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Journal -坂口恭平の毎日-

2006年5月31日(水)

来週にゼロックスで最終のプリントアウト作業が待っているので、写真のデータ作り、詰めの作業。david mancusoセレクトのthe loft music聴きながらノリノリで行う。
赤瀬川原平さんがなんかの対談で語っていたことがいきなり思い出される。それによると、東京は銭湯、飲みやなど店や空間が充実しているので私たちは玄関しかいらないというものであったように記憶している。ボクはそれを聴いたときドキッとした。ゾクッともした。そして0円ハウス調べていくうちにそれを現実に行っているケースを見たと思った。しかし、それは今の私たちの生活すべてについてもあてはまっているようである。東京を一軒家としてみていく。ここに又次の鍵が残されているように思える。
鶏肉ではなくて、豚肉でつくねを作る。あと、讃岐うどん、ぶっかけ。和製カルボナーラ。

2006年5月30日(火)

「食品の裏側」という本があってスポーツ新聞で特集してあって、なんでも添加物製品を作り続けて来た添加物マスターが添加物に関して本を書いているそうなのだ。面白いらしい。そしてやはり添加物はあやしいわけだ。とかそういうことを踏まえていくと、とにかくコンソメの素や本だしいりこだしのようなものは嫌だし、塩や醤油も厳選されたものをつかいたくなってくる。うちはみそ汁は昆布と鰹節から取っている。 今回から塩も天日干しのものを使い始めた。とにかく家で作るものはできるだけ、加工品を使わずに自力で作り上げようと思う今日この頃。冷やし中華を食べたくなり、おいしいラーメンの麺を使って自家製たれを作って食す。あのハムとかベーコンがいけないらしい。よってひき肉を醤油で炒めた。で、それを食べるとこっちの方がうまい。そりゃそうか。

2006年5月29日(月)

午前中友人と会う。港にいく。変な喫茶店に入る。そのまま空港へ。帰京。こうやって毎回帰ってくる時はいつも初めて上京した時のダイナミックさを失わない。これはいいもんだ。家で熊本ラーメン食す。町田康の短編集「権現の踊り子」購入。これは面白い。はじめて町田さんの読む。映画の「白痴」の世界観にも似ているか。SF的つげ義春というか、なんだろう。ジャケットがまたいい。

2006年5月28日(日)

昨日の今日で少しくたびれ、終日寝てしまう。夜はデパ地下で物産拝見。古代塩購入。熊本ラーメン購入。柚胡椒購入。ウニ豆腐購入。鯵の味醂干し牛深産購入。とにかく物産買う。その後、近所の居酒屋で母と。うーん変な店だった。しかし、意外と味は悪くない。夜の熊本を酔っ払ったまま歩く。橋を渡る。やっぱり街に川が横切っているというのは何らかの影響があるなと思う。

2006年5月27日(土)

車でドライブ。久しぶりに。 そしたら井筒監督がラジオで喋っていて、タクシードライバーの前のスコセッシがヤバい映画をつくっているという「ミーンストリート」。デニーロがまたまた出ている。ニューヨーク青春映画らしい。そこの挿入歌ということでいきなりかかったストリートファイティングマン!!!ノリノリで熊本田舎道を疾走。田んぼだらけの小川町。次はビーマイベイベー。フィルスペクターのプロデュース曲です。車が欲しくなった。東京で。
昼前に帰ってくる。5時から結婚式。カナヤンとマリちゃん。カナヤンは高校の同級生。かなり厳かな結婚式。ボクはチャンプルーの「花」をギター片手に歌ってしまいました。よく考えると毎回歌っているような気がするが無視する。二次会は壱の倉庫というレストラン。ここはボクがお世話になった、サンワ工務店というところが設計した店だ。その後、カナヤンのオヤジの行きつけスナックリブ。そしてラーメン屋。その後又店。そして歩いて帰りました。盛り上がって良かった。

2006年5月26日(金)

昼過ぎに羽田へ。熊本着3時半。スカイネットアジアはリクライニングがないやつがあるわけで安いわけで、揺れるわけで、なかなか着陸優先させてくれないので遅れるわけで。カナヤン迎えに来てくれる。明日はあなたの結婚式だというのに。やっぱり歌おうということでギターも持っていった。一緒にキャッスルホテルに行く。明日の打ち合わせ。その後、二次会の準備。こういうのもなかなかいいもんだ。 高校の同級生、ミトとサイトー、奥さん、セイヤと会う。ドンキで買い出し。クイズをしようということになり、早押しピンポンも買ってしまう。

2006年5月25日(木)

ベルグでbeer。ここのソーセージはうまい。なんか詰め合わせもあるらしい。3000円と5000円コース。いつか買おう。今週はイエローで土曜日NYのthe shelterというイベントを主催しているtimmyがくるし、日曜日はmicroofficeでdaniel wangがあるんだけど、ボクは明日から熊本なのでどうしようもない。
亮太家。今度モレーノがくるんだよね。カエターノの息子。漫画、よしもとよしもとみる。うんうん。最近嫌なニュースばっかりだ。TV止めてからは変なニュースを聞かなくなった。

2006年5月24日(水)

近所で髪を切る。で、いつも切ってくれる人が映画と漫画が詳しくて、髪きりそっちのけで談義。談義。今日の収穫。リベリオンというSF映画。21g。エレファント。これはドキュメンタリーらしい。そしてクロサワ、影武者。ちょっとチェックしてみよう。
ヤフオクで購入していた、shuggie otisのinspiration informationが届く。最近こうやって贈られてくるのうれしい。ジャケがやばい。グレー色の使い方がうまい。shuggie otisはアルバムで聴いた方がいいとわかった。構成がすごいから。一曲づつ聴いても爆発力があるのだが、やっぱりアルバムできくと違う。
プライマルスクリームが新作を出すらしい。country girlという曲は、ストーンズのベガーズバンケットと、ニューウェーブのギター、それをダンスミュージックに仕立てていると、ちょっとこれはまた気になる。ぞ。

2006年5月23日(火)

秋葉原、最近色々変わっているらしい秋葉原にいって、ふうとじゅんと飯食った。この前、イエローにいって昔の熱がまた沸き上がるのを感じる。もっとダンスしようと、初心に戻る。ダンスしたいという欲求は、かっこいいものではないと思う。もっと本能的なものだ。人間的なものだ。そこら辺をきちんと解放させてあげようと思う。BEACH BOYSにもVAN MORRISONにもcaetano velosoにもそれがあるのだ。そこのところをthe loftは分かっていたんだろうと考えると興奮する。

2006年5月22日(月)

音楽がまたまたきているわけでこれはどうにかしなくちゃいけない。なんか祭りのようなものを想像している。ボクが作った歌を聴きに来てというよりは、みんなで踊り狂えるようなものを。バンドでDJするような音楽が出来ないかな。そしてそれを演奏する空間から自分でプロデュースする。舞台をつくり、レーモンルーセルばりの夢のような世界をつくる。ライオンとかでてきそうな。人間が宙とか浮きそうな。そしてラリーレヴァーンだやはり。場所を借りよう。
山(SAN)。なんかでてきた。UNDER GROUND でも OVER GROUNDでもなく、SUPER GROUNDでいこう。

2006年5月21日(日)

昼すぎ午後二時起床。昨日のおかげで全身筋肉痛。健康の証拠。遅いお昼は獅子唐パスタ。スープ。ふぅ作。頭の中に「MADE IN SEVEN ELEVEN」という言葉が突如入ってくる。メモ。そのまま外出。高円寺。紅茶が飲みたくなったので、紅茶専門店G CLEFへ。ダージリン ファーストフラッシュ フグリ農場を頂く。ダージリン セカンドフラッシュ キングストン農場のも頂く。一緒にプレーンワッフルも頂く。うまっつ!、。週末の贅沢。
そのあと、新宿へ。伊勢丹。なんでもここにコムデギャルソンの香水が売っているらしく、ギャルソンの服なんて着たこともないんだけど、なんかそこの匂いがへんなものがいっぱいあるとかで、臭(クサ)党幹事長の私としては、見逃せないわけで、いってみた。
臭党とは足の匂いや、絆創膏を長らく付けていたあとに剥がした時の匂いや、ツバが乾いた匂いや、歯垢が固まったピーナッツの破片みたいなやつの匂いなどは文化であると提唱する集団である。構成員は現在3名。日々臭いことにアンテナを張っている。
そこで色々出してもらった。まずは風に運ばれてくる洗濯物の匂い。ちょっと酸っぱい。次は印刷機のトナーの匂い。いや、これはすごくいいぞ。次はバジルの畑の匂い。土の匂いもする。次は京都という炭の匂い。最後はガラムマサラの匂い。これが一番始めにつくられたらしい。印刷機に惹かれ、no.71を購入。箱がかっこいい。
帰ってきて、夕食、鳥ごぼう丼、おすまし、焼鮭。ふぅ作。亮太も一緒に夕食。サッポロビール。今日はまた新しいバンド結成の日。といってもまだボクと亮太の二人。今度はスーパーハウスバンド。だ。ダンスミュージックをする。ただただ踊ってしまうような、バンドなんか見らズに踊っちゃうようなバンド。バンド名は「LEVAN」だ。勿論、LARRY LEVANからとった。どれかいないかということで、亮太が会社の同僚DENちゃんに電話。 なんと今すぐきてくれるそうだ。そうそうそのフットワーク。彼はキーボード弾きの、漫画研究家のようだ。漫画の知識が凄い。そのまま西荻のスタジオUENへ。広いスタジオ借りる。またいつものようにいきなり曲作り。二時間で6曲できた。これはおもしろいかも。そのあとミナミに電話する。彼もアーサーラッセルをボクが最近興味持っているのを知ってくれていて、毎週日曜日集まれるという。 なんだか始まりそうだ。

2006年5月20日(土)

タワーレコードでdvd、「MAESTRO」購入。これはニューヨークアンダーグラウンドダンスの黎明期の記録。ラリーレヴァントdavid mancuso, the loft , paradise garage the garallyのドキュメンタリー。凄いの一言。とにかくこういう音楽を聴きながら踊りたくなり、調べていたら、今日たまたまyellowでガラージハウスの高橋トオル氏がやっていたので行ってみる。はじめは10人もお客さんいなかった。 12時過ぎにDANIEL WANGという西海岸の中華系DJがやりはじめたら、凄い人ごみになってきて、もうそれは大盛り上がり。久々のボク、興奮して、一番前で踊り続ける。休憩無しで。深夜3時30から、godfather。larry levanの曲もがんがんかけていて、これらの音楽は家で聴いているだけでなく、こういうところでかけるのが一番いいとわかる。朝6時までスポーツのごとく、しっかり踊り続け、大満足で帰る。帰りにやっぱりバンドをもう一回作ると決める。

2006年5月19日(金)

荻窪、ル・クール・ピュヘ。ハマを連れて行く。彼はシェフ。一緒にピュの料理を堪能する。やっぱりうまい。安い。信じられ得ない。ハマもビビっていた。バイクで家まで帰ってきて、うちで麦酒。ファットボーイスリムが今日幕張メッセに来ている。気になる。いきたい。4年前に行った時はノーマンクックの右腕のティムを東京観光に連れて行ったなぁとしばし、思い出す。東京タワーと銭湯と、うちの前の家、4畳半カトレアハイツ。でも雨で萎えて、やめちゃった。

2006年5月18日(木)

arthur russellの最近また発売された、first thought best thought購入。ヤフオクでshuggie otisのinspiretion information再発盤購入。幾つかアイデア登場。メモ。全てのアイデアを殺さず、頭の中で培養しよう。何をしようとか、固めることなく、流れるように流れよう。自分が分散して拡散している姿を楽しんでみよう。ドアは全部開いてみよう。閉じないまま。鍵も閉めないままで。とか、いろいろ思う。このごろ。 ただ体動かすこと全てが自分にとっては仕事なわけだ。それはとても興奮することだと思う。本読んでるとき、寝ているとき、バイトしているとき、全てが四五十だ。

2006年5月17日(水)

タワーレコードでアーサーラッセルの新譜購入。bergにて生麦酒とフライドポテト。その後、今日は久しぶりに夢飯にいった。マレー風カレー&ロティ。ロティというのはナンみたいなものだが、もっとしっとりしていて、デニッシュ風。これがほんのり甘くておそろしくうまい。250円。今日は蜂蜜とピーナッツとシナモンがかかったスイートロティまで食す。満足。
最近は70年代前半からのダンスミュージック黎明期の歴史に興味が完全に傾いているが、それらのゴッドファーザーが存在することが判明。名を、DAVID MANCUSOという。彼はまだ、ハウスもクラブもなかった68年に自宅で「LOFT」というプライベートパーティーを開いていたそうだ。毎日、土曜日のパーティーのための準備に費やしていたそうだ。彼は一切MIXをしない。一曲一曲きちんと一台のターンテーブルでかける。 そのためにかなりいい機材を自分で考えたオリジナルシステムで音を出していたそうな。いわゆる音だけでなく、音響、空間、全てをデザインしようとしたのだ。それがなんとまだ今でも継続されているらしい。凄すぎる。DVDがあるようなので、これは見ないとね。

2006年5月16日(火)

師匠より連絡。今東京いるらしい。なんでも表参道にギャラリーを作っているのだそうだ。場所を見てみないかとのこと。展示もできるかもしれないとのこと。ちょうど六月には写真引き延ばしが完成するのでタイミングとしてはすごくいいかもしれない。
サイバラ「ぼくんち」これは一体なんだろ。またまたあ違う感覚の世界。じゃがたらの「ロビンソンの庭」サウンドトラックが西荻のつぶれそうな中古レコード屋にあり、即買い。聞いていたらなんか「てなもんやコネクション」見たくなった。
近所のコーヒー屋にいく。渋い。まずい。家でコーヒー煎れる。うまい。なんじゃこりゃ。やっぱりマキシムの炭焼きコーヒー豆なのよねぇ。これが一番。

2006年5月15日(月)

ブルースが製作費振り込んでくれるらしい。助かります。自宅周辺の農地探訪。一カ所あるんだな。凄くいい場所。なんとか接触してみたい。島忠にいく。展覧会用の実寸0円ハウス制作のため。材料をどうするか、完全に路上から調達するか、レプリカの精度をあげるためには幾つかは購入した方がよいのではないかと。庭はとりあえず寝かしといて、次は展覧会用の準備を早急に。
しかし、アーサーラッセルに影響を受け、家で作曲。何かやろうと思うと、他にもやろうと思ってしまい、ついギターに手が。そういう時は15分だけ時間を与えて、満足させてすぐに忘れさせるべし。

2006年5月14日(日)

朝、巣鴨で朝食。その後、昼過ぎに帰宅。二時に原さんと小倉さん来宅。ゼロックスのプリントの仕上げ具合をチェック。これでいこうということになる。アムステルダムのキューレーターからも何らかのリアクションがあったようでどうなるかな。やっぱりタイに行きたいのでそこら辺がうまくいけばいいのにと話す。ヴィデオ渡す。
roy ayersの曲聞く。この人はヴィブラフォン奏者なのだが、ほとんど楽器を弾いていなく、歌っているだけの曲など有り。プロデューサーとしての役割も持っていた、複合的な音楽家。arthur russellの思考ともカブッテいるような気がしていて、最近注目している。しかし、アルバムがオニのように出ていて、資料収集に苦労。
編集王第6巻。ユージュアサスペクツ観る。うーん。
FBPにてペンネカルボナーラ、パンチェッタピッツァ食す。

2006年5月13日(土)

今日はオヤジの還暦祝いと姪っ子のお食い始めと母の日合体させて、巣鴨の美帆宅で会食。花新宿駅で購入。還暦祝いには定本木村伊兵衛デラックス。鯛まるまる塩焼き食す。久々の姪っ子は成長著し。生後6ヶ月の赤ちゃんは音の高低差、体の動きの伸縮、によく反応するようだ。一体どんなふうに見えているのかね。いいちこ飲んでそのまま巣鴨スリープ。

2006年5月12日(金)

ファンクという言葉はあっても、ファンクミュージックというのはないような気がする。ファンクはロックの中にも、J-POPの中にも、クラシックにも感じることができる。それが僕にとっては酒飲みながら、飲み屋の空間を名建築だなぁと思うのに似ていると感じたら、一瞬、ふぁっつと頭の中が広がったみたいになった。
ギャラリーフェイク、グリーンヒル、購入。もう完全に中毒状態ですな。

2006年5月11日(木)

代官山UNITにて、GOLDEN SESSION見に行く。BONOBOSとKODAMA DUB STATION。すこし期待したが、結果はうーん。もう少しグルーヴがあるのカナと思っていたらそれよりも形としての「曲」が強い。特にノルこともできず、がっかり。しかし、こんどUNITになんとESGが来日するらしい。これは大ニュース。

2006年5月10日(水)

最近は承知の通り、ヴィデオやと古本屋に頻繁にいっているわけでありますが、そこで感じることがある。ボクは店の中で立ち読みをしたりして、見つけて買うことはゼロだ。ヴィデオ屋も然り。いく前に十分調査を行っていくわけである。紙に漫画だったら出版社、できれば雑誌名、作者、題名を書き込んでいく。だいたい古本屋は出版社、各雑誌の順番に綺麗に並んでいるのでそれだと見つけやすい。 ボクは真っすぐ紙を見ながら捜索し、素早く見つけ出し、すばやくあまり悩まず購入する。その時にこの膨大な書店から今までは気づきもしなかった漫画をピンポイントで見つけることがとても不思議に感じる。なんというかデジタルな脳を使っているような気がする。人力グーグル検索状態。なんでもない古本屋が突如魔法がかかったように広くみえる。ピンポイントで見つけることが逆に広さを感じさせる。
凄く美味しい店でなじみになると、そこの人が好きな店を教えてくれたりして、そこにいってみるとやっぱりすごくいい。そういうふうなものの「見つけ方」は比例じゃなくて、等比数列的にうまくいく。見つけ方というのは人間にとって非常に大事な部分であるといえるかもしれない。なんとなく次のあいであになりそうだ。グーグルなどの検索サイトが今後を支配しそうなこともわかるような気がする。何か知識を知っていることが重要ではない。その知識を導きだす法則を知っている方がよりよいと思う。
膨大な古本屋から一冊のなかなか見つからない、おもろい漫画を手にして帰るとき、ふと思った。今日は「ぼくんち」サイバラ、「SINK」いがらしみきお、「エイリアン9」富沢ひとし、「編集王」土田世紀、購入。「エイリアン9」、新境地。
この前みつけたコマ送りダンス映像。やばいです。

2006年5月9日(火)

庭、完成。とりあえずこれで一回終らせて色んな人に見せてみよう。原さんより知らせ、タイとインド研究申請、不採用とのこと。そんなこともある。アムステルダムでも展覧会をやりたいといってくれている人がいるらしい。よいことではないか。UNITのボノボのライブ、チケット購入。6月のゆらゆら帝国とVOREDOMSの日比谷野音、チケットゲット。7月は維新派だしね。ふふふ。グラディウスがしたくなる。庭のトマトが凄い。凄い。 近所で殺人事件。怖い。目と鼻の先。「マッハ」を観る。これは凄いよ。トムヤンクン今上映中。みたいね。今後の予定、しばし考える。

2006年5月8日(月)

ダンス、ダンス、ダンス。マイケルジャクソンのムーンウォークとジェイムスブラウンのファンクの映像。ブレイクダンスの映像諸々みまくる。その中で、コマ送りのダンスがあり、それ見たらビビった。
アーサーラッセルの研究。やっぱりこの人は気になる。元はビートジェネレーションで、そっから現代音楽、そして、NYでラリーレヴァンとあってしまってダンスミュージックに。それで彼がつくる音楽はビートが全面にでてきていない。むしろ控えめだ。でもノリがないわけではない。むしろその逆だ。ノリ乗りを最大限まで我慢することによって、反作用を起こさせる。現代人も踊りたいのだということをほのめかしているようだ。マイコーのムーンウォークも勿論いいけど、痙攣的な踊れない人が踊ろうとする行為に興味は傾く。
海洋堂の本読んでいたら、こっちまでやる気になってきた。型を求めるな。自分の体型にあった無理のない、がむしゃらを非効率的に出していこうと思った。無駄を無駄にしないように変換していくのではなく、無駄のママ、無駄らしく、突っ込め。
夜、「メメント」観る。これもまた面白いのではないか。はじめはいろいろ筋が通っていないとか考えていたが、そういうことではないのではないと思うようになっていった。この話はまず、主人公が人を殺すところからはじまり、それがどういう風になっていったかを時間が遡っていくという、過去へ向かっていく映画。主人公はしかも、病気で記憶が10分間しかもたない。それでメモを自分の体などに刻みながら、10分後の自分にメッセージを与えていく。 見ていると、本当に自分まで記憶がとぎれとぎれみたいに感じられる。よくよく考えたら、酔っ払った時や、興奮した時もこういう映像の状態になるなと体験したことがあるような映像が続く。事実がよくわからなくなっていく。本当の事実も実際はよくわからないかもしれないという、観測者がいる視点。相対性理論の日常バージョンのような感じか。

2006年5月7日(日)

パハリと鍋とタムと大森集合。今日はネパール料理研究会。そのままバスにのって、行ったこともないような大森の住宅街。ここにパハリの友人がやっているネパール料理屋がある。表向きはインド料理屋だったけど。一番はじめはアチャという漬け物のようなものが出てきた。たけのこ。ジャガイモ。うまいなこれは。おかわり。麦酒はネパールオリジナルはないらしい。マハラジャで乾杯。二杯目はネパールオリジナルラムを頂く。 強いけど香りよし。おかわり。カレーはラムとキーマとダール。ダールうまい。ラムは少し臭かった。ラムはオーストラリアのは臭いけど、ネパールとか内陸のラムは臭くないらしい。ナンは色んな種類があって、ボクは蜂蜜がかかっているハニーナンにはまってしまい、おかわり。ネパールの色んな話をきく。カーストとか。神様とか。パハリはバラモンらしい。ネパールの友人同士は冷蔵庫の中も開けていいし、携帯だってみていいらしい。 何時に電話してもいいらしい。だからこの前深夜二時頃かけてきたのか。なんだか、逆に海外に来たみたいだった。帰りは歩いて大森まで。

2006年5月6日(土)

多重人格探偵サイコ購入。バタフライエフェクトのような。それにしても掘り出していくと意外と知られていない面白い漫画がちらほら出てくる。次はサイバラにいってみようかと思案中。
午後、作業。とりあえず一区切り。

2006年5月5日(金)

テレビを辞めてまもなく一年。とてもいい時間がすごせるようになってきたのはいいが、今日、ちらっとよそのテレビでみた亀田兄弟の裏いっているようで、じつは無駄のない哲学のような、エンターテイメントにやられ、弟宅でテレビ観戦。朝日ドライがお供。結果は圧勝だったわけだが、ぼくはそれよりも二人の試合の間に流れていた、三男、和毅の特集にぶったまげた。三男が一番ヤバいって、、、。どうなっとるのでしょう。
その後、音楽、書物、漫画、もろもろについてアルコールブレインストーム。よって、海洋堂の発想、マイルスデイビスget up with it借りてかえる。
深夜夜も更けたころ、ネパール人パハリから電話。なんでもネパールの特集がテレビでやっていたらしい。それを伝えようとする、きみに乾杯である。これはネパールいってみなければね。
JAMES BROWN SUPER BAD

2006年5月4日(木)

ずっと昔、自分の家に喫茶店が合体していて、二階は宿になっていて、喫茶店の裏は印刷工場で自家生産で本がつくられ、地下はスタジオがあり、レコーディングが行われ、そのままレコードが出来上がる。ソンな場所をつくりたいと漠然と思っていた。そして、知らん間にそんなのはどっかに忘れたままに最近はいた。
なんだか知らんが、その時の、二十歳の頃の妄想がムクリと起き上がって来ている。というか自分がなにも変わらずやりたいことはそれだったのかと二度気づいた。全体運動。旋回。あの時の直感と、二周回おくれの体験が、ばったり会う時は、なにかの前触れであると思え。これはつねに頭に入れておいている自分へのヒント。
なんだかもうどうでもよくなってくる、あの自由な時間帯を求めている。
求めていても、それは手にできないのだけれどね。気づいたら、そうなっていた。でもその時に、きちんと、おーきたきた、と言えるように毎日なにも考えずにくらしたい。
今日は頭の中の出来事日記。

2006年5月3日(水)

インファナルアフェア観る。すごいこの香港映画。トニーレオンに卒倒しそうになる。というか彼が画面に出ていない時に僕は一瞬ホームシックになる。又出てきた時にほっとする。いったいこれはなんなんだ。脚本が手込んでいて、ひさびさの快感。バタフライエフェクトよりいいかもしれない。2も3もあるらしい。最近の映画は長続きはするかわからないが、その直感を感じさせてくれるものがたまにある。 不思議とそういう映画はジャケットがダサカッタリ、裏の解説よんでもよく分からないのが多い。漫画も同じ匂いがする。こういう現代のものは僕は今までほとんど探ってきていないだけに、近所のヴィデオショップに宝が隠されていると思うと、うかうかできなくなっている今日この頃。
夜はルクールピュ。ここは天国だ。

2006年5月2日(火)

午前中書き物。午後、のらぼうやにて、リョウタ、ふう、タンゴ、マユミン、ハラノクン集合。集会。のらぼうやの絶品料理久々。最近のボクの飯と漫画しか書かないのをつっこまれる。様々な話。そして、のらぼうの場所のエナジー。岐阜の恵那山のエナはエナジーからきていると友達はいっていたが、それは本当だろうか?のらぼうの店長は本当にいい。最後のサツマイモ入りの卵焼きに一同やられる。
マユミンハラノクンは終電でかえるが、その後は西荻基地で、というか自宅でなぜか立ち飲み。うぬぬ。こうやると意外と話は弾む。

2006年5月1日(月)

昼飯、亮太と駅前、「はつね」でラーメン。なんだここは、うまい透明スープ、店内の内装も絶妙。名建築。そのあと古道具屋「無相創」。肉屋の「とらや」でコロッケ、メンチ、ハムかつ、ワインあけて、音楽研究。気楽な平日。
本屋で「イリヤッド」購入。考古学漫画。どうかな。
味のきんせいで生姜焼き定食。790円。
レンタルシップで「セルラー」借りるが、駄作。
やっぱりこういうのは駄目だ。「七人のマッハ!!!」にすれば良かった。最近懐かしい人からの連絡が相次ぐ。人が連絡するタイミングというのも不思議だ。
連絡がこないときは誰からも来ないぐらいなのに、一度来ると、なんだか連鎖反応してどんどんくる。なぜだ。電話の電波ってそういうものなのか。ライアルワトソンが電話は意思をもっているという逸話を書いていたが、まんざら嘘でもないらしい。たまに誰とも分からない留守電はいっているもんあぁ。んっ?それはヤバいか?
人間同士は目には見えないが、電話線のようにおのおの繋がっているはずだ。群れる動物ですもんな。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-