフーが担当することに。色々と調べたり、話したり。熊本市現代美術館での個展のポスター案が送られてくる。良い感じ。で、6時頃まで話して、そのままタクシーでみなでニチニチへ行き夕食を食べる。やっぱりここ、美味いです。鶏飯、上海やきそば、モツの石焼チャーハン、コロッケ、里芋春巻き、チャンプル、杏仁豆腐、麦酒、黒糖焼酎、ほうじ茶。しかも、ここ安い。気分がよくなり、帰ってきて、原稿。

2009年10月23日(金)

午前11時チェックアウト。葛西くんたちが車で迎えに来てくれる。そのまま饂飩屋へ行き、とろたまうどんを食べる。食べながら、まだまだやたらと熱く話し合う。昨日からずっと喋っている。その後、米原駅まで送ってもらう。新幹線で東京まで。そのまま国立まで戻ってくる。昨日寝ていないので、しばらく眠る。今日は家で一人。夜、駅前まで出掛けてask a girraffの中庭で夕食。ハンバーガー。チャイを飲む。光文社ゲラチェック。熊本市現代美術館での個展についての作業。今回は熊本オリジナルの0円ハウスを作ってみようと思っている。コヨーテからハローワークスのCD-Rが届く。ハローワークスの全仕事も紹介できたらと思っている。

2009年10月22日(木)

朝起きて、東京珍貸のスケッチ。完成。午後2時に国立駅で光文社の山川さんと待ち合わせ。スケッチを渡す。これで無事に原稿を書き終える。で、原稿がもう二本残っている。東京駅へ。今日は滋賀県立大学でレクチャーがある。東京駅へ。新幹線で米原駅へ。車内で仕事をしようとするも寝てしまう。いかんいかん。米原駅で、滋賀県立大学学生、葛西くんと待ち合わせ。車で大学まで。布野修司教授と初対面。布野先生の本は学生時代に読んでかなり感銘を受けていた。こんなふうに会えるのは非常に嬉しい。で、レクチャーをする。40分で終わらせて、その後、討論会へ。かなり無茶苦茶なことを喋りまくった。布野先生が痛快といった様子で喜んでくれていた。学生たちに激飛ばす。その後、二次会へ。その場でもやたら喋りまくっていたら、一緒に飲んでいた男二人が殴り合いの喧嘩を始めた。みんな元気だねえ。討論会で盛り上がって血気盛んになったようで、布野先生は「お前のせいだよ」と言っていた。痛快。こうやって、いつも狂喜乱舞に日々は過ぎていく。3次会に行き、テキーラ飲んで、ホテルに帰ってくる。しかし、原稿を書かなくてはいけない。

2009年10月21日(水)

午前中、起きて原稿。東京珍貸。12、3枚になりそうだ。どうにか方向性が見えて、締め切りに間に合いそうなので、ほっとする。まあなんとかなるもんだ。お昼過ぎに完成し、送信。午後2時に浅草で小学館の村山さんと待ち合わせ。連載が始まったカリスマホームレスに聴け!第2回の取材。隅田川の鈴木宅へお邪魔し、焼酎を少し頂く。質問に答えてもらう。良い取材。その後、午後7時から飲み会。イタリアンを食べる。終電で帰ってくる。明日は滋賀県立大学にて講演会がある。光文社の山川さんから原稿バッチリとのメール。熊本市現代美術館がらみで他のトークショーの依頼。春秋社、11月から始まるジュンク堂池袋店での展示について。翼の王国の卓さんと電話。インド行きはもしかしたら、12月上旬になるかもしれない。そうなると、かなり年末に向かってきつきつのスケジュールになる。溜め込んでいる原稿も待っている。やらんといかん。が、酒も飲みたい。そして、話したい。動きたい。机の前でなかなか原稿が書けない。しかし、今日10枚書けてほんとによかった。なんだかあらゆる仕事が有機的に蠢いている。それはとても創造的な瞬間で、キラキラしている。

2009年10月20日(火)

フーアオとののかの家へ。お昼をごちそうになる。その後、僕だけ外出し、六本木へ。取材。取材は無事に終わり、珍貸原稿にようやく光が見え、また西巣鴨に戻ってくる。ロケット公園で、ののかと碧と遊ぶ。

2009年10月19日(月)

午前中、ロイヤルホストで原稿。いんでぃ庵でチキンカレーを食べて、築地へ。中銀カプセルタワービルへ。その後、久々に築地市場へ。場内を歩いて、働いていた昔を懐かしむ。東京珍貸の取材も兼ねて。面白そうな物件が見つかったのだが、今回はなかなかうまくいかない。デッドラインが近づいてきているが、書けそうな物件が飛び込んで来ない。校了日は23日。かなりやばいが、ぎりぎりまで探そう。なんとかなるはずだ。その後、原宿へ。リトルモアに0円ハウスを買いに行く。浅原さんに久々に会って話す。そこで、なんと編集の加藤くんから珍貸の有力情報が。ありがたく頂戴する。そして、いつものように1階の宮川さんのところで話す。結局今日も二時間ほど議論を交わす。宮川さんは、2004年に出した0円ハウスのデザインをやってくれたデザイナーなのだが、その時から、ずっと今を予言するようなことを僕に言ってくれていた。それもあって、僕は時々リトルモア1階にある宮川さんの事務所を訪ねては、これからどうなるか、という話をしにいっていた。まだ仕事もほとんどない時である。しかし、二人で言い合っていたことは、そのうち大変なことになるはずだ。面白いことをやっているのだから、そのうち人は気付く。で、今。スペシャリストにならず、全体性そのものを仕事にしている僕の今の状態に、宮川さんは興奮してくれている。これこそ、ずっと話してきたことだからである。南方熊楠、岡潔、今和次郎、寺田寅彦、宮本常一らの仕事には何らかの一貫性がある。それぞれ肩書きは違うが、同じ方向を見ている。彼らは通常であれば、カットしてしまうはずの周波数をそのままに残していくような仕事をしている。つまり、それは先日のトークでも話したこととも繋がるのだが、思考の解像度が非常に高い。まだまだ足下にも及ばないが、そのような先人がいることは、本当に心強い。そして、そのような思考ができるのは、日本人の特性なのではないかという話もする。それは僕が、カナダやアフリカに行って、非常に強く感じたことである。そして、それ自体を仕事として成立させていくことの重要性を話し合う。このなんとも形容できない、自分の仕事も10年以上やってきたが、いよいよ第二段階に入ってきていることを日々実感している。どんな複雑なことでも10年、やめずにやれば、形になってくる。僕はもう自分の仕事を一生止めることはないだろう。売れる、売れないなんて、まったく関係ない。お金もまったく関係ない。社会を良くするために、何かできないか。それだけを考えていけばいい。とか、そんな話を、直観のみで語り合う。そのままついつい飲みに行きましょうと誘いそうになったが、今日はさすがに我慢して、家に帰ってきた。

2009年10月18日(日)

午前8時半帰宅。そのままシャワー浴びて、一時間寝る。午前11時外出。西荻窪へ。西荻の父母である、宇田川家に遊びにいく。フーアオ、亮太と四人で。お昼をごちそうになる。今日もまた素晴らしい食事が登場した。まずはプレミアム麦酒と、サラダと茶碗蒸し。手作り天むす。エビグラタン。白身魚とイカと野菜の蒸しもの。鶏肉の甘酢煮。そして、最後につきたての餅が入ったお雑煮まで。ひろみさん手作りの絶品料理が次から次へと出てきて、こちらは全員至福の世界へ。お酒も麦酒のあと、スコッチに入っていった。カリラ、イチロー、タリスカー、ゴールデンエイジ、ロックの後は、ストレートで。シェリー酒も頂く。日本酒も少々。ということで、完全に酔っぱらい、気付いたら、夜の7時であった。7hourパーティー。帰りに、ボウモア12年のミニボトルと宇田川さん手作りのベーコンのお土産まで頂き、ハッピーになり、完全に開放系であった、我らが家族は、電車の中でも、やたらと人が話かけてくるというトロント状態になり、まるで旅をしているかのような気分で家に帰ってきて、すぐに眠ってしまった。

2009年10月17日(土)

午前12時に代官山ヒルサイドテラスへ。今日は、TOKYO ART SCHOOLということで、ヒルサイドプラザにて哲学者の萱野稔人さんとトークショー。トーク前に通りで一服していたら、安西水丸さんを見かけ、ついつい話かけてしまう。なぜなら、アオが氏の名作絵本「がたんごとん」のファンであるからだ。ということで、絵本について話すと、喜んでくれ、さらに、がたんごとんの続編が近日中に出るとのこと。これはまた楽しみが増えた。ということで、なんとなく、気分も盛り上がり、トークスタート。始めは僕のレクチャー45分。140人もの人が聞きにきてくれた。その後、萱野さんの話を聞いて、二人でトークセッション。かなり面白い話が飛び出てきたのではないか。フーアオ、フー母も聞きにきてくれた。その後、モンスーンカフェで聞きに来てくれた人たちも一緒に18人ほどで打ち上げ。やたらと盛り上がる。僕もテキーラを飲み続ける。その後、タクシーで恵比寿に移動して、タイ料理テッペラに行く。久々にお母さんにあって、ご機嫌。10人ほどで二次会。その後、5人ほどで三次会へ行く。結局、朝まで飲む。水戸芸術館でのトークの依頼、明治大学でのトークの依頼。とにかく話す機会が増えている。願ったり叶ったり。全て快諾する。芸大学生の石川女史が、新しくできた「アキテキタ」を持ってきてくれた。僕のインタビューが載っている。ちゃんとハメを外している。ありがたいよ、こういうの。そんなこんなで、朝7時頃までどんちゃん。

2009年10月16日(金)

午前中、原稿。スケッチ。午後、外出。世田谷線に乗って、松陰神社前へ。世田谷法務局へ行き、登記簿を調べる。その後、三軒茶屋まで行き、ハマの店、ラジオ焼き屋を覗くも、店長がいなかったので、歩いて取材がてら、下北沢へ。イーハトーボで一服する。珈琲が美味で、音楽が素晴らしく、名前を聴いたらANDRE CONDOUANTというフランスのジャズギタリストだった。今度買お。ライナーノーツはなんとイーハトーボの店主が書いていた。なんだか、色んなことが広がっていく。その後、また笹塚へ。今回、珍賃連載4回目、なかなか大変である。しかし、どうにかまた新しい情報源を見つける。その後、一度家に帰ってくる。夜11時半外出。今日は、TAKIMI KENJIがエイジアでDJをするということで、渋谷へいこうとするが、疲れていたのか、電車の中で眠ってしまい、起きたら、国分寺で、もう渋谷行きの電車は終わってしまっていた。ということで、午前1時すぎ、家に帰ってくる。

2009年10月15日(木)

午前7時起床。外出し、ロイヤルホストで原稿。お昼、帰宅。映画「YES MAN」を診る。熊本市現代美術館の坂本さんと電話で打ち合わせ。少しずつ作る作品のイメージが見えてきた。1週間滞在し、作り上げる予定。今度は、僕が住みたい家を作ってみようと思っている。常に新作をつくりたい。そういう状態である。今は。少し仕事をしたあと、外出。外苑前まで。Twiggyでくみちゃんに髪を切ってもらう。本当にここは心地よい。たくさん喋り、マッサージを受け、三時間ほど過ごす。夕食は麻婆豆腐。ジュンク堂池袋店での石川直樹さんとのトークショーの告知が始まった。楽しくなりそうだ。

2009年10月14日(水)

Nuit Blanche'BICITYCLE'

午前7時起床。午前中原稿。スピリッツ原稿送信。お昼前に外出。フー、フー母、アオと四人で西荻窪へ。荻窪ル・クール・ピュの分店が西荻にできたとの情報を受け、行ってみる。1000円のランチ。スープ、サラダ、蒸し鶏のハンバーグ、茄子のグラタン風、バジリコパスタ。美味。嬉しい。珈琲とケーキまで付いてくる。荻窪とはまた違った趣で良い。その後、パン屋や器屋などを散策。その後、親戚の佐々木家に遊びにいく。午後5時、一人で抜け出てそれいゆへ。河出書房新社の坂上さんと待ち合わせ。書籍化に向けての打ち合わせ。TOKYO0円ハウス0円生活文庫化は再来年になりそうだ。4D GARDENの書籍化についても。こちらは来年5月出版を目指していくことに。少し追加の原稿があるので、年末までに仕上げなければ。年末までの仕事が詰まってきている。できるかな。その後、にわとり文庫に行って、レオ・レオニと長新太の絵本を二冊購入。最近、アオが絵本にのめり込んでいて、今あるものでは満足できなくなってきているので、ちょっと複雑な本を選んだ。

2009年10月13日(火)

Nuit Blanche'BICITYCLE'

午前6時起床。原稿。午前8時外出。フーが風邪を引いているので、僕とアオの二人で順天堂病院へ。定期検診。超音波の結果。何も異常なし。アオは体重測るだけで大泣きしている。その後は、回りの人に愛想振りまいている。アオ、楽しい人だ。お昼に終わり、フーと一緒にフーの病院に行く。その後、ランチを食べに、シエル・ドゥ・リヨンへ。若鶏のロースト牛蒡ソース和えを食べる。絶品。1000円。素晴らしい。アオを家に連れて帰って、また外出。四谷駅へ。上智大学の構内で原稿。小学館、路上力第4回。書き終わる。午後5時、アンジェラ教授の研究室で打ち合わせ。その後、AUX BACCHANALESに行く。白ワイン、テキーラロック。チーズ盛り合わせ。色々と話し込む。来年の3月に向けて、日本近代文学短編集英訳立体読書絵付きを完成させたい。これはできれば面白くなってくる。色んな仕事が蠢き繋がり合っていく。こうなってくると、頭の中が創造性で満たされて、寝なくても大丈夫になる。あぶない、あぶない。夜、笹塚へ行き、昨日の続きの取材。しかし、また住人には会えず。夜10時頃まで密偵するも、残念。家に帰ってくる。

2009年10月12日(月)

午前6時起床。原稿。お昼前に外出。再び参宮橋へ。昨日久々に行ったら気に入ったので、東京珍貸物件探しと、自分の家探しをドッキングさせて取材。しかし、なかなか良いのは見つからず、その後、幡ヶ谷、笹塚まで歩いていって、不動産を何軒も回るが、面白いのは見つからず。で、笹塚で狙っている物件の前にまで来るも、そのアパートには誰もいない。また明日来てみよう。参宮橋では、また上海飯店に行き、ひき肉チャーハン。美味。ここ本当に美味い。隣にも上海飯店があるのだが、そこは母親の店らしい。久々に下北沢に行って、街をぶらぶら散歩して、帰宅。太田出版の梅山さんより原稿の催促。うー、がんばります。上智大学のアンジェラと電話で話す。立体読書書籍化についての話。明日、大学で会うことに。帰ってきて、小学館の原稿進ませる。夜、早めに就寝。

2009年10月11日(日)

午前中、読書。お昼前に外出。フーアオと三人で参宮橋のtrayというギャラリーへ。まゆみんの新しい本、オランダトラベルブックの出版記念展覧会を見に行く。オランダ麦酒を飲む。碧も楽しそう。ゆっくり話して、その後、駅前の上海飯店へ。中に入ると、店員さんがニコニコしていて幸せな空間。ひき肉チャーハンと、八宝やきそばを注文。これが当たりに当たった。無茶苦茶ここ美味い。満足して出る。その後、上野のおばちゃんに碧を見せにいこうとしたが、記憶が定かではなく、家が見つからない。残念だが、帰ってくる。翼の王国の卓さんより電話。随分前に企画書を作っていた、インド、コルビジェの旅の企画が無事通過したとのこと。これは無茶苦茶嬉しい。年内、もしくは来年早々、インドは、チャンディガールとアーメダバードに行ってコルビジェ建築を見ることに。また新たな体験になりそうだ。来週打ち合わせすることにした。色んなことが蠢いているが、リラックスしすぎていて、なかなか頭の中が集中してくれない。来月の熊本市現代美術館での個展も待っている。やらねば。確実に脳内のエンドルフィンが放出されている。ということで、夜、エンドルフィンの文献を読む。

2009年10月10日(土)

朝起きて、近所の鉄道総研で行われている祭りを見に行く。出店で色々食べたり、レールの実験模様などを眺めたり。その後、午後2時に浅草駅へ。デンマークの建築家である、ピーターとロウラ夫婦と初対面。なんでも、0円ハウスをデンマークで買って、日本のホームレスを研究するために、グラントまでとって、東京に来ているのだ。ということで、鈴木さんの家に連れて行く。鈴木さんも大喜び。英語を喋りたい僕も大満足。午後5時頃まで焼酎飲み続ける。こうやって、色んな人と同じ空間を共有することが重要なんである。これがまた次の仕事に繋がっていく。デンマークに鈴木さんを呼びたいとまで言っていた。何かが始まりそうな予感。しかし、最近はちょこちょことヨーロッパの方から話が来ている。来年はぜひヨーロッパで仕事をやってみたい。今のところ、ベルリンビエンナーレから調査が入ってはいるのだが、まだ行けるかは未定。とにかく、きっかけを探し続けよう。色々といつものように寝過ごしたりして、夜帰宅。疲れて寝る。

2009年10月9日(金)

朝、家に帰ってきて、寝る。ペンギンカフェオーケストラ聴く。お昼は、スターバックスにて原稿仕事。なかなか進まず。なんか最近興奮しすぎて、作業が止まっている。夜11時、外出。タンゴと恵比寿のリキッドルームへ。house of liquid。TAKIMI KENJIとMOODMANとidjut bouys。久しぶりに友人にも会う。とにかく英語が喋りたいので、ブルースというヘッドハンティングの仕事をやっているアメリカ人と喋る。シャンパン。午前5時頃まで踊り、帰ってくる。

2009年10月8日(木)

朝から仕事を始めようとするが、なかなか手につかない。とにかく落ち着いてない。トロントから写真などが送られてくる。祭当日の様子を客観的に眺める。コヨーテ最新号、月刊スピリッツ最新号、エココロ最新号が送られてくる。そろそろ連載の方も次の回の準備をしなくては。篠田さんと電話で、石川直樹さんとのトークショーについての打ち合わせ。午後外出。渋谷駅へ。エココロ編集部。モスバーガーの書籍表紙用のイラストを渡す。たまに、イラストレーターにもなる私。もう何でも屋です。その後、代官山へ行き、AITにて、哲学者の萱野さんとキュレーターの渡辺真也さん、AITのスタッフと17日に行われるトークについての打ち合わせ。萱野さんと僕の息はぴったり。かなり面白い話になるのではないか。もうちょっと話したくなったので、恵比寿の居酒屋で、萱野さん、渡辺さんの三人で。その後、萱野さんも西荻在住とのことで、西荻に場所を移し、西荻串カツセンターにて、串カツを食べる。亮太も途中から参戦。夜3時ごろまで、トロントの癖が抜けない。いつまでも、話すのを止めたくない。亮太の家に渡辺さんと宿泊。

2009年10月7日(水)

まだトロントの熱が冷めず、一日ぼうっと過ごす。資生堂から雑誌、花椿が送られてくる。インタビューがようやく掲載された。多摩川ハウスが無茶苦茶いい感じで写っている。これはうれしい。見かけたらぜひ。体中にエネルギーが満ちている。こんな感じは久しぶりである。どんなことでもトライしてやろうと意気込んでいる。河出書房の坂上さんより、書籍化諸々決定の嬉しいメール。来年、三冊の本が出版される予定である。大変だが、楽しみである。今日は家で過ごす。朝日新聞の夕刊に隅田川のエジソンが大きく紹介されていた。出版されて一年以上経つのに、嬉しいことだ。何かあらゆる物事が一つに繋がろうとしているように感じる日々。得体の知れぬものに鳥肌が立つ。

2009年10月6日(火)

結局、前日も朝の9時まで飲んでいて、起きていて、寝てない。そのままタクシーで空港へ。エアカナダ直行便で日本に帰ってくる。機内では映画も一つも観ずに、とにかく寝ていた。成田エクスプレスでも寝ていた。午後6時過ぎに国立の家に到着。久々に碧に会うと、無茶苦茶成長してびっくりした。僕も今回の旅は、本質的に何かが向上した確信がある。もっと色んなことに挑戦することができるという自信がついた。夜は久々にゆっくりと家で過ごす。トロント行っている間に日本でも、様々なことが動いていた。文庫化、書籍化の話も進んでいる。さらに忙しくなっていくと思う。とにかく、今はどんどん体を動かしていこう。午後11時頃、早めに眠りにつく。

2009年9月17日(木)~2009年10月5日(月)

Tronto Journal

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-